- Home
- 映画評
カテゴリー:映画評
-
コロナ禍以後の音楽シーンの行方は―必見の音楽ドキュメンタリー『リアム・ギャラガー:ネブワース22』
【音楽に注目!新作レビュー】 『リアム・ギャラガー:ネブワース22』 今年6月に開催され、2日間で16万人を動員したリアム・ギャラガーの英ネブワースで行われた野外ライヴの模様を追ったドキュメンタリー。ネブワースは26… -
アルモドバル監督が生きづらさを感じる現代女性にエール、映画『パラレル・マザーズ』
【音楽に注目!新作レビュー】 『パラレル・マザーズ』 『そして父になる』『もうひとりの息子』など赤ちゃんの取り違えを題材にした映画で名作は少なくない。アルモドバル監督もふたりのシングルマザーが陥った境遇を軸にしている… -
インド映画は期待を裏切らない!『私たちの場所』ワールドプレミアはイチオシ!第35回東京国際映画祭
第35回東京国際映画祭の「アジアの未来部門」に選出されたインド映画『私たちの場所』(A Place of Our Own)。 監督は特定の個人ではなく、インド中部のボパールを拠点に活動する創作集団「エクタラ… -
スペインの美しい日常と、繊細な心理描写!見事な脚本は何度も観たくなる1本!映画『マンティコア』
第35回東京国際映画祭の記念すべき一本目は、コンペティション部門から『マジカルガール』(14)でサンセバスチャン国際映画祭最優秀作品賞を受賞したスペインの俊英カルロス・ベルムト監督の最新作『マンティコア』。 … -
坂本龍一がテーマ曲を担当、新鋭コゴナダ監督が描く喪失 映画『アフター・ヤン』
【音楽に注目!新作レビュー】 『アフター・ヤン』 前作『コロンバス』が高く評価されたコゴナダ監督が今回描くのは、AIロボットのヤンとともに暮らす家族の暮らし。ジェイクとカイラは兄のように彼を慕う養女のミカのために、故… -
クリステン・スチュワート自身の孤独と重なる、映画『スペンサー ダイアナの決意』
【音楽に注目!新作レビュー】 『スペンサー ダイアナの決意』 ドキュメンタリー『エリザベス 女王陛下の微笑み』をはじめ英王室をめぐる映画が次々に日本公開されているが、パブロ・ラライン監督は今作でダイアナ元皇太子妃が過… -
ループものの新機軸登場!映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』
【音楽に注目!新作レビュー】 『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』 繰り返される日常をSF的設定に落とし込む、という意味で“タイムループもの”はしばしば用いられる設定だ。 今作の… -
アジカンの主題歌がエモーションをかき立てる!劇場版『四畳半タイムマシンブルース』
【音楽に注目!新作レビュー】 劇場版『四畳半タイムマシンブルース』 大学生の飾らぬ日常とともにストーリーの骨格となるのは、主人公の「私」こと「田村くん」と、同じ映画サークルの明石さんの恋の行方だ。序盤はあくまで憧れの… -
ロック&青春映画の原点が初ロードショー! 映画『ロックンロール・ハイスクール』
【音楽に注目!新作レビュー】 『ロックンロール・ハイスクール』 1979年に制作されるも日本では未公開、これまで特集上映のなかで上映されるのみだった幻のロック・ムービーが、遂にロードショー公開される。製作総指揮をとる… -
繊細で大胆、名優アマルリックが描くひとりの女性の彷徨『彼女のいない部屋』
【音楽に注目!新作レビュー】 『彼女のいない部屋』 フランスの名優マチュー・アマルリックが監督を務め、昨年のカンヌ国際映画祭 [カンヌ・プレミア] 部門に公式出品された今作は、アマルリックからの観客への挑戦のよう… -
驚きと共感の嵐!殺し屋と6人の女の子の合宿生活描く映画『グリーンバレット』
【音楽に注目!新作レビュー】 『グリーンバレット』 殺し屋たちの生活に密着する、というありそうでない設定で話題をふりまいた『最強殺し屋伝説国岡[完全版]』の続編となる今作は、阪元裕吾の持ち味である手加減のないアク… -
ダンサーたちの飾らない表情が胸に迫る、『新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり』
【音楽に注目!新作レビュー】 『新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり』 フレデリック・ワイズマン監督の『パリ・オペラ座のすべて』(2009年)をはじめ、『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』(2016年)『新世紀、…