岡崎紗絵「温かい気持ちで前に向かっていける」松木エレナ「想いを伝えたくなる」映画『mellow』【インタビュー】

映画『mellow』松木エレナ 岡崎紗絵

岡崎紗絵「温かい気持ちで前に向かっていける」
松木エレナ「想いを伝えたくなる」
映画『mellow』
【インタビュー】

『愛がなんだ』の今泉力哉監督が、様々な人物の恋愛模様を独特の距離感で切なくも温かく届けてくれる恋愛群像エンターテイメント映画『mellowが17日(金)より公開中です。

本作のヒロインで、亡くなった父・古川左近(役:小市慢太郎さん)に代わりラーメン屋を営んでいる女主・古川木帆を演じた岡崎紗絵さん。田中圭さん演じる主人公の夏目とはラーメン屋の常連客、かつ亡くなった木帆の父の仏壇に花を届けてくれる花屋という関係。

映画『mellow』 岡崎紗絵

女主・古川木帆を演じた岡崎紗絵さん

一方で、松木エレナさん演じる中学生の水野陽子は先輩の浅井宏美(役:志田彩良さん)に特別な感情を抱いているものの、宏美もまた別のあの人に…。

映画『mellow』松木エレナ

水野陽子役の松木エレナさん

今回は岡崎紗絵さんと松木エレナさんに、本作のリアルさやそれぞれが演じた役の感情を語っていただきました。撮影エピソードでは、田中圭さんへの絶賛が止まらないうえに、“ゴチ”エピソードも披露していただきました!

映画『mellow』松木エレナ 岡崎紗絵

―――― 撮影を終えて公開を待つばかりとなりました。今のお気持ちはいかがですか?

岡崎紗絵さん
撮ったのが昨年の今頃なので、やっと観ていただけるなっていう気持ちです。

―――― 送り出すような気持ちですね。

岡崎紗絵さん
そうですね。いろんな人に届けばいいなと思っています。

松木エレナさん
ついに公開されるって気持ちと、私の家族も凄い楽しみにしてたので、そんな大切な作品を沢山の皆様に観ていただけるのがとても光栄なことだなと思います。

―――― 主演の田中圭さんについて、お二人から見た田中さんはどんな方ですか?持っていたイメージとギャップとかありましたか?(笑)

松木エレナさん
テレビとかで拝見させていただいていたので、そのままの印象です(笑)

岡崎紗絵さん
そのままです!

松木エレナさん
本当にそのままですよね?(岡崎さん!)(笑)

岡崎紗絵さん
そのままでしたし、ただ、ここまでフランクなんだっていう驚きもありました。

そうやってコミュニケーションを図ってくださっていると思うんですけど、現場で初日から話しかけていただいたりとか、緊張をほぐすために色々とお話をしてくださったり、本当に頼れるお兄さんって感じで。

自分たちが気付かないぐらいジワッとした優しさで、やり易いように動かして頂いている感じでした。

―――― わざとらしくないんですね?

岡崎紗絵さん
そうなんです、「行くぞ」って引っ張っていくよりも、動かして頂いている感じが凄く心地良かったです。

現場で緊張せずにそうやって居させてもらったっていうのは、田中さんのフランクさだったり空気感があってのことだなと思って、スゴイ有難い存在でした。

―――― 褒め言葉ばかりですね(笑)ここだけは言っておきたいとか、今言っておかなくてもいいんですか(笑)

映画 mellow 岡崎紗絵

ステーキ屋さんで、ちゃんとゴチにもなりまして(笑)

岡崎紗絵さん
なかったですよそんなぁ、全然(笑)。
もう、皆を夜ご飯に連れて行っていただいたりとか、近くにステーキ屋さんがあったんですね、そこに連れて行っていただいたりとか、ちゃんとゴチにもなりまして(笑)

松木エレナさん
(私は)映画の撮影が初めてだったんで、自分から話かけていいのか分からなかったのですが、そんなことを考えているうちに田中さんの方から話かけてくださって、本当に同じ目線で話かけてくださるので、安心して臨むことができました。

―――― さすが田中さんですね、現場ってこんないい感じなんだと最初に思わせてくれたんですね。ところで、今泉監督についてなのですが、リアル感を大事にされていらっしゃる監督だと思うのですが、実際にはどの様な指示があったのでしょうか?

melow

岡崎紗絵さん
日常感っていうのは凄く大事にされているので、一番意識をしてこの作品に臨みました。私もまだ経験が浅いんですけど、ドラマなり色々やらせていただいて、ここまでリアルなものが今までになかったかもしれない。

例えば、本当にその感情が生まれたら生まれたままそこの間っていうのも、その自分が思った間でいいよ、といったリアルさ。だから、結構間が空いちゃったりとかしてもそれも本当にリアルなので、ドラマだったらもうちょっと(間を詰めて)みたいなこともあったりすると思うんですけど、それも本当になく、自分の心の移ろいそのままにやらせていただいたのは私も初めてで、それは本当に日常だなと思いました。

―――― やり易かったですか?それとも慣れるまでにちょっと時間がかかったり?

