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<前編>映画『ムタフカズ』西見祥示郎監督&田中栄子プロデューサーインタビュー

ムタフカズ_西見祥示郎監督
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2006年に『鉄コン筋クリート』で日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、多くのファンを虜にした日本が世界に誇るアニメーション制作会社STUDIO4℃。彼らが、フランスの「バンド・デシネ(コミック)」作家 ギヨーム“RUN”ルナール氏とメディア制作会社ANKAMAとコラボした長編アニメーション『ムタフカズ』が遂に先日10月12日に公開となりました。
昨年の東京国際映画祭でのお披露目から1年。日本語版の声優に草彅剛さん、柄本時生さん、満島真之介さんなど豪華キャストを迎え、日本ではなかなか観ることができないリアルなバイオレンス描写や緻密な描写を追及した世界観が大きな話題となっています。
今回は、『鉄コン』のキャラデザイン・総作画監督を務め、本作の監督に抜擢された西見祥示郎監督と田中栄子プロデューサーにアフレコの様子、本作の制作秘話などたっぷりと語って頂きました。

―まず、昨年の東京国際映画祭で特別招待作品としてお披露目が叶いました。
西見監督:そうですね。やっとあそこの場でお披露目できたんで、あの時は本当に嬉しかったですよね。
田中P:あの時は、フランス語バージョンに英語と日本語の字幕でしたね。

ムタフカズ_西見祥示郎監督 田中栄子プロデューサー

昨年の東京国際映画祭オープニングセレモニー (c)2017 TIFF

圧巻の格闘家アフレコ!

―その後、キャスティングが決まり、アフレコがされ、日本語の音声が入り、いよいよ公開です。
西見監督:田中さんのキャスティングがいつもチャレンジングなものだから、ドキドキしちゃって。変化球が凄いですもん。
田中P:でも、今回は変化球じゃないですよね、直球、直球(笑)。
西見監督:こういう風にちゃんと着地するんだ、と。
田中P:最終的にはね。でもやっぱり桜庭(和志)さんとかは完全に変化球だよね(笑)。

―全然気が付かなくて。(後々資料に書いてあって)「桜庭さんだったの!」ってなりました。驚きって親しみに繋がりますよね。
田中P:レスラーの皆さんが収録の後で、マイクの前に立って、本当に全部やってくれたんですよ。「ドン、バシーン、ガチャ―ン!」みたいな。すごい勢いでぶつかる音がバシバシ入ってくるんですよね。こちらとしては「えー、これ怖いよ。そんなに本気にならなくても大丈夫ですけど・・・」と思いつつ。掛け声も「ダー!!!」とかみんな本気でやってくれて。あとタイガー役は本物のタイガーマスクの弟子でもある中井祐樹さんなんですけど、普段解説をなさっていて、ずっと解説してくれているんですよ。(アンジェリーノ達は)プロレスが大好きで、いつもテレビでプロレスばかり見ているんだけど、部屋に入った時から、(映画では)TVが映っていないシーンでも、ずっとプロレスを映していて、解説も流れ続けているわけで、プロレスが本当に好きな人は、その解説を聞いていると誰が何やって、あの技がかかったとかわかるんですって。実際には主人公達3人のセリフがあるし、襲撃の音とか色々でおさえられちゃうんですけど。ずっと解説が流れているバージョンも見たいですよね。

―サイドストーリー、スピンオフ映画とか面白いかもしれないですね。
田中P:そうなんですよ。他にもみんなでピポの店に入る前に、満島さん(ウィリー)が、「寿司もいいな、ラーメンもいいな」とか散々言ってるんだけど、そこも確か音声が被ってほとんど埋もれちゃって。
西見監督:小さくは流れているんですが、収録で聞いていて面白かったですね。

3人の声は、草彅さん→満島さん→柄本さんの順番で別々に収録!

―満島さんの話題が上がりましたが、声がウィリーにピッタリ。特殊な生き物のようにも聞こえてきました。
田中P:段々ウィリーになって、最後はもうなりきっていました!
西見監督:振り幅が凄いですよね。
田中P:トイレのシーンはほほアドリブなんですけどね。
西見監督:ヴィンスとのバスのやり取りもアドリブ。田中さんから「ちょっとなんでも良いんでしゃべって下さい」って。僕もアフレコの現場が始めてだったんですけど、最初草彅さんがひとりで入るから、こんな風に撮るんだ、と。あれで会話しているように聞こえるから凄いですよね。最初に草彅さん(アンジェリーノ)一人だけ、次に満島さん(ウィリー)で会話が少し成立して、最後に柄本さんのヴィンスが入って、「おお、みんなでしゃべってるよ!!」みたいな。

