オルハイム・カンパニー【トーキョーノーザンライツフェスティバル2018】映画予告動画キャストとあらすじやストーリーネタバレ「評判・レビュー」

2月15日(木)、渋谷のユーロスペースにてトーキョーノーザンライツフェスティバル2018より、「オルハイム・カンパニー」が上映されました。映画ログスタッフのレポートです!!

レポート
16歳の少年「ヤーレ」の父は、「第二次世界大戦」でドイツ軍と戦ったノルウェーレジスタンスの子孫という自負を持ち続けている古い考えの人間だった。

そんな父の合言葉は「団結」。

その団結を家族の中にも持ち込もうとする父と、思春期真っ盛りのヤーレは次第に衝突して行き、親子の関係はギクシャクしていく。誰もが経験する思春期は、ある意味自立の時期でもあり、自分の意思を持ち始める時期でもある。

そんなヤーレの思春期に、父は常に自分の考えを押し付けてくる。

世間を広く知ることで少しずつ生まれてくる自分の考えと、親の意見は常に正しいと思ってきた過去の自分との葛藤。思い通りに行かない理想の家族像からか、次第に父は酒におぼれ母には暴力を振るうようになった。平時は良い父親、お酒が入ると変貌する父親、こんな大人の姿に困惑するヤーレ。

そんなヤーレが関心を持ったのが、人種差別に反対する団体の思想だった。自分の意思を持つことで少しずつ成長し始めるヤーレと、自分の思想や考えを押し付けようとする父親との対立は、もう防ぎようがなかった・・。

そんな父親が亡くなったとの電話を、ヤーレが受け取るところから映画は始まる。
そしてヤーレは少年時代を回想するのだ。

恋愛、学校、メディア、あらゆる情報を吸収して出来上がる人格形成。苦労することで強くなれる子供もいれば、苦労を理由に腐っていく子供もいます。結局、ヤーレの両親は離婚し、家族は四散。ヤーレは大学生となり、彼女との同棲生活を送っていた。母からの電話で父の死を知らされたヤーレは実家に戻り、葬儀の準備に取り掛かります。

そして、母からはスピーチも頼まれていました。

いよいよ葬儀の当日、父の死を知り協会に集まる人の数はまばらだった。そんな空気の中で、葬儀が始まろうとしていたその時、教会にはどこからともなく、存命中の父と親交のあった人々が続々と集まってきた。

これにはヤーレもびっくり。

もしかして、自分の知っている家庭の父と、家庭の外で、自分の知らなかった父の人格があったのではないかと・・。人々からは「生前はお世話になっていた」「良い人だった」「いつも大学に進んだ君のことを自慢していた」「寂しくなる」「死ぬのはまだ早すぎた」など、たくさんの感謝の言葉が。

人間の本質とはわからないものです。たとえ家族だったとしても、その人の本当の人間性を知り得ないこともあるのではないでしょうか。死んでからその人の “本当の姿” を知ることもあります。ヤーレはスピーチの途中で急遽原稿を変えることにしました。それは、今、目の前に集まっている
人々の、父の死を悼む表情を見た上での決断でした。

さて、ヤーレはどんな内容のスピーチをしたのでしょうか。この映画は家族の在り方を改めて考える上で、とても良い機会になるのではないでしょうか。

【ストーリー】
父の死後、ヤーレは少年時代を回想する。理想の家族像を追求するも思うようにいかず、酒に溺れては暴力を振るう父。16歳のヤーレはそこから逃避するように内省的なオルタナティブ・ロックに憧れ、プロテスト運動に参加し始めたが…。独裁的な父親をヨーネルが怪演。大人の矛盾に気づいた少年の視点で家族とは何かを問いかける。

■ 予告編



■ 監督
アーリル・アンドレーセン

■ コピーライト
©Norwegian Film Institute

■ 開催期間
2018年2月10日(土)~2018年2月16日(金)

■ 上映スケジュール
2/12 mon 16:30
2/14 wed 16:30
2/15 thu 14:00

2012年 / ノルウェー / ノルウェー語(Norwegian) / 104min

■ 公式ホームページ
http://tnlf.jp/

■ その他
2012年アマンダ賞:主演男優賞、助演女優賞






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トーキョーノーザンライツフェスティバル2018

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