ティグレロ 撮られなかった映画【トーキョーノーザンライツフェスティバル2018】映画予告動画キャストとあらすじやストーリーネタバレ「評判・レビュー」
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2月16日(金)、渋谷のユーロスペースにてトーキョーノーザンライツフェスティバル2018より、「ティグレロ 撮られなかった映画」が上映されました。映画ログスタッフのレポートです!!
レポート
サミュエル・フラー(監督)がその愛弟子ジム・ジャームッシュを従えて『ティグレロ』のロケ地であるアマゾン奥地の「カラジャ族」の村を再訪する。40年前とは大きく景色が変わっていたが、そこは間違いなくカラジャ族の村だった。

カラジャ族は子供を誘拐された時以外はおとなしく暮らしている民族。誘拐犯を見つけると、首狩り族と同じ様に犯人の首をはね、酋長の家の軒先にぶら下げる。彼らは人を性善説で捉えており、悪人でもその心の10%は善の心があると考える。そして、ぶら下げた首からその善が酋長の家に降りかかると信じている。また、カラジャの男は浮気をしない。子は親を敬い、親の言うことを聞くことが生きることにつながっている。そんなカラジャの人々に40年前に撮影した彼らの暮らしぶりを見せる。映像を見て、久しぶりに亡くなった父に再会できたと感謝する人、亡くなった夫が働き者で優しくていつも傍にいてくれたのだと語り出す女性、楽しそうに鳥に弓を弾く子供達は早いうちに亡くなったと語る人、当時の民族舞踊を笑いながら見る子供達など様々な反応がみられる。

「カラジャ族」との交流を通してサミュエル・フラー(監督)が観客に静かに語りかける。「彼らの文明の方が現代文明よりも歴史は長く、彼らは私たちよりも良く知っている」と。「子宝祈願の踊りを踊る女性たちは、その意味を理解していない。その意味ではこの踊りは全くと言っていいほど自然とのコミュニケーションなのだ」と。

『ティグレロ』が撮影されなかったことへの哀愁が込められた作品なのかと思いきや、現代社会が失った根源的なものをカラジャ族に教えてもらったようで、いつの間にか観ている人達を取り込むような魅力をもっている。ジム・ジャームッシュが演じるラストがそれを象徴している。
そして、そうそう、この映画の監督はミカ・カウリスマキ氏なのである(笑)。
【ストーリー】
1950 年代、出演者への莫大な保険金を製作会社が出し渋り、頓挫してしまったサミュエル・フラー監督のアクション超大作『ティグレロ』。フラーは愛弟子ジム・ジャームッシュを従えてロケ地であるアマゾンを40年ぶりに再訪する。友人であるミカ・カウリスマキが記録した「ハリウッドの異端児」のロケハン冒険記。
<■ 予告編




■ 監督
ミカ・カウリスマキ

1955 年フィンランド、オリマティラ生まれ。母国では「ミッドナイトサン・フィルムフェスティバル」(白夜映画祭)を弟のアキ・カウリスマキと共に主催。『GO ! GO ! L.A.』(1998)、『モロ・ノ・ブラジル』(2002) など国際色豊かなキャスティング、海外ロケの撮影を特徴とした作品を数多く制作している。本特集では、日本劇場未公開の貴重な2 作品を上映!
■ コピーライト
■ 開催期間
2018年2月10日(土)~2018年2月16日(金)
■ 上映スケジュール
2/10 sat 21:10
2/14 wed 19:00
2/16 fri 16:30

1994年 / ブラジル、フィンランド、ドイツ /英語(English), ポルトガル語(Portuguese), カラジャ語(Karaja) / 75min
■ 公式ホームページ
http://tnlf.jp/






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トーキョーノーザンライツフェスティバル2018

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