ヒロイン静役・山口まゆさん【インタビュー】10月4日(金)公開 映画『下忍 赤い影』

映画『下忍 赤い影』ヒロイン静役 山口まゆ

ヒロイン静役・山口まゆさん【インタビュー】
10月4日(金)公開
映画『下忍 赤い影』

幕末を舞台にした本格忍者アクション映画『下忍 赤い影が本日10月4日(金)より、シネマート新宿ほかにて公開を迎えました。主演の寛一郎さんと結木滉星さんが切れのある殺陣を見せる一方、紅一点江戸に嫁ぐ薩摩藩の姫・静を堂々と演じられた山口まゆさんに本作の撮影を終えた気持ちや共演者とのエピソードなどたっぷりとお話していただきました。

映画『下忍 赤い影』ヒロイン静役 山口まゆ

ヒロイン静役 山口まゆさん

―― 撮影が終わった後の感想として一言いただけますか?

山口まゆさん
達成感がありました。やり切ったなぁって。

―― 映画への出演は『くちびるに歌を』『相棒 劇場版Ⅳ』『雪女』『僕に、会いたかった』に続く5作目(さらに『太陽の家』に出演:2020年1月公開予定)となりますが、本作は山口さんにとって、どんな位置づけの作品になりましたか?

山口まゆさん
すごく挑戦させてもらった作品だと思っています。まず、時代劇という現在とはかけ離れた環境だったり、お姫様という立場だったり、全てが新鮮で、やったことがない役でしたので、これはある種“お姫様に化けちゃっても面白いのかな”と思ったり、そういった点で言うとすごく挑戦できた作品だったなと思います。
いつもだったら結構自分に近しい役が多いんです。『僕に、会いたかった』は本当に自分に近いと思いました。でも、今回ここまで自分と離れていたのは初めてだったので、いろんな意味ですごく楽しませていただきました。

―― なんたって、お姫様ですもんね。着物着て、髪結てっていうのも大変ですし、動きづらいし。

山口まゆさん
髪の毛はエクステをつけたんですけど、ショートカットの状態で入ったので、すごく大変でした。シールみたいなのを髪に挟むのですが、20個くらいつけて、髪をゴムで結ぶんですね。結構、長い!それが大変でした(笑)。10日間ぐらいでしたけど、長くて長くて。

―― 撮影中はずっと付けっ放しになるわけですよね?

山口まゆさん
付けっ放しでしたね。シャンプーとかも大変でした。
シャンプーは、ショートカットのところと頭を洗って、この辺(エクステの部分)は(手で)キューッとやって、お人形の髪を乾かすぐらいの感じでまったく乾かなくて。

―― 乾きにくいということですか?

山口まゆさん
水を吸っちゃうんですよね、生きてない毛だと。なので、1時間ぐらいずっとドライヤーをかけてました。

―― どんな気付きがあったのかを、お聞きしようと思っていたのですが、一つはエクステが乾かないことになりますね(笑)

映画『下忍 赤い影』ヒロイン静役 山口まゆ

山口まゆさん
昔の人ってこんな長い髪をどうしてたんだろう?って思いました。手入れが大変だなぁって。でも、現代に比べると当時は害があるものが少ないじゃないですか。ご飯とか食生活もそうですし、だからあんなに髪の毛がトゥルトゥルしてるのかな?とか思ったり、でもお風呂に入らないからちょっと臭うのかな(笑)とか、そんな風にいろいろと考えが湧いたりしました(笑)
気付きという点では、着物はすごく大変だなと思いました、女性は特に大変ですね。
ただ、私はお鍋屋さんでアルバイトをしていた時期があり、そこで着付けを全部マスターしていて、ある程度着物慣れしていたんで、そんなにきつくもなかったです。大学では浴衣で日舞をやっているんですけど、それもなんだか役に立って。そんないいタイミングに参加できてすごく嬉しかったです。

―― 自分のやっていることを、そのまま活かすことができたわけですもんね。

山口まゆさん
そうですね。後は基本の内股とか、背筋を伸ばすとか、お姫様の立場で当たり前に生きているので、そこはもう徹底してやんなきゃなって思っていて、撮影中ずっと意識していました。

―― 行平あい佳さんも出演されていらっしゃいましたが、全般的には紅一点として演じられていました。そういう意味では、役柄として二人の忍者の盛り上げ役でした。

映画『下忍 赤い影』

山口まゆさん
そうですね。静姫が薩摩藩邸から抜け出したことによって事が起きるところがあるので、起きることで「時代も変わるのよ」みたいなことを言って予見してましたけど、二人のアクションというか、生き様みたいなのは見所だなと思います。

―― 静姫が名前の通りおしとやかで静かでいた方が、アクションとしては映えていくという見方もあると思うのですが、その辺で意識されたポイントなどはありますか?