ウィリー(満島真之介)

―別々に収録しているなんて、思いもしませんでした!
西見監督:だから、完成披露試写の時に、満島さんが草彅さんのことを「こんなに面白い方だったんですね」って言ってましたね。
田中P:草彅さんがはじけていて、物凄く盛り上がってくださって。
西見監督:柄本さんと草彅さんは、その時が本当に初めましてだったみたいですもんね。

完成披露試写会にて

―それはビックリ。本当にバディそのものでしたよね?
田中P:草彅さんが「僕が一番手で嬉しいな。みんな合わせてくれるんだ、嬉しいな」と収録後に言っていて、まさにそこに合わせてくれましたね。
西見監督:次は相手がいるから、ラクやろ、と思ったら全然そんなことなくて、合わせないといけないから大変なんですよね。

―草彅さん演じるアンジェリーノは「下向いて歩いた方がいいんだ」という所から、最後は人間であるためのプライドを守り闘っていきます。作品の中でも浮き沈みがあって大変だったんじゃないかなと。
西見監督:最初はアンジェリーノを作っていかないといけなくて。僕らもアンジェリーノってどんな声出すのかなって分からないんですよ。だから草彅さん任せの所があるんですけど、どんどん慣れていくんですよね。徐々にらしくなって、なんて言ったら失礼なのかもしれないですけど、凄かったですね。

アンジェリーノ(草彅剛)

―聞いていると、アンジェリーノそのものに感じてきて、さすが草彅さんでした!
西見監督:声も優しい声で素敵ですもんね。あと声が大きいんですよね。最初(声が)入ってきた時びっくりしちゃって、こんなに声が大きいんだと。満島さんともお話していて、僕が「草彅さんって声おっきいですよね。歌とかやってるからこうなるのかなあ」なんて。
田中P:体中が楽器みたいに響いている感じがあって。アンジェリーノって役がならず者というか、出来損ないのチンピラじゃないですか。だから、役作りを結構してきてくれて「なんとかだよーん」とか「何とかだからraーn」って。確かにそれがあると色っぽいんだけど、「語尾取ってもかなり色っぽいんで、全部なしでお願いします」と伝えて。その時はなんとなく、「はい、分かりました」って言ってたんですけど。先日取材で草彅さんが「最初に封印されて、やりづらかった。語尾訂正されたんだよね」と答えていたと、また聴きしまして、ちょっと反省しました(笑)。「だよーん」とかは漫画っぽいんで。『トムとジェリー』みたいなカートゥーン作品だとしたら、作った声でもいいんだけど。作品自体が全然漫画っぽくないんで。動きも結構リアルなので、いかにも作りましたが合わないんですよ。草彅さんの人間臭さがだしたかった、という経緯でのお願いです。多分、ちゃんとした音響監督ならもっと上手く伝えられたんでしょうけど、私本職じゃないんですみませんです。(笑)

―そして、最後に収録した柄本さん(ヴィンス)ですが、何か特別なアドバイスを?
田中P:柄本さんは悩んだんですよ。アンジェリーノがいて朴訥(ぼつとつ)としているし、ゴーイング・マイウエイじゃないですか。バディでめちゃめちゃ仲が良い訳なんですよヴィンスは。彼のことも良く知っているし、でも、こいつよりも少し自分は情けないってことも知ってるし。友達も誰もいなくて、大嫌いなウィリーくらいしか、友達いないし。大嫌いだって言ってるくらいプライドも高いんだけど、自分が何者でもないことも知っている。だからめっちゃ、キャラ作りが難しくて。
かたや、ウィリーははじけている、その間の受けをちゃんと受けて、こっちとかあっちを成立させるような言い回しを段々と見付けていくんですよ。ウィリーが出てくると、「こんなにはじけていいんだ」とか。普通にアンジェリーノと同じテンションで話していると暗くなっちゃうから、「もう少し活き活きしてください」とこちらがお願いしたり。柄本さん自身が自分で探って探って。アンジェリーノも活かすし、ウィリーも活かすような立ち位置をやっていくうちに探してくれて。それを見つけてからはバッチリですよ。どんな台詞も、凄かった!!

ヴィンス(柄本時生)

バディムービー誕生の瞬間!

