世界を感動で満たす、ソニーの取組みに迫る!

ソニー ブランド戦略部プロデューサー中臺孝樹(なかだい・たかき)氏
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世界を感動で満たす、ソニーの取組みに迫る!
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2020

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」が9月16日から27日まで開催されました。

ソニー株式会社(以下、ソニー)は、「オフィシャルコンペティション supported by Sony(インターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門)」として本映画祭をサポートし、ショートフィルムやクリエイターの支援を展開しています。

今回は、ソニーのブランド戦略部プロデューサー中臺孝樹(なかだい・たかき)氏に、お話を伺いました。

―――― 今回、ソニーが「オフィシャルコンペティション supported by Sony」として2020年、2021年をサポートするに至ったきっかけや狙いについてお聞かせください。併せて、数ある映画祭の中で本映画祭へのサポートを選ばれています。ショートフィルムの魅力についてもお聞かせください。

ソニー ブランド戦略部プロデューサー中臺孝樹(なかだい・たかき)氏

ソニー ブランド戦略部プロデューサー
中臺孝樹(なかだい・たかき)氏

中臺孝樹
ソニーはクリエイティブとテクノロジーの力で世界を感動で満たすことを存在意義として掲げており、これはソニーの全部門に共通する想いです。

世界を感動で満たすためには、我々の取り組みだけではなく、クリエイターと共に活動していくことが大事だと思っていて、クリエイターに近いところで何かを一緒にトライ出来る機会を探していました。

これまでも「Sony Creators Gate」という次世代クリエイターを育成する活動を通じて、例えば、小学生を対象にSTEAM教育を行うSony STEAM Studio、24歳以下の世代を対象にアイデアコンペティションとワークショップが一体となった新しいプログラムU24 CO-CHALLENGEなどに取り組んできました。

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映画は、カメラマンや監督だけではなく、裏方として活躍されているスクリプターさんやメイクさんなど、様々な人たちが関わる総合アートです。つまり、映画という座組の中にはあらゆるクリエイターが存在すると考えていますので、是非、映画を支援したいと考えました。

数ある映画祭の中で、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(以下、SSFF)が米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭になっていることは非常に大きいです。どんなレベルに対しても支援をしていきたいと思いつつも、本気で世界を変えたいという方々については積極的に支援していきたい、だからこそSSFFへのサポートを決めました。

加えて、ショートフィルムは長編映画の登竜門のような位置付けで認識されることも多いのですが、登竜門としての機能は残しつつも、ショートフィルム自体がコンテンツとして認識される時代が到来している、そのことにも大きな魅力があると思います。

今回のSSFF上映作品も観ていても、個人の葛藤や社会問題などを伝えていくことにショートフィルムが適しているのではないかと感じています。気軽に観ることが出来ますし、その中にストーリーが詰まっている点が非常に面白いと思います。

―――― ソニーが掲げている「テクノロジーに裏打ちされたクリエイティブエンタテインメントカンパニー」について、中臺さんがどのように捉えていらっしゃるのかお聞かせください。

中臺孝樹
ソニーの歴史を振り返ると、ポータブルのトランジスタラジオからスタートしています。それは単にラジオを小さくして、持ち運べるようにしたということのみならず、エンタテインメントをより身近にしたのだと思います。

そのような源流から、ウォークマン、ブラビア、PlayStation等々、常に一番人に近いところで、“人を喜ばせるものって何だろう?”と追及してきたのが我々ソニーの本質なのではないかと思っています。つまり、数ある電化製品のある中で、ソニーは人を幸せにしたり、感動させたりするものに取り組んできたのです。

そして、現代の世界を感動で満たすためには、テクノロジーとクリエイティビティがより欠かせないものとなっています。撮影するカメラ、録音するマイク、それらを表現するモニターやテレビ、ヘッドフォン…。クリエイターが創るところから届けるところまで一括して取り組んでいることがソニーの強みです。

当然、サスティナビリティは大切にしていますし、安心安全は引き続きしっかりやっていきます。社会から必要されるものは、エンタテインメントに限らず提供していきます。しかしながら、根本にあるのは人を楽しませよう、人を喜ばせようという想いです。

2年前に社長の吉田がソニーのアイデンティティとして、「テクノロジーに裏付けされたクリエイティブエンタテインメントカンパニー」と宣言したのですが、これは社内でも凄くインパクトがありました。

“我々はエンタテインメントカンパニーなんだ。人を喜ばせるために、人を感動で満たすために存在しているんだ”ということが明確にPurpose(存在意義)として与えられたので、それは社員としても凄く分かり易かったです。

そのような指針に沿って日々行動していくことに喜びと楽しみを感じています(笑)

ソニー ブランド戦略部プロデューサー中臺孝樹(なかだい・たかき)氏

―――― 様々な制作現場でソニーの技術が使われていると思いますが、現在ソニーがクリエイターや観客に対して実現が出来ていること、今後もっと実現できるように強化していきたいことをお聞かせください。

