『柴公園』シリーズ化を熱望! 主演 あたるパパ役・渋川清彦さんインタビュー

映画「柴公園」主演 渋川清彦さん

『柴公園』シリーズ化を熱望!
主演 あたるパパ役・渋川清彦さんインタビュー

≪おっさん×柴犬×会話劇≫という斬新な組み合わせが各所で話題となり“まったり”沸騰中の映画「柴公園」は、街の公園で、柴犬連れおっさん3人がダラダラと喋るだけの会話劇です。
古い街に突如建ったタワマンに引っ越してきた街の新参者にして柴犬を飼っていること、が共通点というおっさんたちの妙にレベルが高い無駄話を聞いているうちに、壮大なる脳内ドラマが展開される…という極めてユニーク作品スタイルで、先に放送されたドラマ版で<中毒者>を続出させドラマ放送終了後は<柴公園ロス者>も続出させた、≪公園ダベリエンターテインメント≫です。

本日 6月14日(金)の全国公開を記念し、あたるパパ役を演じた主演の渋川清彦さんに、作品を通じて感じたことや撮影現場でのエピソードを渋川さんの男らしい語り口で語っていただきました。あたるにデレデレの渋川さんの様子とともにご覧ください!

映画「柴公園」主演 渋川清彦さん

映画「柴公園」主演 渋川清彦さんときぃ君

―― 始めに、「猫」と言われると困るんですが、渋川さん「犬派」ですか?「猫派」ですか?

渋川清彦さん
「猫派」です。

―― (大爆笑)ウワーッ、そうなんですか!?

渋川清彦さん
そうなんですよ(笑)

―― じゃあ、本作のように犬を連れ歩くのは初めて?

渋川清彦さん
初めてです、ここまで親密には。

映画「柴公園」主演 渋川清彦さん

―― インタビュー前もあたる君と非常に親しそうにされていたので驚きました。

渋川清彦さん
そうですね、自分の存在を分かってくれるんで。
あたる君の本名は「きぃ君」って言うんです。きぃ君はZOO動物プロの看板犬として活躍して、実はプライベートで何回か遊びに行っています。だから、もう自分の存在を分かってくれているんでね。

―― 撮影をきっかけに交流を続けられていたということですね。
ところで、全体的にキャストの皆さんが自然体で演技されている様に見えました。ひょっとして、犬がいることも影響しているのかなとも思いました。自然体ではなく、渋川さんが自分以外を出したシーンがあるとしたらどの場面なのでしょうか?

柴公園

渋川清彦さん
桜井ユキさん演じるポチママに恋をした瞬間とかじゃないですかね。風がさっと吹いて「あっ、この人…」っていうのは普段ないですからね。

―― 風が吹いたその一瞬で・・・みたいなことは身近にもあると思っていたので、むしろ自然な流れで受け止めていました。

渋川清彦さん
ああいう時に自分がどういう顔しているかって分からないじゃないですか。色んなことができそうですけど、やっぱりドラマならではというか、作り物ならではのシーンだったりするんで。

―― 今回、動物と一緒に演技することの難しさ、例えば台詞を言っている最中なのに勝手に動いちゃった、とかハプニングはありましたか?

渋川清彦さん
そういうもんだと思ってやんないと、自分の思い通りにはできないんで。
例えば、台詞を間違えたら、「いや、今あたるが動いたから間違っちゃったんだよ」とか言ってもいいのかなって(笑)。まあそういうことは現場ではなかったですけど、犬たちに合わせていくというか、みんなそういう風に合わせていたと思います。

映画「柴公園」主演 渋川清彦さん

―― そういう積み重ねで作品が出来上がったんですね。
ところで、ペーパー・ドライバーのポチママが強引に車を運転するシーンがあります。彼女は「行動してみることが大切なんだ」ってことを伝えようとしたのではないかと思いました。
まずやってみる、やってみないと分からないことがある、といった行動してみることの大切さについて渋川さんのお考えをお聞かせください。

渋川清彦さん
仕事をあまり選ばないというか順番でやっています、いつも。別に脚本を読んで(出演を)決めるわけじゃなくて。
この作品も昨年公開された『ゼニガタ』を制作会社のAMGさんと監督の綾部君と一緒にやった後、プロデューサーの方に「こういう企画があるんですけど」とお話をいただきました。「おっさんが3人いて、柴犬を連れて、ただしゃべるだけです。渋川さん主演で撮りたいと思っているんですけど、どうですか?」って言われたから、「いいよ」っていうぐらいの感じなんですよ。
だから脚本を読んでからとかではなく、まず何か熱意とかで誘ってくれたらやってみようっていう気持ちなんで。どっちかっていったらまず何かやってみようっていうタイプかもしれないんで、やってから判断しようって思っています。嫌だったら嫌で“もういい”ってなるし、とりあえずやってみるっていうことですよね。
そうすることで何か世界が拡がるかもしれないし、本作だったら犬と接することってこういう事なんだとか。そこでまた一つ何か出来るんでね。