―アンジェリーノが捕まっているウィリーに電話をして「ほっとけよ」となるシーンから、銃撃戦のシーンでは「絶対行くんじゃない」って止める。あの辺は、バディとしての気持ちをそのまま出しているような。まさにみんながまとまっていくように感じました。
西見監督:僕は、ヴィンスはウィリーのことを嫌いなつもりで作っていたんです。面倒で嫌がられるキャラとして。でも、アフレコで柄本さんがしゃべったら「あれ?本当は好きなのかもしれないなあ」って自分で作っておきながら、声が入るとそんな気分になりました。

ムタフカズ_西見祥示郎監督

―最後、ウィリーを見捨てて逃げていく。でも、人としてやっていけなくなるから、ウィリーを助けないといけないと決心して突撃し、助けに行きました。この作品の向こう側に何かストーリーがあるように感じてきました。
田中P:そうですね。「お前がいればいいよ」、「お前と一緒にいることが自分の人生で最高じゃん」。あいつもクズで、俺もクズでどうしようもないって思っていたのが、「意外と俺たちいいバディなんじゃないの」、「俺じゃなきゃダメだったんじゃないの」みたいな。こいつがいるから自分が生かされているみたいなことが伝わればいいなと。この作品はバディものですと。収録の時もバディとして「お前がいるから頑張れるぜ!みたいなものを作りたいんです」という話をしましたね。

―秘められた想いがあったんですね!原作を未読なのですが、キャラクターとしては監督の方で作りこまれたのでしょうか?
西見監督:造形はかなり細かく修正を(原作側から)もらって、色々なやり取りを経て、ここに落ち着いたところはあります。特徴的な容姿ですよね。
田中P:あのデフォルメは、世間からはみ出している象徴だと思っていて、原作ではまん丸ではなく、等身大のサイズのデザインもありました。指名手配のポスターが映るシーンに顔が2つ出てくる、あれがリアルなキャラクターだったりするんですよ。
西見監督:どこかで使いたかったので、フランスサイドに「送って!」って。
田中P:個性が強いからこういうフォルムに見えているっていう出で立ちなんですよ。
西見監督:最初分からないから聞いたんです。「なんでヴィンスの頭は燃えてるの?」と。そこで原作者が言っていたのは「これは髪の毛だ」、それと「これが消えるとヴィンスが死んじゃうんだ」っていうことでした。
田中P:命が燃えてるって象徴かもしれないけど、絵としては髪の毛。ウィリーだってコウモリですからね。
西見監督:原作では飛びますからね。「僕、コウモリだった」って自分で思いだすシーンがあったり。かわいいですよね。
田中P:つまり自分が何者かなんてなかなか分からない中で、周りに対して、暗い湿った所でぶらさがってる変な奴って意味も込めてコウモリ。そういう個性のある3人のバディムービーなんですよね。こんな気持ち悪いグロテスクなんだけど、キャラクターとして愛すべき生き方をしている人たちだから、異形とか異質ではなく、愛すべき形の“変カワイイ”みたいな所に落ち着いています。

―ストーリーは原作とは違うのでしょうか?
西見監督:原作は3巻しかなかったから、「シナリオどうする?」って。「結末知ってるの“RUN”さんしかいないからお願いしましょうか」と。
田中P:こちらも「初恋によって男は変われるよね、じゃあルナを恋人にしましょう」とか原作にない部分を提案して。その後、映画用に作ったものをベースにして、“RUN”さんが漫画を描いてるんで。元々原作にあったかなどうかなって(記憶が)ぐちゃぐちゃになったり(笑)
西見監督:(その漫画に僕の)コンテの絵を使ってくれていたり。漫画はもう少し描写が過激ですけどね。
田中P:向こうのポスターを見てもらえばわかるけど、フランスではアクションバトルムービーとして売っています。全然バディものじゃなくて、月からの征服から地球を護るみたいな宇宙侵略阻止ムービーです。