岡崎紗絵さん
最初、いざ「演って」って言われると意外と台詞っぽくなっちゃったりとか、意外と日常感って「これで大丈夫か?(これは日常なのか?)」とか色々考えることがあって。

でも撮影に入っていってすり合わせをして色々教えていただきながらやっていくと、むしろやり易さしかなかったです。そのままでいいんだっていう風に思って、演じるっていうよりもその場に生きる感じがあったので、凄くやり易かったです。

松木エレナさん
私も、役自体は私とかけ離れている役ではないですけど、本当に監督が私のやり易いようにさせてくださって。

台詞とかも読み易いように「台詞のままじゃなくていいよ」とか、普段の生活している感じをそのままお芝居に反映した感じというか、そういう印象が強くて、初めてだったので演じやすいという印象が強いです。

―――― キャラクターについては、例えば岡崎さんは出しゃばらず辛抱強く、自分から告白しない木帆を演じます。そういう役柄を演じることについて、印象をお伺いできますか?

画像,mellow

岡崎紗絵さん
そうですね、木帆ちゃん自体が夏目さんとどうにかなりたいって気持ちがあんまり強い訳ではなく、その先も描かれてないですし、「(夏目に)早く告白してよ」みたいなそういう気持ちって多分無かったと思うんです。

自分が(気持ちを)“伝える・伝えない”ということがエゴかそうじゃないかっていう(ことにまで気持ちが達してはいなくて)、“伝える”っていう段階で、“結果どうするか”みたいなところにまで行ききってなくて、だから何でしょうね、辛抱強いっていうよりも、何でしょう、、、自然に近すぎず離れすぎず、もどかしいフワッとした距離感が夏目さんと木帆ちゃんなんだろうな。多分、そこも詰めすぎないのが2人なんだろうなっていう風に思いました。

―――― 恋愛ゲームをしてるわけじゃないですもんね。

岡崎紗絵さん
そうですね。駆け引きっていうか、こっちが仕掛けてあっちにこう来させる、みたいなことはないと思います(笑)

――ラーメン屋さんの店内では、モテるモテないの話がありました。その場面ですが、木帆は普通に夏目に突っ込んでいるだけなのか、「もしかして、、、」みたいな気持ちは生まれてるのでしょうか?

岡崎紗絵さん
生まれて・・・なさそう(笑)。

前のシーンだったかな。夏目さんがともさかさんと色々あった時も、「ああだったんだよ、こうだったんだよ」ってことを話せる仲ではありますし、(夏目は)お父さん(が店主)の頃からラーメン屋さんに通ってくれているお客さんですから、多分、長年知っている関係で、だからその距離感っていうのが常にあったりはするんじゃないかなと思います。

ラーメンウーマンっていうのも木帆は気づいていないような、お互いに鈍感なのか(笑)のような気がします。

―――― 松木さんへの質問です。陽子が告白した時の気持ちを松木さんはどういう風に捉えたのでしょうか?

映画『mellow』松木エレナ

陽子は素直な子だと思うんです

松木エレナさん
陽子は素直な子だと思うんです。

今どき中学生が先輩に花束をプレゼントして告白するってあまり聞かないじゃないですか。でもそこを、好きな想いを伝えたいっていう先輩への強い想いから、おしゃれなお花屋さんを調べて買いに行って、陽子自身もそれが先輩に対しての、かっこいい女性への憧れなのか恋愛感情なのかは、きっと陽子自身の中でもはっきりしていたのかどうかは分からないと思うんです。

その複雑な想いの中、陽子は「憧れてます」じゃなくて「好きです。付き合ってください。」って伝えたので、きっと、とにかく先輩のことが好きなんだろうなって思ったので、告白のシーンは好きな想いをしっかりと伝えるつもりでいきました

―――― 夏目は「自分自身が告白する」ということをどう捉えていたのでしょうか?

melow

岡崎紗絵さん
どうでしょうねぇ(笑)。

あのラストシーンは、夏目に気がなかったらそういうことはないですし、言葉には出さずあの行動が夏目さんの行動なのかなっていう風に私は受け取っていて、全部ひっくるめてmellowなんですね(笑)、もう言葉に出すのもチープなのかって(笑)。

でも、あの最後のシーンは凄い印象的ですし、言葉に出さずともあの雰囲気、なんかあの距離感が私は凄く心地良かったので。

―――― ところで、先輩である宏美(役:志田彩良さん)の行動のきっかけを作ったのは、恐らく陽子だと思うのですが、そんな行動に出た宏美に対しての陽子の想いを教えていただけますか?