山口まゆさん
元々監督からはものすごい強い女であってほしいと言われました。プライドの高い、その時代を仕切るというか、お姫様という立場でお固いというか。上品な名前の通り、気品溢れるところもあるけれども、いざ突っついてみたらその十倍ぐらいの勢いで竜にバァーって返したり、刀突きつけたりとか、お姫様の中でもちょっと変わった強い姫みたいなところを再現したいと言われて、そこはすごく大事にしつつも、私は、ちょっとその城の外に出て放り出された時に、慣れない環境にちょっと困ってしまうとか、“あれっ?こんな可愛い女の子だったの?”みたいな、女性じゃなくて女の子みたいになれる瞬間とかも大事にしたいなと思っていて、それを相乗効果にして竜という存在が二人をなんとなく盛り上げていってくれて、っていうところをすごく意識してお芝居しました。

―― 確かに強い女性でした、最初に短刀を突き付けるところから始まって。

下忍 赤い影

山口まゆさん
そうなんですよね。急に「どうした?」みたいな(笑)。

―― ところで、アクション映画ってことでもう一つお聞きしたいんですけど、寛一郎さんと結木さんが壮絶なアクションをやっていらっしゃるのを見て、ご自分でもアクションをやりたくなりませんでしたか?

映画『下忍 赤い影』ヒロイン静役 山口まゆ

山口まゆさん
やりたくなりました、すごくやりたくなっちゃって(笑)
最後のカットではなかったんですけど、短刀のシーンが最終日だったんです。アクションの人が来てくれたのが嬉しくて、私にも教えてくれるんだ、みたいな。今までなかなか相手にしてもらえなかったのに(笑)、やっとこっちに目を向けてくれるみたいな。一瞬だったんですけど、そこだけでも楽しかったです。後は二人のかっこいいアクションをずっと横で見てました(笑)。

―― サッっていう一瞬の動きは、ここから始まりといった感じを受けました。それがあって緊張感を引っ張っていったのも良かったです。

山口まゆさん
私も竜に参戦したかったです。
でも、結構自分のかんざしを突きつけたりとか、所々あるんですけど、そんなに激しくはなかったです。

―― 竜に助けてもらってましたし、そういうところはやっぱり女性らしさを感じるところなんでしょうね。

山口まゆさん
基本は助けてもらっていましたし、そうですね、一人しかいないというのもあると思いますけど。

―― ところで、寛一郎さんへのインタビューの際、山口さんの印象をお聞きしたんです。そしたら大人びて見えるけど“やっぱり山口さんは初々しい”っていうことになったんです。「どんな音楽が好き?」といった会話の中で若さを感じたとおっしゃってました(笑)。

※詳しくは「寛一郎さんインタビュー」へ!

山口まゆさん
そんなこと言ってました?そうですかぁ(ゲラゲラ笑)

―― 逆にいかがですか?寛一郎さんの印象は?(笑)

映画『下忍 赤い影』ヒロイン静役 山口まゆ

山口まゆさん
寛一郎さんは逆に精神年齢が高い印象でした。ものっすごい落ち着いてて、同年齢の男性よりも落ち着き方が自然体で、立ってるだけでイケメン、男らしいみたいな、すごい最強な方じゃないですか。
それが竜を演じることによって急に気だるくなって、ヘナヘナじゃんみたいな(笑)っていうギャップがすごく私は好きで、寛一郎さん演じる竜の存在が面白くて。私も静として、強くここ突いてみようかなとか、ここちょっと引いてみようかなとか、そういうところも芝居の中で沢山生まれてきて、私はものすごく楽しませてもらいました、楽しかったです。

―― お互いに1回叩いたら必ず1回叩き返すみたいなシーン、「それは男の言葉だ」と言われて言い返し続けるといったシーンも、子供みたいだけど、よく出来ていたように感じました。あれはアドリブみたいなところもあったのですか?

山口まゆさん
アドリブではないんですけど、楽しみながらやってましたね、お互いに(笑)

―― そして一番楽しんでいるように見えたのが、ラストに皆で横一列に道を歩いて行く時が実に楽しそうでした。あのシーンは音声はありませんでしたが、あの時は?