フランス版ポスター

日本版ポスター

―原作との大きな違いがあって、日本的な要素なのかなとも感じます。STUDIO4℃が世界から声が掛かかり、世界に発信できる位置にいる。世界に売って出る時に、日本的な強みの部分ってそこなんですかね?
田中P:そんなにこだわってないですけど、西見監督が日本人なんでフランスのものは描けないんですよ。
西見監督:どうしても泥臭くなっちゃうんです。外国の絵はかっこいいし、上手いし憧れるけど、あのシャープさはどうしても出ない。
田中P:お互いにキャッチボールがあって、向こうは向こうでこちらに憧れて出してくれているだろうし。フランスだけじゃなくて、ロシアとか色々なコラボをする時に必ず日本の監督を立てているんです。日本の監督が理解できることしか演出できないですよね。「これ面白いでしょ?」って言われても西見さんが「どこが面白いの?」ってなったらフランス人が面白いって言った演出はできないじゃないですか。そうすると、「西見さんが面白いって言ったものしか作れない、それでいいか?」という趣旨の契約をして、逆も然りでお互いに合意が取れた場合にだけやりましょうと。スタートしてからも、いっぱい話し合って進めています。
西見監督:これも入れてねとかアイディアを伝えたり。
田中P:ずっと演出していくうちに監督も「“RUN”さんがそういう風に言うのも分かるようになったよ」とかよく言ってましたね。
西見監督:でも、ANKAMAで撮った4年くらい前のメイキング映像があって、きついんですよ、僕の言葉が。態度悪いな俺とか思いながら。それでも、僕としては主人公達をマイノリティとして描いてたんですけど、“RUN”さん「僕は違うけどね」って言ってたり。だから、本質的には分からない所もある中で、分かる範囲で作っています。

―下を向いていくことがこの街で生きていくことの全て。それが恋をした瞬間から変わっていき、なぜか戦いに巻き込まれ。段々視線が上にあがっていき、最後にはルナを助けるために動いていきと続きます。終盤の展開はこちらが決めたのでしょうか?
西見監督:最後変身しないのは元々のシナリオにありました。「もっと派手にしない?」って意見もありましたが。
田中P:変身しない中で、マカベを3Dのカメラワークで、顔の上までブワーッてあがって、やっつけたり派手にしてるんですよ。
西見監督:あそこは僕のコンテじゃないですけどね。
田中P:褒めると全部違うっていわないで(笑)。監督の演出なんだからいいじゃないですか(笑)

ムタフカズ_西見祥示郎監督 田中栄子プロデューサー

―演出をされた監督の功績だと思うんですけど(笑)
田中P:そうですよ。最後の最後にマチョ達が月から侵攻してきて、アンジェリーノが「OK(オーケイ)」と言って、あのあと始まる侵略に対して今度はちゃんと受けて立つ。

―それは続編へと?
西見監督:もうやんないですよ(笑)
田中P:今まで下を向いて歩いてたんですけど、彼は今度は「OK」って。草彅さんにも「来いよ、やってやるからって気持ちで立ち向かうんです」と。そうしたら一発ですごく良いのをもらえて。そこからエンディングに入っていくわけですよ!

―プロレスラー集団が昔から暗黒集団(注:マチョ)と闘うことを使命としてきた。黒い生命体のことを指しているのかなと感じました。
西見監督:別巻があるんですけど、ずっと因縁が続いている感じです。ボス(乾燥プルーンの顔をしていた)はあの容姿になる前の姿もちゃんと描かれていて。
田中P:ヒトラーもマチョが乗り替わってやっていた。地球の温暖化も彼らが住みやすいように変えているんだ。そして徐々に要人とも入れ替わって。例えば、大統領も既に入れ替わってと。そうすると今のこの異変とか、社会の中で人間にとって不都合なことがどんどん起きているのが、実はマチョの仕業だってことになって。これって結構リアリティがありますよね。

西見監督:そんなに珍しい話じゃないし、最初はどう考えても『ゼイリブ』(1989年公開)だよなとか思って。「どうしよ、どうやったらそうじゃなく見えるかな」って(美術監督の)木村さんとお互い映画が好きだから「そう思っちゃうよな」とか。
田中P:それを知らないでみていると、分からないうちに進んでしまうから、そこまで知っていてみるとより面白いですよね。例えば、カラスの目がレポートするようになっているとかも、もう少し説明があるとね。
西見監督:黒ってのがマチョの象徴だったりするので。

―カラスに観られてて、ずっと追いかけられてるのは分かるし。目がルナの緑色に似てるし、何だろう。お父さんが犬に変身しているし。カラスも何か黒い生命体が変身したんだろうなって推測したり。原作も合わせて見てみると2倍楽しめそうですよね。
西見監督:僕らも初めて知った原作だったので、色々とディスカッションしましたね。
田中P:90分の長さに収めるためにもね。作品の漫画自体が完結していないわけで、登場人物が出てきただけで、ストーリーが動き始めている。じゃあ、それをどういうドラマにして決着をつけるのか。そこでお天気の博士を出したり、爆破させたり、そこは私のアイディアですけどね(笑)。
西見監督:あそこのアイディア冴えてるでしょ?ロケットにバスのパーツを使うっていう。あとで出てくるバスに天井がないじゃないですか。「ロケット盗むわけにもいかないし、どうしよう」って。バスの天井がロケットの部品になってる。エンジン部分はどうしたかという理屈は無視しましたけど(笑)。(こうして振り返ると)シナリオも結構遠回りしましたね。
ムタフカズ_西見祥示郎監督