中臺孝樹
今年のCES2020(コンシューマ・エレクトロニクス・ショー)で展示した、360 Reality Audioは、まるで目の前で生演奏をされているような、没入感のある立体的な音場を実現することができ、ソニー独自の空間音響技術によって、音に包まれるような臨場感豊かな音を届けることが可能です。

裸眼なのに、あたかもモノが実在するかのようにくっきりと立体的に見える。見る角度を変えても、リアルさは変わらない。そんな高精細の3DCG映像を体験できる、『視線認識型ライトフィールドディスプレイ(Eye-sensing Light Field Display(ELFD))』も展示しました。

全天球映像技術の先を見据えたボリュメトリックキャプチャ(Volumetric Capture)技術を使用した世界初の生配信ライブ「いきものがかり Volumetric LIVE ~生きる~」を実施していましたね。

また、アニメにおいても昨年公開された『スパイダーマン: スパイダーバース』はCGと手書きをMIXして制作しています。ハリウッドのCG映画としては初の試みとも言え、日本の漫画・アニメの文化を参考にしてトーンを貼ったりしたと聞いています。台詞も吹き出しのように出てくるのですが、アメコミをそのまま意識した形です。CGとクリエイティブ、つまりテクノロジーとクリエイティブを掛け合わせて創った作品だといえます。

コロナの時代においては、リモートにも力を入れていると言えます。アニメを作るにしても、今までスタジオに行かないといけなかったのを家でできるようしたり、ポストプロダクションでも、音を入れていく作業を家でできるようにするバーチャルプロダクション。セットも1回作ったのを3次元にキャプチャーし、再度組み合わせなくてもバーチャルなセットを作れるソリューションがあります。
これら技術を用いて、来年以降に公開を予定している映画の制作を進めていると聞いています。

ほんの一例にすぎませんが、ソニーは撮影や音の編集においてテクノロジーを発揮しています。私も技術的なことが好きなので、まだまだ語りたいことは沢山あります(笑)

―――― ソニーの想いや取組みをご紹介いただき、これまでよりもさらに身近な存在に感じてきました。ちなみに、中臺さんと映像や映画との出会いをお聞かせください。

中臺孝樹
僕がいつか映画に携わりたいと思ったのは『ゴジラvsメカゴジラ』(1993年)です。撮影が幕張で行われたのですが、1,000人くらいのエキストラが逃げるシーンに私もエキストラとして出演し、初めて映画がパーソナルなものになりました。撮影の時に参加したことと、自分の知っている街がゴジラに壊されるという体験で映画がパーソナルなものになり、いつか映画に関わりたいと思いました。

あとは『レオン』(1994年)のナタリー・ポートマンは自分とも年齢が近いのですが、同世代の人が演じていることにとてもビックリしました。こんな風に何かを表現し、人の心を動かすことが出来るんだと感動しました。

ストーリーを伝えることに一番興味があったので、大学ではジャーナリズムを専攻し、大学の新聞や番組の制作もしていました。卒業後はスポーツ系テレビ局のPR班としてカメラを担当し、ストーリーや映像を制作、スポーツもエンタテインメントでしたので、その経験を活かして映像・映画に挑戦してみたいと思い、ソニーに入社しました。

―――― 今年のSSFF上映作品について、印象に残っている作品がありましたでしょうか?

中臺孝樹
まず、全体的な感想としては、物語がこの先どうなったのか、本来長編であれば描かれるところが、ショートフィルムでは描かれないケースが多いと感じました。日本人の感覚としては、上の句が詠まれて、下の句が想像できるような感覚です。作品の続きを観た人が感じとって、考えられるということがショートフィルムの楽しいところだと再認識しました。

SSFFには世界中から作品が集まっていますので、例えば、【Ladies for Cinema Project】部門の『水に浮かんで/Afloat』では地中海の美しい海の映像、【アジアインターナショナル&ジャパン】部門の『地下鉄のオーディション/Audition on the Subway』では韓国の地下鉄、同部門の『学校/Sekool』ではインドの山奥など、ショートフィルムを観ていると一瞬で世界中をワープして、いつの間にか世界一周をしたかのような体験を味わうことが出来るのは凄く面白いです。

個々の作品に関しては、社会的なメッセージを持っている作品はパワフルに訴えかけてくるように思います。例えば、『11月1日/November 1st』(イギリス)や『授業の後で/After Class』(中国)などは、短くてもパワーを感じました。短いからこそ問題提起がしやすいのかもしれません。

また、【BRANDED SHORTS】部門では、リクルートライフスタイルさんの『ホットペッパービューティー「明日」』が個人的にはお気に入りです。キャッチフレーズ「すべての18歳の、キレイを応援します。」も良いですよね。男の子と話したかったけど話せない眼鏡の女の子の切なさが凄く良かったです(笑)