山口まゆさん
(アハハハ笑)、あれはアドリブだったんですけど、好きな食べ物の話をしてました(笑)

―― (笑)何が好きなんですか?

山口まゆさん
ピーマンが好きで。チンジャオロースが好きとか、ピーマンが好きだからそんな話を(笑クスクス)

―― そんな話だったんですか。

山口まゆさん
エッ?ピーマン?みたいな(笑)

―― あのシーンは、今の若い人たちが楽しんでるようにも見えたんです。だから、未来に向かって行く若者の姿と、ひょっとしたら今とが被っているようですごくいいシーンだったと思います。
他にも、許嫁役の中谷太郎さん(信正役)なんですが唯一の盛り上げ役でした。中谷さんが関係するエピソードって何かございますか?

山口まゆさん
面白かったです。四人(中谷さん、寛一郎さん、結木さん、山口さん)で鉢合わせしちゃうシーンがあるんですけど、ぜんぜん本編とは違うんですけど、あの日になんか全員がツボに入っちゃって笑いが止まらなくてってしまったんです(笑)。

―― 何がきっかけだったんですか?

山口まゆさん
分からないんです(笑)、急に人が入って来て、皆の顔見ただけで大爆笑しちゃうみたいな。よく判らない空気が流れて、皆で笑っちゃったりとかしましたね。
キャストの皆さんとはすごい楽しくやらせてもらえて、二人ずつに分けれて次のカット数を当てる勝負をしてました。負けた方が焼き肉を奢るっていうのをやってました(笑)。

―― ほんとに楽しそうですね、結木さんはいかがでしたか?

結木滉星さん

山口まゆさん
結木さん、すごく面白かったです(笑)

―― そんなこと言ったら、みんな面白いじゃないですか!

山口まゆさん
結木さんモノマネが上手で、ずっとモノマネしてました(爆笑)

―― エッ、誰のモノマネされてたんですか?

山口まゆさん
身近にいる人たちのモノマネとかして、笑ったりしてました(笑)

―― 結木さんは真面目で、演技にグッと入るような感じの方に見えたんですけど。

山口まゆさん
切り替えがすごいですね、結木さんは。パッパッて切り替えて、急にかっこいいこと言い始めたりとか(アッハハ笑)。急にキメキメになってかっこいいなぁとか。でもちょっと芝居離れると「あれ?」みたいな(ザワザワ笑)。アクションの練習してたりとかしてました。

―― ご自身はモノマネされなかったんですか?

山口まゆさん
私はしてなかったです。年齢的にお兄さんたちだったんで、ずっと笑ってました。私は、ニコニコして。

―― 山口さんの緊張を解くために皆が努力していたんですねぇ。

山口まゆさん
それだったら申し訳ないです。

―― 大丈夫ですよ。少なくとも寛一郎さんからはそういうコメントはいただいておりませんので(笑)

山口まゆさん
(笑)そうなんですね。寛一郎さん、お元気でしたか?

―― お元気だったですよ、金髪でした。(山口さん:「あれっ!金髪だったんだ!」)男子から見ても寛一郎さんはちょっと綺麗に見えます。

山口まゆさん
造形美とういか、顔立ちもすごくお綺麗ですし、なんかキレイですよね。

―― 寛一郎さんっていう個性が際立っていますね。

寛一郎さん

山口まゆさん
それがちょっと竜とマッチして私はキャラクターがすごい好きでした。

―― 緊張しませんでしたか?イケメンさんとの共演で。

山口まゆさん
いや、緊張します。現場初めての時、寛一郎さんと初っ端から二人のシーンだったんですけど、その時に「タメ口でいいよ」という感じで来てくださったので、割とすぐに打ち解けられて、楽しく撮影できました。

―― 我々も緊張せずにインタビューできましたし、寛一郎さんはそういう雰囲気を持たれてますよね。

山口まゆさん
造形美が喋ったみたいな(笑)。喋ったら意外とおっとりしていて。意外と落ち着いているな、みたいな(笑)。

―― そして津田寛治さんですが、お話はされましたか?

津田寛治さん

山口まゆさん
私はあまり絡むシーンがなかったんです。三人(寛一郎さん、津田さん、山口さん)で会うシーンがあって、その時に唯一絡んだんですけど、私が狛犬に傘を乗っけるシーンはアドリブだったんですけど、その時に笑ってくださって「それいいね」って言ってくださって、すっごい嬉しかったのを覚えてます。

―― あのシーンはアドリブだったんですか!山口監督からは強い女でいてくださいっていうご指導があっただけで、他の演技については任せていただけたのですか?

