映画『MAKI マキ』主演・サンドバーグ直美さんインタビュー

映画MAKI マキ サンドバーグ直美 ナグメ・シルハン監督

11月17日(土)より渋谷・ユーロスペースで公開中の映画『MAKI マキ』。舞台は、自由の国、様々な人種・国籍の人間が行き交う世界一活気に満ちた街ニューヨーク。アイデンティティを見失い、居場所を求めてさまよう人々が集う日本人高級クラブで働く女性たちの孤独な愛をスタイリッシュに描いています。先日紹介したイラン出身の新鋭ナグメ・シルハン監督インタビューに続き、主人公のマキ役を演じたサンドバーグ直美さんにお話を伺いました。

今回初主演初女優ということになりますね。モデルと女優との違いについて、どのように感じられましたか?

ぜんぜん違って、演技の方がすごい楽しいですね、私にとっては、やりがいがあって。

モデルをしている時は本当になんかマネキン・・・みたいな感じで。

洋服を着てカメラに映るだけなんですけど、映画を撮りながら知ったのが、ナグメ監督のメッセージや気持ちだったりを、自分を通してのせて、それを伝えるっていう使命を感じて。初めてだったんですけど、(監督を)すごい信頼しているしお母さんみたいな母性もあるので。

自然ですごくいい演技をされていて、監督の狙い通りだったのではないかと思います。特に、トミーと一緒にアイスクリームを食べるシーンが、とても自然で本当の恋人同士のようでした

ありがとうございます。先程も聞かれました(笑)

映画マキ MAKI 1

反対に、一番やりにくかった演技はありましたか?

号泣するシーンがあるのですが、その時はすっごい悲しいことを思い出していて、思いっきり泣いたんですね。やっぱり泣くにはそういった感情を、もう一度掘り起こさなくちゃいけないので、それはとても辛かったところですね。
1テイク目、1回で終わらせたかったですけど・・・それなのに、カメラが回ってなかったんですよね。皆シーンとなってしまって、なんでだろうと思ってたら、‟じゃあもう1回お願いします”ってなって。えー!!っと(笑)

映画MAKI マキ サンドバーグ直美

何回も感情入れようとすると難しいと思いますが、撮影は順撮りだったのでしょうか?

ナグメ監督:18日間で撮っているので、ニューヨークのロケをまとめて撮ってから、(一部シーンで登場する)別荘に行く形で、少しずれたりはするんだけど、大体順撮りでした。

アメリカでの撮影は違和感なく受け入れられましたか?

そうですね。(育ったのは日本ですが)大学で4年間アメリカにいましたので、特に違和感はありませんでした。

映画マキ MAKI 12

一人の女性として、トミーを見た時にどう思われますか?

ダメな…男の人…ですよね。

映画マキ MAKI ジュリアン

ユミコの状況からして、トミーにも当然葛藤があったと思います。でも、ラストシーンで彼は少し勇気をもって行動したようにも見えますが、それについては?

来ないでほしい。

やっぱりそうですね、タイミング、やっぱりやるべき時に行動することが大切なのですね

そうですね、ちょっと遅かったと思います。

映画MAKI マキ サンドバーグ直美

善悪両面を持った女性として原田美枝子さんの演技はさすがだと思いました。直美さんから見て原田さんの演技はいかがでしたか?

映画マキ MAKI 12

直美さん:すごい圧倒されました!!凄かったです!
沢山の台詞を話すシーンがあるんですけど、すごかったです。もう、すごく聞きいっちゃいました。そして、(ミカの前では)小さくなっちゃいます。

ナグメ監督: その方が良かったんです。ミカに負けるからすごく良かったんです。役者として負ける、そこはマキが負けてる。

直美さん:直美としても負けてます(笑)

映画MAKI マキ サンドバーグ直美

ナグメ監督:原田さん(ミカ)のことは信じちゃいますよね。でも、その時のナオミの表情はすっごくビューティフルですよね。要するに原田さんは母性とパワーを同時に出しているから、だから直美もそうなんだけど、マキもそこに負けてしまう。
でも、すごい美しい表情を見せているんですよね。原田さん(ミカ)の力は凄い。実際にそこで起きているような、見てる側としてはそう思ったんです。

直美さん:そのシーンが終わっても、家に帰ると、まだ病んでます。ずっと孤独な気持ちで、ずっと。

役を引きずってしまって?

ほんと、すごい引きずってました。

映画マキ MAKI サンドバーグ直美

リアリスティックに演じられたから余計に影響をうけたんでしょうね。

そうですね。

ところで、原田さんに影響を受けたということですが、将来はどんな役者さんになりたいと思ってらっしゃいますか?

やっぱり、やりがいのあるストーリーをみなさんに知ってほしいし、演じたいですね。

アクションに挑戦したいとかはありますか?

アクションはできるかな・・・・ムリかな(笑)

憧れている女優さんは?

かっこいい人ですね。ナタリーポートマンとか。力があって賢い女性がかっこいいと思うんで、そういう人になりたいです。

色々な刺激を受けたきっかけが映画でよかったですね

そうですね。初めての体験だったので、すごい勉強になりました、チャレンジでした!

最後に映画ファンに向けてメッセージをお願いします!

たぶん、私が演技できた理由が、マキのキャラクターにはまることが出来たからだと思います。初めて私がニューヨークに行った時も同じような感覚でした。
そして、日本の女性に日本というバブルから出て、もっといろんな経験をして、ちょっと辛い経験もあると思うんですけど、それによって自分が強くなっていくし、自分の事をもっと分かると思うので、このマキの世界は現実の感じに近いので是非観てもらいたいですね。

映画MAKI マキ サンドバーグ直美 ナグメ・シルハン監督

編集部より

先日の東京国際映画祭で最優秀監督賞と最優秀女優賞をダブル受賞した『堕ちた希望』にも似た、狭い社会で起こりうる権力とそこに立ち向かう女性を描いた本作。世の中に権力が発生し、そしてそこにハマる人がいて、抜け出せない人々がいる。いつの時代にも存在する人間社会の普遍的な現象の中で彷徨う若者を、リアルに演じた直美さん。本作で演じることの喜びに出会った直美さんの今後のご活躍を楽しみに待っています!

プロフィール:サンドバーグ直美 Naomi Sundberg

マキ/エヴァ役
1989 年東京生まれ。16 歳の時にモデル事務所 BeNatural に所属。モデルとして雑誌(SPUR、 anan、Jille、 Vikka、Marisolなど)や広告、テレビCM (ユニクロ、アディダス、リプトン、ソニーなど)で活躍。現在、東京都の海外向けPR動画「Tokyo Wonderland」に出演中。モデルと女優業の他に、アートディレクター・デ ザイナーとしても活動している。


■予告動画

■キャスト
サンドバーグ直美
ジュリアン
おおのゆりか
ブランカ・ヴィヴァンコス
原田美枝子

■スタッフ
監督・脚本:ナグメ・シルハン
配給:ユーロスペース TEL.03-3461-0212
脚本翻訳:田澤裕一 /
制作:Ugly Productions、Small Talk Inc.

■公開情報
2018年11月17日

■公式サイト
http://maki-movie.com/




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