―――― Xperia 1 Ⅱには「cinematography Pro」を搭載し、2021年のSSFFに向けてスマートフォン映画作品部門supported by Sonyも始動されました。スマートフォンと映画のコラボレーションは、エンタテインメントを身近にするという意味でも大きな役割を担うのではないかと期待が広がります。

中臺孝樹
既存のクリエイターだけではなく、クリエイティブの本質、性質は人間誰しも持っていると思っていますので、スマートフォンは入り口として入り易く、間口を広げて色んな人に参加してもらうきっかけになると期待しています。

我々もビックリするくらい若い世代はツールを駆使して、色んなクリエイティブを行っていると思うので、そういう人たちとご一緒出来る機会を探していましたし、彼らが世界に発信をしていくうえで、時には批判を受けることもあるかもしれませんが、それを通じてよりよいクリエイターに成長していくことを支援したいと考えています。

スマートフォンの魅力は軽くて、小さい。それは機能性だけではなく、最も人に近付けるデバイスですから、人の動きのダイナミックさを表現したり、感情を表現したり、もしくは人を追いかけていって、その人の物語をずっと間近で追いかけるのに適しているのではないかと思います。そういう意味でもスマートフォンがもっと人のストーリーを伝え、感情を表現することが出来たら素晴らしいですし、それがシネマクオリティであればたまらないですね(笑)

今年のSSFFでTYO学生ムービーアワード金賞の『くまのめ』と銀賞の『夢へ』は、どちらも色使いが面白くて、特徴的な色を使っていました。おそらく、見たもの以上にその画像や映像を編集・加工することに若い世代は慣れているのだろうと感じました。Xperia 1 Ⅱ「cinematography Pro」の色合いや明るさを変えられる機能「Look」は、若い方々と相性がよく、よりストーリーを伝えられるのではないかと感じました。

スマートフォン 映画作品部門 supported by Sony(外部)

―――― より主体的に創造性を持って、ツールとして使えることになればスマートフォンの価値も変わってきますよね。

中臺孝樹
スマートフォンは人と人を繋ぐものだと思いますが、より感情に近い部分で繋がる可能性があります。何かの表現や自分の日常をもっと上手く表現したり、捉えたり、シェアしたりできるのは、人と人が繋がる本質にも通ずるのではないでしょうか。

誰もが対面で上手く話せるわけではないですし、苦労していることや感動していることをスマートフォンによって表現出来る機会が増えるのは面白いですよね。

ソニー ブランド戦略部プロデューサー中臺孝樹(なかだい・たかき)氏

―――― 9月28日には、先日行われた【Creators’ Junction partnered with Xperia™】の配信も予定されています。こちらの活動についてもご紹介お願いします。

Creators’ Junction partnered with Xperia™

中臺孝樹
クリエイター同士が交わったり、何かを創るような場が出来たりしたら面白いのではないかと考え、日本を代表する映画監督である河瀨直美監督とKing Gnuメンバーの常田大希さんのトークイベントを配信します。二人が出会った時にどういうクリエイティブが生まれるのか、是非、注目してください。

―――― 最後にSSFFの魅力を含めて、映画ファンにメッセージをお願いします。

中臺孝樹
別所哲也さんがSSFFをスタートされて、アメリカでは当たり前だったものを日本で22年間続けてこられたことは非常に貴い功績だと思いますし、ようやく時代が追い付いてきて、このレベルのショートフィルムを自分のパソコンで観られる時代が来るとは思ってもいませんでした。

物語の本質はストーリーにあるので、どのデバイスで観ても“心”を観られるというのは非常に魅力的です。2時間の映画を誰かと一緒に観ることが難しくても、15分の作品を誰かと一緒に観ることはより身近なことだと思いますし、何かを観て同じ想いを感じ、共有することは素晴らしいことだと思います。

SSFFへの支援を通じて、クリエイターの入り口と出口、一番広い所と一番深い所の両方を支援出来ることは、我々にとって非常に有難いチャンスです。

長編には長編の魅力があるので我々も映画を創り続けますし、短編には短編の魅力があり、手法もどんどん進化すると思いますので、シネマカメラやXperiaなどのデバイスも含めて、クリエイターと一緒に新しい映像文化の潮流を作っていきたいと思っています。


ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020 概要

映画祭代表:別所 哲也

フェスティバルアンバサダー:LiLiCo(映画コメンテーター)

開催期間:9 月 16 日(水)~9 月 27 日(日) ※オンライン会場は 8 月 1 日(土)よりオープン

上映会場:オンライン会場および表参道ヒルズ スペースオーほか

料金:無料上映 / 無料配信
※一部、有料イベントあり

特設サイト:https://www.shortshorts.org/2020/

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