山口まゆさん
そうですね。ベースは強みがあって、このセリフはキリっとして欲しいというか、かっこよく見せたいとか、もうちょっと強く睨んで欲しいとか。でも基本は私が演じる静のキャラクターを尊重してくださったので、それに付け足しというか、アドバイスをくださったりとか、の撮影でした。

―― そして坂口アクション監督の方からの指導は短刀ということですね。

山口まゆさん
坂口さんじゃなかったんです。ほぼ侍役の方々全員アクション部の方なので、そのアクション部の方に教えてもらいました。
坂口さんは待ち時間の時に、四人で会話をしていた時に坂口さんも来て、ウェイブ(ウェイブパンチ:体幹を安定させつつ肩甲骨を回し、その力を波のように伝えるというもの)の話をずっと皆で聞いてました。ウェイブで俺は熊でも殺せるんだとか、人間って、どこか判らないんですけど、そこを突いた瞬間起き上がれなくなっちゃうとか、そういう人間の仕組みみたいな、いろんな話を聞いてすごいなぁと思って。
「やっぱり人間じゃないよね」って話してました皆で(笑)

―― 山口さんはクラシックバレエをずっとやっていらっしゃったので、アクションもこなせるのではないですか?

映画『下忍 赤い影』ヒロイン静役 山口まゆ

山口まゆさん
どうでしょうか?飛ぶとか蹴るは、足を上げるとか股関節を使うのをバレエでやってたので意外と得意というか、やったことあるみたいな感覚はあって。でも、剣を使った殺陣は一切判らないです。

―― では、今回興味を持ったということで、この場を借りて次は坂口さんにお願いしますということで(笑)

山口まゆさん
えーッ!?(笑)でも、すごいスパルタで訓練されそう。二人もイン前からかなり練習されてたみたいです。

―― やっぱりそうですよね。しかも、「最後のシーン、ワンカットにしちゃおうか」ってなって「ヤバイだろ?」ってお話を寛一郎さんから聞いてるんです。

山口まゆさん
そうなんですよね。ワンカットですごく迫力がありました。あの後、皆でご飯を食べたんですけど、美味しそうにビールを飲んでました(笑)。

―― 達成感でしょうね。

山口まゆさん
「お~いしい!」と言いながら、ワンカットシーンを皆で観ました。
私も、お姫様の役を初めて演じて、なんか清々しい感じで最後に竜と別れるみたいな。見捨てられるんですけどね、言い方変えると(笑)。それはそれですごく楽しませていただいて、すごいいい経験させてもらいました。

―― 最後に映画ファンに向けてメッセージをお願いします。

映画『下忍 赤い影』ヒロイン静役 山口まゆ

山口まゆさん
何と言ってもアクションが見所だと思うので、かっこいいイケメン二人のアクションを映画館の大スクリーンで楽しんでもらいつつ、四人のちょっと笑える会話にも注目してもらえればいいなと思います。

山口まゆさんフォトギャラリー

■あらすじ
武士による統治が終わろうとしている幕末。忍者と呼ばれるものは、もはや時代遅れとなっていた。竜(寛一郎)は、忍者組織の最下層である「下忍」の末裔であるが、今や抜け忍となり江戸で暮らしている。そんなある日、竜はその出自を見抜かれて勝海舟(津田寛治)にスカウトされて密命を授かる。それは、「江戸に嫁がせた薩摩藩の姫・静(山口まゆ)を奪還して国に送り戻せ」というものだった。やがて薩摩藩からの追っ手として謎の琉球武術の遣い手・尚(結木滉星)が放たれた。追われる二人と追う男、それぞれの思惑が絡み合いながら戦いの旅が始まった・・・。

■ キャスト
「下忍 赤い影」出演:寛 一 郎 山口まゆ 結木滉星 中谷太郎 行平あい佳 PANTA(頭脳警察) 榊英雄 津田寛治
「下忍 青い影」出演:結木滉星 寛 一 郎
■ 監督
山口義高

■ 公式ホームページ
https://genin-movie.com/

■ コピーライト
(C)2019「下忍」製作委員会

「下忍 赤い影」10月4日(金)より
「下忍 青い影」11月15日(金)より
シネマート新宿・心斎橋ほか公開

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