サメの生態・水族館の魅力

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サメの生態・水族館の魅力

~しながわ水族館を訪ねて~

8月12日公開『海底47mは、檻の中から野生のサメを鑑賞する“シャークケージダイビング”に挑戦した姉妹のパニック映画です。古くは「ジョーズ」や不朽の名作「チコと鮫」、心温まるアニメ映画「シャーク・テイル」などサメは意外と人気キャラクター。今回は、夏休みで賑わうしながわ水族館館長野田様小松様瀬川様にサメの生態や水族館の魅力を教えて頂きました。

写真は左からしながわ水族館の小松さん、瀬川さん、館長の野田さん

2匹のシロワニ

しながわ水族館ではシロワニを始め、数種類のサメが飼育されています。

アシカやアザラシを好んで食べるホホジロサメなどとは違い、シロワニはおとなしいサメと言われています。しかし、シロワニは全て同じ、皆おとなしいと一括りにすることはできません。例えば、しながわ水族館で飼育されている2匹も、色や大きさが違います。さらに観察していくと、泳ぎ方や行動にもそれぞれ違いがあります。餌に関しても、今はマアジを食べていますが、サバやイカを与えていた時期もあります。一元的にコレを食べるということではなく、個体差やタイミングにより変化します。

この2匹のシロワニ水槽には、生き物が持つ命、そしてそれぞれの命が持つ個性が凝縮されていると言えるでしょう。ちなみに、「シロワニサメ」ではなく「シロワニ」が正式名称です。

他にも、水中ショーでダイバーが抱っこするトラフザメもいます。こちらのショーは毎日開催しており、タイミング良くダイバーにサメが近寄ってくると、サメの抱っこを観ることができます。

迫力満点のシロワニ
他の魚と同じ水槽にいるトラフザメ

シロワニ水槽の清掃、侮るなかれ

サメ飼育を担当している瀬川さんに、シロワニ清掃の本音を語って頂きました。

サメ飼育担当瀬川さんの清掃着。破けることはありませんが、上から嚙まれたら皮膚は・・・

「確かにシロワニは大人しいと言われています。でも、それはあくまで一般論であり、怖いから本当は清掃で水槽に入るのは嫌いです。

空腹時に清掃しようとすれば当然危険を感じます。餌食いはどうか、変な行動をしていないか等日常のあらゆる行動を考慮し、清掃を行うタイミングを見計らっています。2匹いますから、どちらか一方が空腹でもできません。

清掃に入ると1時間半くらいは作業をしますが、シロワニからすると、私は外部からの侵入者。彼らも徐々にイライラが募ります。1時間以上経つと、私の上をグルグル回り出すこともあります。そうなるといよいよ黄色信号です。サメをガードしている監視員の網は、私を守ろうとサメに近づき、サメの行く手を遮ります。するとサメはさらにストレスを感じます・・・。こうなってくると清掃は切り上げるしかありません。」

瀬川さん出演清掃の様子はこちら https://www.youtube.com/watch?v=t3PFZQ1kDyE


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