画像,mellow

松木エレナさん
きっと、先輩(宏美)への想いが強かったので、“好きな人の好きな人とのことを応援したい”というか、きっと陽子は自分のことだけじゃなくて、周りのことも考えられる子なんだろうなって印象が強くて、自分の好きだっていう想いだけに留まらず、先輩のことも考えて背中を押してあげるというか。

ライバルの子が来た時でも「一緒にご飯行こう」っていうセリフに対して、陽子が「いいよ行こう!」ってところも、きっと自分だけの好きな想いだけだったら、“ダメ、私が先輩と2人で行く”って感じになっていたと思うんです。きっと陽子だったから、“皆で行こう!” という展開になったんだと思います。

―――― だから、先輩の「ありがとう。ごめんね」を受け入れることができたんですね。
次にキーワードとも思われる「花」についてなのですが、いかがですか?「花」に対する想いなどをお聞かせいただけますか?

岡崎紗絵さん
やっぱりお花って、贈るだけでも華やかで嬉しいですけど“想いを届ける”って意味でもあると思うので、それは凄い、想いが詰まったお花ってどなたからも頂いても嬉しいです。

このお仕事をしていると頂く機会が多くて、例えば演じたキャラクターのイメージカラーとかでまとめたお花を頂いたりとか、それだけでも考えて花束にしてもらってることとかも分かりますし、凄い想いが伝わってくるのは、自分がもらう立場でそう思うので、想いを伝えるお花ってのも華やかですごくいいなと思います。

―――― 松木さんはいかがですか?

松木エレナさん
花言葉ってあるじゃないですか。花言葉って素敵だなって思い、花言葉の本を買ったのですが、いろんな花の意味とかを知ると凄く面白かったんです。それがきっかけで興味を持ち始めたんです。

なので贈る人とか贈る意味によって花を変えたりとか、凄い素敵だなと思います。例えば、クローバーだったら四つ葉のクローバーは幸せとか、そんな些細なことでも、知ってたら素敵な気持ちになれるんじゃないかなって思います。

―――― どんなお花が好きですか?

岡崎紗絵さん
私はユリが好きです、1本で様になるからです。ユリって私の中で凛としている女性像のイメージがあるんですね。それが凄く好きで、二十歳の時に生花をここに(頭に)挿して、成人式に出たぐらいユリが好きです。

松木エレナさん
私は王道なんですけどバラが凄く好きです。トゲがあるから近づきにくい感じがあるけど、でもお花が綺麗で素敵な雰囲気なので。

―――― 花言葉を知っていらっしゃるぐらいだから、お母様とか、誰かに贈られたりすることはあるんじゃないですか?

松木エレナさん
そうですね、カーネーションを誕生日とかに。逆におばあちゃんに誕生日とかに贈ってもらったりもしています(笑)。

―――― 最後に本作『mellow』の見所と映画ファンへのメッセージをいただけますか?

岡崎紗絵さん
本当に日常感っていうのは観ていただければ分かると思うんですけど、いろんな片想いばっかりが出てくるんですけど、恋が破れたって感じはあんまりなくて、暗くなることなく、凄く温かい気持ちで前に向かっていける映画になっています。

映画を観終わった後絶対にご自身の恋愛を振り返ってみたり、甘酸っぱい気持ちを抱いたりする映画だと思うので、是非楽しんでいただけたらと思います。

松木エレナさん
この作品を観るときっと恋愛だけじゃなくて、家族とか友達とかにも想いを伝えたくなるんじゃないかなと凄く思うので、この作品を観た方の背中を押して勇気を与えられたらと思います。

映画『mellow』松木エレナ 岡崎紗絵

―――― お二人とも素晴らしいコメントですね!ありがとうございました!!

新宿バルト9・イオンシネマ シアタス調布 ほか 公開中!


予告編映像

作品情報

■出演:田中圭、岡崎紗絵、志田彩良、松木エレナ、白鳥玉季、SUMIRE、山下健二郎(友情出演)(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、ともさかりえ/小市慢太郎
■監督・脚本:今泉力哉
■主題歌:並木瑠璃「花になる」
■音楽:ゲイリー芦屋
■製作プロダクション:ダブ
■配給:関西テレビ放送 ポニーキャニオン
■©2020「mellow」製作委員会
■公式HP:mellow-movie.com

画像,mellow

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