―― 犬との共演に加えて、公園に向かって橋の上をニコニコして走っていく渋川さんも凄く印象的でした。追いかけたり、逃げたりではなく(笑)。

渋川清彦さん
そうですね、夕日バックでね。抱っこして走ったりしていましたもんね(笑)。

―― 堪能させていただきました(笑)
松本若菜さん扮する職場の同僚・室町洋子から「人間に関心がないんですよね?」とあたるパパは言われます。そこで人間に関心がないってどういうことなのかな?って。恐らく自分の気持ちに正直になれないという事と非常に近いんじゃないかと感じました。人間に関心がないとは、渋川さん流に言えば、いわゆるどういうことなのでしょうか?

渋川清彦さん
うーん、関心はあるんだろうけど…。
やっぱり育ちがあって、台詞の中にもあるんですけど、お父さんはいつもいなくて、お母さんもいなくなってしまい「自分はいつも大きな家で一人だった」って。本当は関心を持って、かまって欲しいんだけど、そういう状況になった。そこでの育ちが性格に反映されているのかなって感じはしますけどね。性格って育った環境によって形成されてしまうのかなって。

―― そうですよね、そもそも人間が他人に対して関心がないってことはないですよね。

渋川清彦さん
ないんじゃないかな。やっぱり育った環境じゃないんですかね。

映画「柴公園」主演 渋川清彦さん

―― 芝二郎を演じた佐藤二朗さんが印象的でした。「自分を認めなさいよ」とあたるパパに語りかけ、あたるパパは徐々に自分を認めているように見えます。“自分を認める”ということを渋川さんはどのように考えていますか?

渋川清彦さん
自分を認めることね…。うーん、俺自身も認めているけど、うまくできないっていう照れみたいなんだよなぁ…。

―― なかなかうまくできない心当たりというかエピソードはありますか?

渋川清彦さん
例えば、悪いと思っていても「ごめん」って言えないことですよね?それは対嫁に対してなんですけど。いっぱいありますよね(笑)。

―― (笑)分かっているけど言葉にできないみたいな?

渋川清彦さん
そうですね、メールでも言葉を選んじゃったりしますよね、「ごめんなさい」じゃなくて「わりぃ」とかになっちゃう…。

―― 自分で分かっていても言葉に出せない自分と、その自分と戦って勝った時にようやく言葉が出るとしたら、その言葉は相手に伝わりやすいんじゃないでしょうか。

渋川清彦さん
多分伝わりやすいですよね。石本さんが演じたさっちゃんパパみたいな人ならあっけらかんというか、開けている人なんでね、そこは全然ないんでしょうけど。あたるパパみたいな人間だとそういう所があるんですよね、そこがね、結構自分に近い所があって。

映画「柴公園」主演 渋川清彦さん

―― ポチママとあたるパパがお互いに自己紹介をするシーンがありました。
コミュニケーションをする上で最初の行為だと考えれば、自己紹介って大切なんだなって。思い過ぎかもしれませんが、自己紹介の意味についてはどういう風に受け止めましたか?

渋川清彦さん
まずは、あの二人(じっちゃんパパ、さちこパパ)にしろよって話なんですけど。そこはドラマなんで割り切ってやっていますけど(笑)。
自己紹介についてですか?・・・難しいですね。
それぞれの性格次第で、最初に「はじめまして何とかです!」って言うのもいるし、「はじめまして!」だけの人もいるし。名乗った方が一番気持ち良いですけど、まあ、人それぞれ性格があるんで、そこはいいと思ったらなんとなくやればいいしって。

―― コミュニティの場が狭くなってきている世の中でよく目にする光景が散りばめられているなと感じましたし、その身近さゆえにドラマのヒットから映画化へ繋がっているように思います。社会的な状況や人たちをよく描き切った作品なんじゃないかなと思いました。

渋川清彦さん
本当に脚本が面白くて、企画兼脚本の永森さんが普段体験していることなんで、リアリティがあるんです。永森さんは佐藤二朗さん主演の『幼獣マメシバ』シリーズも手掛けた方なんです。おそらく『マメシバ』シリーズをきっかけに実際に柴犬を飼って、好きになって、一緒にいるうちにこの作品に登場するような経験をされ、散歩にも出ていたそうです。実生活で名前を知らない人たちと話した経験から起こしているんで、だから凄くリアリティがあるし、柴犬を飼われている方だからこそのリアリティも出ているんだと思います。

