一番強い者【トーキョーノーザンライツフェスティバル2018】映画予告動画キャストとあらすじやストーリーネタバレ「評判・レビュー」
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2月13日(火)、渋谷のユーロスペースにてトーキョーノーザンライツフェスティバル2018より、「一番強い者」が上映されました。映画ログスタッフのレポートです!
レポート
1929年に公開されたサイレント映画。柳下美恵氏のピアノのライブ演奏で盛り上げて、字幕でストーリーを追っての鑑賞です。当然俳優さんの声は聞けませんので、演技・表情で雰囲気をつかみ、字幕を見て「そういうことだよね」と納得したり、「この展開はもしや、、、」など自問自答できるのもまた面白く、むしろ新鮮味すら感じます。
柳下さんのピアノはスクリーン横に置かれ、小さな楽譜用のブルーライトをつけて映画の始まりにあわせてスタンバイされます。そして、作品が上映されている106分の間、柳下氏はあえて「沈黙」と「間」を創り出す以外は、まるまる弾きっ放しです。そんな状況の中でも、最後まで音色は柔らかく、緩急があり、俳優の演技を強調したりしながらも、視覚と溶け合う音色のバランスを保っていました。
現代では映画音楽があること自体が当たり前ですが、視覚以上に聴覚は観客に大きな影響を与えていることにも気付かされます。
映像は1920年に北極で撮影された記録映像に、A・シェーベルイ監督【1903-1980、スウェーデン出身、「もだえ(1944年)」「令嬢ジェリー(1951年)」で第1回、第4回カンヌ国際映画祭グランプリ】が後に撮り足したドラマ部分を結合させ創り上げた作品です。
CGによる視覚効果はなく白黒映像でもって、北極での狩猟風景を現実さながらに活き活きと伝えてくれます。ボートのへりに脛(スネ)を何度もぶつけながらも前へ前へ進む姿などは、狩猟に無我夢中だった当時の様子がうかがえます。
ラブストーリーにありがちなハプニング!?などは今も昔も変わらないな、と思わせてくれます。
《柳下美恵のピアノdeシネマ2018のご紹介》
○3/2(金)19:30~

作品:『ミカエル』1924年ドイツ89分 TNLF2015で高評価の作品

場所:アップリンク渋谷

※柳下さんのご紹介:サイレント映画ピアニスト柳下美恵さんインタビューはこちら
作品情報
【ストーリー】

北極での狩猟に雇われた水夫のオーレと船長の娘インゲボルグは惹かれ合うが、彼女には婚約者がいた…。A・リンドブロムが1920年に北極で撮影した記録映像に、A・シェ―ベルイが後に撮り足したドラマ部分を巧みに結合させ創り上げた奇跡のアクション・ラブストーリー。息をのむような迫力ある映像と俳優たちの生き生きとした魅力に圧倒される。
■ 予告編




■ 監督
アクセル・リンドブロム

アルフ・シェーベルイ

スウェーデン・ストックホルム出身の映画監督・脚本家。数々の優れたモノクロ作品を制作しており本作は第1作目。その後、 1944年の『もだえ』と1951年の『令嬢ジュリー』でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞。第二次世界大戦後のスウェーデン映画発展に多大なる貢献をし、今日のスウェーデン映画にも大きな影響を与えていると言われている。
■ コピーライト
1929年 / スウェーデン / スウェーデン語(Swedish) / 106min
■ 公式ホームページ
http://tnlf.jp/






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トーキョーノーザンライツフェスティバル2018

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