廣原暁監督インタビュー『ポンチョに夜明けの風はらませて』 ※この映画はまだ評価がありません。

Pocket
LINEで送る

ーー卒業式と中田君
原作では、最後は卒業式に間に合って、彼らが4人でライブをやります。

しかし脚本を書き直していて、どこかの段階で戻って間に合うのかな?とか、現実的な問題が頭をもたげてきました。それよりは、卒業式にはもう戻らなくていいんじゃないのか?という気が凄くしました。卒業式って何なの?といった感じです。

後は、やっぱり中田君に一人でやって欲しかった。仲間がいなくても一人でちゃんとやるんだ、というのを彼には見せて欲しいというのがありました。
ーー高級車セルシオへの思い
セルシオは原作でもボコボコになっていく、ガタガタいいながら走っていくというか、本を読んだ印象でとても素晴らしい、素敵だと思いました。

でも、セルシオを最初は知らなくて、実際見た時にこんなに高級車なのだと初めて気が付きました。

車が壊れたから戻れなくなったところが、原作と違うストーリー展開です。ちょっとした傷をつけて、どうしよう、どうしよう?といって時間が経つうちに、もっと酷いことになって、いよいよ帰れなくなります。じゃあ、もう違う所に行けばいい。

更に、フロントガラスが壊れて、こんなんじゃ運転できない。だけどもっと壊せば、もっと行けるのではないか?この真逆のパワーがいい。若い人達しか出せません。

セルシオの価値を知らないからかもしれませんが、そういうのがやりたかったんです。
ーー映画の見どころを教えて下さい
そんなに難しくないと思うので、あるがままに観たように楽しんでいただければ嬉しいです。また、俳優さんが皆素晴らしい。皆、楽しそうにやって頂いているのですが、何かそれが、だんだんと楽しいばか騒ぎみたいなものが、どこか切実さを帯びてくる、そういうものを感じました。そういった部分も含めて観ていただければ嬉しいです。

また、若い方達に是非見て頂きたいですね。
ーー映画ログ会員へのメッセージ
結構無茶な映画だと思いますが、その無茶を楽しんでもらえたら嬉しいです。

メインの3人は共演したこともあり、仲も良くて。それぞれ、自分達で考えて積極的にやってもらったり、雰囲気を自分達で創ってやってもらったりしているので、そういう部分を楽しんでもらえればと思います。また、次に何が起こるかわからない様な、基本的に先を裏切られることが多い映画なので、広い心で受け止めてもらえると嬉しいです。

©2017「ポンチョに夜明けの風はらませて」製作委員会 左から、中村蒼、太賀、矢本悠馬。注目の若手俳優集結!

 

廣原監督は、映画というメディアの特徴を理解した上で、必然的に生じる原作とのギャップを監督ならではの感性で表現し創作しているのだと感じました。

大きな可能性を秘めている廣原監督の活躍を今後も期待しています!!

 


 
『ポンチョに夜明けの風はらませて』公開記念! 廣原暁監督 過去作特集上映開催決定!
【実施日程】10月21日(土)~10月27日(金)

【実施劇場】 新宿武蔵野館

※詳細スケジュールは下記HPをご確認下さい。

PickUP作品『HOMESICK』

第22回PFFスカラシップ作品として2013年に公開。

仕事も家も失う30歳の主人公が近所の小学生と交流を始める。ある時、「大人になりたくない」という少年に「大人になりたくないと思っているお前はもう子供じゃない。どうすればいいか?自分で考えろ」と返します。自分自身も立ち止まっている主人公の沢北健二のその言葉に、みんなと同じスピードで突っ走らなくても、自分のスピードで、じっくり考えればいいじゃんという監督のメッセージを感じます。不動産屋の同級生、無邪気な子供たち、どこか懐かしの団地の風景など廣原監督の世界観を堪能できるおすすめの作品です。

 
廣原監督作品の評価・感想を映画ログでチェック!

【映画ログ】HOMESICK

【映画ログ】ポンチョに夜明けの風はらませて

ポンチョに夜明けの風はらませて 映画予告とあらすじや評判・レビュー情報

©2017「ポンチョに夜明けの風はらませて」製作委員会 10月28日(土)、新宿武蔵野館他にてロードショー

 

※映画ログ非会員専用※この映画のあなたの評価は?

ページ:
1

2


関連記事

コメントは利用できません。

9/1公開『寝ても覚めても』

注目映画

  1. 【イントロダクション】 ~「フェイクニュース」全盛時代を生きる私たちへ~ 近年、報道のあり方につ…
  2. 国民が立ち上がり、国と闘った韓国民主化闘争の衝撃の実話を描いた映画『1987、ある闘いの真実(1987 When the Day Comes)』
    韓国国民が国を相手に闘った民主化闘争を描く衝撃の実話 その時、歴史を変えたのは、普通の人々の信念だ…
  3. ■ イントロダクション 監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールのシネマプロジェクト第7…
  4. ■イントロダクション 土屋太鳳×芳根京子。NHK朝ドラ主演も務めた若手屈指の演技派女優二人が初共演…
  5. ■イントロダクション 新世代の才能と、日本屈指の実力派スタッフ・キャストが集結し、鮮やかに描き出す…
  6. ■イントロダクション 2017年マンガ大賞受賞の超話題作、待望の実写映画化!! 映画の原作となる…
  7. ■イントロダクション 2013年に実際にあった心霊現象を映画化した『死霊館』は全世界で360億円以…

ツイッター

Facebook




ページ上部へ戻る