―「何でロケット打ち上げるのだろう?」って意外性がありました。
田中P:そうしないと終わらないもんだから、派手にしようって(笑)
西見監督:田中さんが雪の降るメカニズム教えてくれて。
田中P:結晶を作って、それが落ちてきて・・・とか雪の作り方とか延々と説明して、みんなを説得して。

―爆発する絵も凄かったです!
西見監督:あそこは向こうが足してくれたんですよ。僕はもう少し淡泊だったんですけど、煙はANKAMAが足してくれて、かっこよくなってた。あれと「太古より・・・」っていうプロレスラーの説明のくだりは足してくれたんです。あそこを入れないとレスラーが何者なのか分からないって話になったんでしょうね。

―あそこのアメコミっぽい絵が印象的に残る観客の方もおそらく多いですよね。
西見監督:ヒトラーのくだりとか、「描いていいの?」って聞いたら、あっちはデリケートな問題だから「やめてくれ」って。外国で描いて良いことと悪いことってよくわからない。大陸と島国の違いがありますし、日本人の情報量とは違いますよね。
田中P:できるだけ宗教には触らないようにしようとかね。

(後編はこちら)


■予告動画

■あらすじ
ここはDMC(ダーク・ミート・シティ)、犯罪者と貧乏人の吹き溜まり。この街に生まれ育ったアンジェリーノ・通称“リノ”(声:草彅剛)は、ガイコツ頭の親友ヴィンス(声:柄本時生)とボロアパートの一室に同居中。バカで臆病な友達のウィリー(声:満島真之介)も加え、3人で毎日つるんでダラダラ過ごしているが、将来の見通しはない。そんなとき、リノの残念な人生を一変させる出来事が立て続けに起こる。まず、天使のような美少女ルナにひと目惚れ。直後に遭った交通事故のせいで奇怪な幻覚を見るようになり、さらに黒服の男たちや武装警官に命を狙われ、街じゅうを逃げ回る羽目に。ついに絶体絶命の危機に陥ったとき、スーパーパワーに目覚めたリノは、あっという間に追手どもを血祭りに上げる! 一体、何が起きてるっていうんだ!?

■キャスト
草なぎ剛 (『クソ野郎と美しき世界』)
柄本時生 (『花筐/HANAGATAMI』)
満島真之介 (『クソ野郎と美しき世界』『花筐/HANAGATAMI』)
上坂すみれ
成河
柴田秀勝
藤井 隼
桜庭 和志
中井 祐樹
所 英男
中村 大介
木原 実
福井 謙二
吉田 尚記
男色ディーノ
Creepy Nuts

■スタッフ
監督・絵コンテ:西見祥示郎(『鉄コン筋クリート』『バットマン ゴッサムナイト』)
監督・編集:ギヨーム“RUN”ルナール(バンド・デシネ「MUTAFUKAZ」原作者)
作画監督:滝口禎一
美術監督:木村真二(『鉄コン筋クリート』『STEAM BOY』)
プロデューサー:田中栄子
アニメーション制作:STUDIO4℃
製作:ANKAMA
提供:パルコ、Beyond C.
配給:パルコ
宣伝:モボ・モガ

■公開情報
10月12日(金) 全国ロードショー

■公式サイト
https://www.mutafukaz.jp/

■関連情報
第30回東京国際映画祭『MUTAFUKAZ』

■コピーライト
©ANKAMA ANIMATIONS – 2017

■関連商品

※映画ログ会員の評価・感想・ネタバレ※
久々にSTUDIO 4℃。特に説明はない。なぜ追われているのか。なぜ特別な力を持っているのか。出生の秘密は。そもそも人間ではないのは。
ここはダークミートシティ、貧乏人とギャングの吹き溜まり。ここで生きて、ここで死ぬ。将来も夢も考えず、今を消費するリノとヴィンス。ある日、リノは町で女の子に一目ぼれした。直後、トラックにはねられた。事故後に頭痛の止まらないリノは何者かに追われることになる。しかし、リノは何かの力に目覚めつつあった。それでも日常はまわっていく。退廃的でギャンブルと銃がはびこるこの街では、すべての真実を語るにはかったるい。
つまりは、よくわからん映画だった。雰囲気は好き。

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