ストロベリー・デイズ【トーキョーノーザンライツフェスティバル2018】映画予告動画キャストとあらすじやストーリーネタバレ「評判・レビュー」
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2月14日(水)、渋谷のユーロスペースにてトーキョーノーザンライツフェスティバル2018より、「ストロベリー・デイズ」が上映されました。映画ログスタッフのレポートです!
レポート
2017年に公開されたスウェーデン映画。
舞台となっているのは収穫期を迎えたスウェーデンのいちご農園。主人公ヴォイテクはポーランドから両親とともにやってきた出稼ぎ労働者です。スウェーデンでは、肉体労働や単純労働を減らす、もしくは外国人労働者を使うような政策がとられているようです。しかし、一方で産業の成長が鈍化し、単純労働は低賃金の外国人に依存しているため、スウェーデン人の失業率の高さも問題となっているようです。そのため、スウェーデン人が隣国ノルウェーに出稼ぎに出るケースも多いとか。日本の皆さんがスウェーデンに持つ、福祉や教育が充実していて、イケアやボルボなど優秀な企業も多い。何かとポジティブなイメージが多いスウェーデンも問題がないわけではないようです。この映画は、間接的にノルウェーに出稼ぎに行くこと、若者の怠惰などに触れており、スウェーデンについて知らないことが沢山あることを想像します。

ヴォイテクは自分の感情を自由に表現できない複雑な状況に陥ります。母親の体調が悪くても救急車さえ呼んでもらえないなど、本来誰にでも認められるはずの【平等】という基本的な権利さえ奪われている現状。そんな彼が想いを抱いたのはイチゴ農園のボスの娘・アンネリ。素っ気ない振舞いの彼女もまた両親や友達に疑問を持っています。住む場所を完全に隔離し、名前を教えることもなく、会話さえしないスウェーデン人と出稼ぎ労働者。その大きな壁に純粋に向き合う二人。

パーティーで酒を飲み、みんなで騒ぐことでしか自分の存在を見出すことができない友人達との関係を拒絶するアンネリ。一方で、ヴォイテクとアンネリがお互いの言語を教え合うシーンは違っていることを共有し、認め合っています。まさにこの映画のテーマである【平等】の素晴らしさを自然に美しく描いていました。そして迎えるラストのアンネリの行動にわたしたち観客は行動することの勇気をもらえるのではないでしょうか。
作品情報
【ストーリー】
収穫期を迎えたスウェーデンのいちご農園へ、ポーランドから両親と共に出稼ぎにやって来た15歳のヴォイテク。そこでは季節労働者は差別さ、不当な賃金で雇われているのだった。そんな中、やがてヴォイテクと雇い主の娘アンネリは想いを寄せ合うが…。真夏の太陽の下、静かに燃え上がるひたむきな恋愛を繊細に映し出す。
■ 予告編




■ 監督
ヴィクトル・エーリクソン
■ コピーライト
©Mikolaj Tadeus Urbanski
■ 開催期間
2018年2月10日(土)~2018年2月16日(金)
■ 上映スケジュール
2/12 mon 14:00
2/14 wed 11:30
2/15 thu 19:00

2017年 / スウェーデン、ポーランド /スウェーデン語(Swedish), ポーランド語(Polish), 英語(English) / 93min
■ 公式ホームページ
http://tnlf.jp/
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トーキョーノーザンライツフェスティバル2018

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