シンガー・ソングライター,DedachiKenta,画像

シンガー・ソングライター
DedachiKentaさん
映画『アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌』
公開記念インタビュー

11月13日(金)公開の映画『アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌』で日本公開版エンディング・テーマ曲を担当されたシンガー・ソングライターのDedachiKentaさんにお話を伺いました。

本作は全米で250万枚以上のセールスを記録した大ヒット曲「I Can Only Imgine」の誕生物語。史上最も売れたコンテンポラリー・クリスチャン・ソングであるこの曲が、どのようにして誕生したのか、作者であるロックバンド”MercyMe“のボーカル、バート・ミラードの半生と共に、この映画で解き明かされていきます。

今回は、オフィスオーガスタが新たに立ち上げたインディーズレーベル“newborder recordings”第一弾アーティストとして2018年11月にデビューし、アメリカと日本を行き来しながら音楽活動を展開しているDedachiKentaさんに、本作の見所や日本公開版エンディング・テーマの制作を振り返っていただきました。

シンガー・ソングライター,DedachiKenta,画像

シンガー・ソングライターのDedachiKentaさん

―――― 日本公開版エンディング・テーマ曲のオファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください。

DedachiKentaさん
小さい頃から知っていた曲だったのでビックリしたのと、凄く嬉しかったです。自分にはクリスチャンのバックグラウンドがあるので、ピッタリだなと思いました。

―――― 日本語の作詞に関しては、どのように進められたのでしょうか。

DedachiKentaさん
僕はいつも英語で歌っていて歌詞も英語で書くんです。実は日本語バージョンの作詞にあまり自信がなく、まず最初に小坂忠(こさかちゅう)さんに相談をしました。忠さんは牧師でもあり、音楽活動もされていて、アメリカのクリスチャンソングを日本に届けるためのブリッジ(橋渡し)になっていただけると思ったんです。

忠さんとは電話で沢山お話をしました。その時に「Kentaも書いてみたら?」と言ってくださったのでトライしたんですが、結果それがもとになりました。

―――― 小坂さんとは一緒に歌われていて、Dedachiさんの透き通った歌声と小坂さんの渋さというかカッコイイ声がとても良かったです。Dedachiさんは、小坂さんのどんなところがお好きですか?

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DedachiKentaさん
もうとにかく、、、最高なんですよ(笑)

もちろん声もそうですけど、50歳くらい年齢が離れていて、キャリアも積んでいる方なのに、僕みたいな新人と一緒に歌ってくれるということが凄く嬉しいですし、なんだろうな…。年や経験の差があっても一緒にいて楽しめるというか。それって結構スペシャルなことですよね。

歌をつくる時に何を大事にしているか、どういうことを考えて曲を書くのかとか、色々なことを聞いて本当に沢山のことを学びました。

僕も70歳ぐらいになったら、20歳の人と仲良くなれるような人になりたいですね。

―――― ちなみに、この曲は愛着があったとのことですが、クリスチャン・ロックバンド“MercyMe”の楽曲はよく聴いていたのでしょうか?

DedachiKentaさん
彼らのことはそれほど知らなかったんです。

小さい頃にアメリカのHOT50かな、クリスチャンソングのコンピレーションCDが自宅にあり、それを聴いていました。その中にこの曲も入っていたんですが、“MercyMe”が歌っていたとは知らずに聴いていました。

アイ・キャン・オンリー・イマジン,画像

―――― 映画をご覧になってどんなことを感じられましたか?

DedachiKentaさん
イイ映画だなって(笑)

クリスチャンのアーティストを題材にした映画ですが、これまでもクリスチャン映画を観たことはあったんですけど、ここまで自分にしっくりくる映画はあまりなかったです。ストーリーもいいし、音楽がテーマの映画だったので凄く楽しめました。

アイ・キャン・オンリー・イマジン,画像

―――― 素晴らしい映画音楽は沢山ありますし、音楽映画もいっぱいあります。他の音楽をテーマとした作品と比べても、本作はご自身に馴染みがありましたか?

DedachiKentaさん
そうですね、音楽映画は好きでよく観るんです。例えば、小さい頃は『天使にラブ・ソングを』が大好きでしたし、最近は『ボヘミアン・ラプソディ』や『イエスタデイ』などの作品もありました。もともと音楽映画好きというのと、クリスチャンソングがテーマということも嬉しかったです。キリスト教は自分のバックグラウンドでもあるし、「I Can Only Imgine」は小さい頃からずっと聴いてきた曲なので感慨深いですね。

―――― 劇中でお父さんが亡くなられた時に「アメイジング・グレイス」が流れて感動的でした。心が洗われていくような感覚だけではなく、光に包まれて背中を押してもらえるような感覚にもなりました。Dedachiさんは賛美歌などを聴いた時に、どんな風に気持ちが動かれるのでしょうか?

DedachiKentaさん
ボジティブになれるというか、本当に心が平和になるというか、それはありますね。

昨年お祖父ちゃんが亡くなったんです。僕はアメリカに居たので葬儀には参列出来なかったのですが、そこでも「アメイジング・グレイス」が歌われたそうです。参列した親戚も、今仰られたようなこと、ピースというか、ハピネスのようなものがあったと話してくれました。

―――― 本作では名曲「I Can Only Imgine」の誕生秘話が描かれており、必ずしも幸福ではない家族関係の中で、自分が父親を赦すことが出来るかどうか、そこから非常に想い入れの強い作品が生まれています。
Dedachiさんもファーストアルバムやシングルを発表され、ご活躍の機会が広がっていますが、曲作りに対するスタイルなどで本作から感銘を受けた部分などはございますか?