―― 共演者の方々とのエピソードがあれば教えていただけますか。

渋川清彦さん
じっちゃんパパの大西とは同じ事務所だし、違う作品でもコンビみたいな役をしたんですよ。俺がヤクザっぽい役、大西がヤクザではないけど相棒みたいな、本作とは全く違う作品をやりました。他にも結構一緒にやってたりするし、普段もたまに飲み行ったりするんです。大西の性格は知っているんで、凄くやり易いです。大西の良さも凄くよく出ていました。
石本さんは本当に明るくて壁がない方なんで本当にさっちゃんパパみたいな感じの方なんです。現場でも「ちょっと台詞合わせてもらってもいいですか?」と声を掛けていたり、とにかく素直な方でやり易かったです。
二朗さんも突飛なことをするとか、何か惑わすことをやるとかもなかったですよ。

―― 一方で女性陣の桜井さん、松本さんとの共演はいかがでしたか?

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渋川清彦さん
どっちも変わった感じの役ですよね。桜井さんはモジモジしているし、松本さんもモジモジしているけどちょっとオタクっぽく理屈っぽく話す役。だから、お二人ともあまり目を見て話す事がなかったんです。オタク同士の感じで、まあ演じていても面白かったです。

(ここで「きぃ君」が登場し、撮影スタート)

映画「柴公園」主演 渋川清彦さん

―― 一郎君が居なくなった時のあの表情!これは演技していたんですかね?

渋川清彦さん
演技していたんじゃないですかね。
(「きぃ君」に向かって)寂しかったもんなぁ?そうでもない?やっとウザイのが居なくなったって!?(笑)

―― 現場でのあたると一郎は仲良しなんですかね??

渋川清彦さん
一郎はあたるにしつこいから、この子はね、しつこくされると「うるさい!」って言うんで(笑)。

―― 『ゼニガタ』『ルームロンダリング』『半世界』など色々な作品を拝見したのですが、それぞれの作品のキャラクターに染まっていて、とても自然に見えるんです。演技をする上で意識されているポイントを教えてください。

渋川清彦さん
脚本に書かれているキャラクターをどう理解するかってことなのかな、ですかね。

―― 登場人物に同化させるというか、捉え方は人それぞれ違うと思うんですけど、その時は自分の感性に従って忠実に演じるということですかね?

渋川清彦さん
そうですね、そこ直す人もいるし、直さない人もいるんで。あとはもう監督に任せることですよね。

―― 最後に犬を飼っている方々と映画ファンに向けてメッセージをお願いします。

渋川清彦さん
一番難しいですね(笑)。
続編が出来れば、またあたると一緒にできるんで。分かりやすい方式として、ヒットしたら作るっていう会社の方針もあったりすると思いますから、ヒットして欲しい、見て欲しいですね。これまでシリーズものはないんで、シリーズ作品にできたら面白いですよね。
(「きぃ君」に)なあ、そうしたらまたおやつ沢山貰えるもんなぁ?(笑)
よし、「きぃ君」ジャンプ!

映画「柴公園」主演 渋川清彦さん

映画「柴公園」
6 月 14 日(金)より
全国のイオンシネマ・シネマート新宿ほか公開中

出演
渋川清彦
大西信満 ドロンズ石本 桜井ユキ 水野勝 松本若菜 寺田農 山下真司 佐藤二朗

監督:綾部真弥
企画/脚本:永森裕二
プロデューサー:岩淵規
動物トレーナー:ZOO 動物プロ
企画・配給:AMG エンタテインメント
配給協力:イオンエンターテイメント
製作:「柴公園」製作委員会
(C)2019「柴公園」製作委員会

<ストーリー>
犬、ダベリ、そして恋!?おっさんの憩いの場に異変が巻き起こる!?
ある街の公園。柴犬を連れてやって来る3人のおっさん、あたるパパ(渋川清彦)、じっちゃんパパ(大西信満)、さちこパパ(ドロンズ石本)は、日々壮大な無駄話を繰り広げていた。ある日、3人の中で唯一独身のあたるパパに恋の予感が。相手は真っ白な柴犬・ポチを連れたポチママ(桜井ユキ)!?もどかしいふたりを応援するじっちゃんパパとさちこパパだったが、あたるパパが謎のイケメン(水野勝)と密会しているのを目撃。イケメンの正体を探るべく、聞き込み調査をするふたりだが、さっぱり要領を得ない。一方、豆柴の一郎をあたるパパに預けていた中年ニートの芝二郎(佐藤二朗)が、そろそろ一郎を返して欲しいとあたるパパに連絡をしてくる…。

■ 『柴公園』予告編動画

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