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映画『ゴッホ~最期の手紙~』
- 2017/12/4
- サスペンス, ノンフィクション(ドキュメンタリー), ヒューマン・ドラマ, 作品情報, 注目映画
- あらすじ, エイダン・ターナー, エレノア・トムリンソン, キャスト, クリス・オダウド, ゴッホ, シアーシャ・ローナン, ジェローム・フリン, ジョン・セッションズ, ダグラス・ブース, ネタバレ, ヘレン・マックロリー, レビュー, ロベルト・グラチーク, 最期の手紙
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世界初、全編が動く油絵で構成される珠玉の体感型アートサスペンス映画
ファン・ゴッホの名画の数々が彼自身の死の真相を再構築する――
【イントロダクション】
燃えあがるような情熱を感じさせる個性的な筆致で、いまも世界中の人々を魅了してやまない天才画家フィンセント・ファン・ゴッホ。彼ほど多くの伝説と謎に包まれた芸術家は、ほかにはいないだろう。弟テオの献身的な援助に依存していた。ゴーギャンとの共同生活が破綻したことで精神を病み、自分の耳を切り落とした。生前はたった1枚の絵しか売れなかった。
好色家、狂人、天才、怠け者、探求者……。さまざまなレッテルを貼られたゴッホの人生は、いまでは彼が書き遺した手紙の中から解明され、神格化されている。その人生はすでに何本かの映画でも描かれてきた。しかし、私たちはゴッホの実像を本当に知っているのだろうか?
【あらすじ】
1891年の夏。南フランス・アルル。無気力な日々を過ごしていた青年アルマン・ルーラン(ダグラス・ブース)は、郵便配達人の父、ジョゼフ・ルーラン(クリス・オダウド)から1通の手紙を託される。それは、父の親しい友人で、1年ほど前に自殺したオランダ人画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(ロバート・グラチーク)が弟・テオに宛てて書いたまま出し忘れていたもの。パリに住んでいるはずのテオを探し出して、手紙を届けてやってほしいという。
アルルでは、自分の耳を切り落として精神病院へ送られた外国人の画家は評判がいいとは言えなかった。彼を知る警官によれば、ゴッホが病んでしまったのは、彼が画家たちの宿にしたいと願った“黄色い家”に友人のゴーギャンが来たことが原因だという。疎まれていた友人に対する父の思いにほだされるように、願いを聞き入れたアルマンはパリへと旅立つ。テオの消息をつかめないまま画材商のタンギー爺さん(ジョン・セッションズ)を訪ねると、そこで聞かされたのは意外な事実だった。兄フィンセントの死にうちひしがれたテオは、その理由を自問しながら半年後、後を追うように亡くなったというのだ。
タンギー爺さんはアルマンに、フィンセントのことを語って聞かせる。テオによれば、フィンセントは幼いころから不幸な子どもだった。自分が生まれる前に死産でこの世を去った同じ名前の兄がいて、本来愛されるべきは兄だと、自分は疎まれていると感じていたという。画商、牧師の道を志すも挫折。28歳にしていまだ無職の彼は、テオの献身的な援助を受けて絵筆をとる。パリに出て芸術家仲間と交わるが、彼らから学ぶと南仏へと向かった。たった8年で素人から仲間に一目置かれる画家にまで成長したフィンセントが、こんなに早く死んでしまうとは。
父の友人に対して自分が偏見を持っていたと気付いたアルマンは、その死に疑問を抱く。フィンセントが最期の日々を過ごしたオーヴェール=シュル=オワーズでの主治医、ポール・ガシェは「完治していた」と言っていたのに、なぜ自分を撃ったのか?
真相を見つけ、手紙を受け取るべき人を探すため、アルマンはオーヴェールへと向かう。ガシェ医師の家を訪ねるが、彼は数日の間、留守だという。「あの人は邪悪な人だった」と言う家政婦ルイーズ(ヘレン・マックロリー)の証言を不審に思いながら、ガシェを待つことにしたアルマンは、ラヴー宿に逗留する。そこはフィンセントが最期の10週間を過ごした場所だった。
■ 予告編
■ 出演
ダグラス・ブース
ロベルト・グラチーク
エレノア・トムリンソン
ジェローム・フリン
シアーシャ・ローナン
クリス・オダウド
ジョン・セッションズ
エイダン・ターナー
ヘレン・マックロリー
監督・脚本:ドロタ・コビエラ、ヒュー・ウェルチマン
製作:ヒュー・ウェルチマン、ショーン・ボビット、イヴァン・マクタガート
制作総指揮:デヴィッド・パーフィット、ローリー・アーベン、シャルロッテ・アーベン、エドワード・ノエルトナー
撮影監督:トリスタン・オリヴァー、ウカシュ・ジャル
衣装:ドロタ・ロクエプロ
編集:ユスチナ・ヴィアージンスカ、ドロタ・コビエラ
絵画責任者:ピョートル・ドミナク
視覚効果責任者:ウカシュ・マツキェヴィッチュ
制作責任者:トメク・ウォツニアク
■ 音楽
クリント・マンセル
ブレイクスルー・フィルムズ
トレードマーク・フィルムズ
シルバーリール・エンターテインメント
字幕翻訳:松浦美奈
字幕監修:圀府寺司
2017年/イギリス・ポーランド/96分/カラー
原題:LOVING VINCENT
提供:パルコ、NHKエンタープライズ、カルタクリエイティブ
配給:パルコ
宣伝:太秦
■ コピーライト
© Loving Vincent Sp. z o.o/ Loving Vincent ltd.
■ 公式ホームページ
www.gogh-movie.jp
■ 公開表記
11月3日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国順次ロードショー!
※映画ログ会員の評価・感想・ネタバレ※
・ゴッホの絵画が動くなんてもう、素晴らしすぎる。
・アニメというより動く油絵を大スクリーンで観ている様でした。ストーリーは、ゴッホ最大の謎である死の真相を確信を持って描いたと言えるのではないでしょうか。シナリオを自然に受け止める事ができて、かつ静かな迫力をもっています。ゴッホの人間性を狂気の一言で切り裂いても、なんの意味もありません。
・途方もない孤独の奥底に、普通の人間では到底理解できない程の愛情を抱えた天才フィンセント・ファン・ゴッホ。時には激しい諍いに発展した彼の感情は、小さな頃から親からも周囲からも愛情をもらえなかった証だったと分かります。会場ではそっと涙を拭いている人が多かった。エンディングの曲も心地よい。凄い作品です。オススメ!
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