DedachiKentaさん
最近、曲をリリースすることの意味についてよく考えるんです。曲が有名にならなくても、誰かが聴いて感動してくれたらその人の心にずっと残る。だから、自分が書いた曲は届いた人のものになるんだなって。

バートが書いたこの一曲は沢山の人の心に平穏を与えただろうし、多くの人の人生を変えるきっかけになったかも知れません。自分もこれから音楽を作る中で、一曲一曲を大事に作ろう、作品はとても大切なものなんだって、本作を観てあらためて強く感じました。

シンガー・ソングライター,DedachiKenta,画像

―――― Dedachiさんの一曲でひょっとしたら人生が変わるかもしれないし、悩んでいた人がピースやハピネスを感じるかもしれないですものね。ちなみに、Dedachiさんの曲作りで大切にしていることやこだわりを教えてください。

DedachiKentaさん
賛美歌を聴いて育ったこともあり、人を励ますというか、ハピネスを与えられるような、音楽にはそういう力があると思っています。そういう音楽を作っていきたいというのはいつも心掛けていますし、そのためにまずは自分が聴いて励まされるかどうか、極論を言えば自分がハッピーになれる曲しか書きたくないと思っています。

―――― 劇中でマネージャーのシャノンが「お前のことを見ていると、本物のバートになる時もあれば、そうかと思えばふと本物のバートが隠れてしまうんだ」って話していました。舞台の上の光と影みたいなものをハッキリと見抜く辣腕なマネージャーという感じがしました。このシーンが凄く印象に残っているのですが、実際にミュージシャンには光と影みたいなことが起こる得るものなのでしょうか?

DedachiKentaさん
僕はいつも自分らしくありたいなと思っています。ただ、ダメなところを隠したいという気持ちは皆が持っているとも思うんです。常にいい顔を見せたい、ライブでも格好良く見せたい、と。

だけど、音楽を表現する時には自分の中にあるものしか出せないと思うので、そのためには出来る限り自分を良い状態にしていたいと思っています。

やっぱり自分らしさを出せた時に、人と繋がる感じがするんです。偽りの自分を出してる時はコネクションの感覚が違うんじゃないでしょうか。

―――― Dedachiさんの曲を聴き、お話を伺っているとポジティブなメッセージをたっぷり感じます。ただそれは若さや勢いだけではなくて、これまでの人生経験から醸し出されているDedachiさんならではのオーラのような感じも受けます。常々ご自身と向き合うようなこともされているのでしょうか?

DedachiKentaさん
中学生の頃から父親に「将来のビジョンのことを話そうよ。Kentaはこれから10年くらいどういう人生にしたいの?」みたいなことをたびたび聞かれて、考えさせられてきたので、そういうことも影響しているかもしれません。いつもやりたいことがあったし、ゴールがあったかなって。ハッピーに平和に生きていきたい!と思ったらいいんじゃないですかね(笑)

―――― 18歳で単身渡米されて音楽の本場で勉強をしているということで、志や意志の強さを感じます。

DedachiKentaさん
LAの大学へ留学を決めたことは今までで一番大きな決断でした。アメリカには親戚も友達も誰もいないし、見学さえもしたことがない大学で勉強する。想像できないことが沢山あったんですけど、家族が「大丈夫だよ」って言ってくれて、父親とは将来の話をして、一つ一つ整理して乗り越えていきました。

―――― 映画の中にもありましたが、許せないものを受け入れる。これはクリスチャンに限ったテーマではないと思います。相手を許す行為の力は相当大きいですよね。「I Can Only Imgine」が出来る過程においては「赦し」が一つのキーポイントになっているようにも感じます。Dedachiさんは“赦す”ということをどう捉えていらっしゃいますか?

アイ・キャン・オンリー・イマジン,画像

アイ・キャン・オンリー・イマジン,画像

DedachiKentaさん
クリスチャンとしてのトークになってしまいますが、この映画は‟赦す”ことがテーマで、バートが父親を赦せたのは自分を赦されたからだと思うんです。心を変えられたのはクリスチャンであるということも大きな意味を持っていたかと思います。

自分が赦されたからこそ、人のことも赦すことが出来る。自分が正しいから赦すのではなく、自分も間違っていたことがあったけど、赦されて解き放たれたからこそ、同じ経験をして欲しい、だからこそ赦すみたいな。そういうバートの気持ちに僕は自分自身を重ね合わせました。

ですが、クリスチャンでなくともきっとこの「赦し」の力には誰もが心を動かされるものがあるんじゃないかと思いますし、ぜひ多くの人に観ていただきたいです。

シンガー・ソングライター,DedachiKenta,画像

―――― とても素敵な映画と音楽を届けていただき有難うございました!!

DedachiKentaさんから動画メッセージ!!

関連記事:【プレゼント】映画『アイ・キャン・オンリー・イマジン』劇場鑑賞券1組2名様

『アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌』

2018年アメリカ公開/110分
監督:アーウィン兄弟
出演:J・マイケル・フィンレイ、デニス・クエイド、クロリス・リーチマン
© 2018 IMAGINE Rights, LLC. All Rights Reserved.

公式HP:www.universal-music.co.jp/icanonlyimagine/

アイ・キャン・オンリー・イマジン,画像

2020年11月13日よりヒューマン・トラスト・シネマ渋谷他全国30館~にて順次公開予定

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