絶賛公開中!映画『レディ・トゥ・レディ』大塚千弘さん&内田慈さんインタビュー

映画『レディ・トゥ・レディ』大塚千弘さん内田慈さん
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気分爽快!競技ダンスに挑戦するひたむきな姿が心を動かす!

ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国の劇場で絶賛公開中の映画『レディ・トゥ・レディ』で、前代未聞の女性同士ペアで競技ダンスに挑んだ主婦・真子役を演じた大塚千弘さんと、同級生の売れない女優・一華役を演じた内田慈さんに、ダンスの稽古や本作の撮影を振り返っていただきながら、見所をたっぷりと語っていただきました!

レディ・トゥ・レディ,大塚千弘,画像

真子役の大塚千弘さん

レディ・トゥ・レディ,内田慈,画像

一華役の内田慈さん

レディ・トゥ・レディ,大塚千弘,内田慈,画像

―――― プロの方々とホールで見事なダンスを披露されていらっしゃいましたが、ダンスは以前からされていたのですか?

大塚千弘さん
二人とも初めてです!舞台の時にジャズダンスや歴史ものでワルツを踊ったりはしましたけど、社交ダンスは全く初めてです。

内田慈さん
私も、舞台で踊ることもありますが、バレエやジャスダンスがベースになったものです。社交ダンスは完全に初めてだから、まず最初に先生が何を言ってるのかも分からないし、「お互いで支え合って立つみたいな感じ」と言われてもどういうことか、最初は中々掴めませんでした。

レディ・トゥ・レディ,画像

―――― どのくらいの期間練習されたのですか?

大塚千弘さん
1か月半ぐらい、毎日毎日二人で2時間ぐらい。もうしんどすぎちゃって2時間ぐらいしか体力がもたなくて。2時間が限界だったね?真夏に汗だくになって。

内田慈さん
もうすごかったね(笑)さらにクランクインしたのが8月の頭でしかも場所が熊谷。ダンススタジオシーンからのスタートだったので、常に汗だくでした。

大塚千弘さん
しかも休みなくそのままインしたんですよ。撮影前日まで稽古して次の日にイン(笑)

内田慈さん
暑い中だったんですけど、マラソンのランナーが高い所で訓練するように、鍛えられた状態で入ったから、駆け抜けられたのはその1か月半があったからかなと思います。

大塚千弘さん
撮影期間は2週間だったんです。怒涛のようなスケジュールでした(笑)競技シーンは1日で、夜中まででした。電車があるうちはエキストラの方たちも残ってくださったんですが、最終的には私たち二人のシーンを残す形で深夜2時、3時まで。

内田慈さん
お客さん(シーンの中の観客)の層が終電とともに段々減っていくので、満席に見せるためにその都度片側に寄ってもらって。その分カメラを振れる範囲も少なくなっていって(笑)

でも、その状況の中で精一杯やるのは楽しかったです。カメラマンの(伊藤)麻樹さんの圧倒的なカメラワークはもちろん、監督とみんなでああしようこうしようといろいろ話し合うのも楽しかった。

大塚千弘さん
時間との勝負でしたね。

―――― 出来上がった作品を観て、感想はいかがですか?

大塚千弘さん
結構シーンがカットされていて、最初はちょっと驚きました(笑)。撮ったのは2年前なので、ちょっとうろ覚えですが、もう少し長くても良かったなって思うぐらいアッという間に終わっちゃって、もうちょっと観れるなって思いました。

※お二人の実際の練習風景はFacebookのメイキング映像で見れます!

―――― 二人で努力して昇り詰めていくシーンは、観ていて飽きなかったです。

大塚千弘さん
監督がスピーディーさやテンポを大切にしようと思われたのだと思います。

それから、撮り終わってすぐ(に鑑賞する)だと割と鮮明に覚えていて、ああこうすれば良かった、こうすれば良かったって思いがちなんですけど、2年も空いちゃったので割と客観的に観れて(笑)

こんなに後腐れなくスッキリする映画って中々ないなって。最近は、じっくり観て、沢山考えたり、色々思ったりする良い映画もありますけど、この作品は問題提起が押しつけではないのでスッキリ感があって爽快でした。

内田慈さん
色んな角度から観れる作品だなと思いました。リズムもいいのでエンタメとしても見れますし、根底には問題提起があるから、作品を観ることで“きっかけ”をもらって帰りたいお客さんにも深く楽しんでいただける作品になっていると思いました。

笑い自体もコアな笑いじゃなくて、みんなが分かるような笑いになっています。それと、監督はまだお若いですけど、全ての層に向けてこうした思い切った映画を作るって、すごく勇気があってかっこいいなと思いました。

また、根底にあるテーマが、コロナの影響で上映がずれた今の世の中と凄くフィットしていると感じます。価値観が大きく変わっていく今、「前例がないから」とか「みんなこうだから」が必ずしも価値の共通項ではなくなってきた。「空気読めない奴」「身の丈に合わないことを言ってるダサイ奴」にされてしまうことたちもたくさんあるけど、「別にやりたければやればいいじゃん!」と希望を持てる人が人の心を動かすという事実、それが時代にフィットしてるんじゃないかなと思います。

―――― 衣装もカラフルなので、ストーリー性に加えて、目も楽しませてくれました。

大塚千弘さん
それとキャラが濃い人が盛り沢山ですよね(笑)ここで、こんな人が登場するの?っていうのがね?

内田慈さん
(プロデューサー役の)新納(慎也)さんが電話をこんな風にしてさ(笑)

大塚千弘さん
LiLiCoさんがこの作品を観て「ああいう、ざっくりした企画を持ってくるプロデューサーっているのよ!」っておっしゃっていて。私は「ああ、そうなんだ」と思いながら、「誇張ではなくて、こういう人が本当にいるというリアルなところもあるんだ」って(笑)

―――― そんな新納さんに対して、向井役の清水葉月さんのおっとりしているような感じが、ちょうど良かったですよね。

レディ・トゥ・レディ,画像

大塚千弘さん
ゆとり世代みたいな感じがね(笑)

内田慈さん
向井の成長もまた良かったですよね(笑)

大塚千弘さん
全員が前進していくというのが、観ていてとっても良いなって思いました。

―――― ところで、競技は技を磨くためであったり、ルールも平等に競い合うためのもので、それを守ることで成り立つ世界だと思います。本作は、そもそも「楽しむ」というダンスの“原点”にフォーカスしています。競技ダンスに限らないと思いますが、結局、楽しめなければ苦しい練習を乗り越えて競技にまで至らないし、何のために踊っているのか分からなくなります。そういった原点をもう一度思い出させてくれました。

大塚千弘さん
最後に台詞で言いますもんね。

「笑顔で踊るんじゃなくて、踊るから笑顔になる」って。本当にそれが楽しいんだっていう気持ちって、勝負とかになると忘れがちになったりするし。

―――― 向井(役:清水葉月さん)もそれを吸収することが出来たようです。単純に楽しめばいいって話だけではなかったところも良かったですね。

内田慈さん
コメディでありながらリアリティがあるなと思うのが「そんなに簡単に物事は変わらない」って言うところですよね。

大塚千弘さん
私たち二人もハッピーエンドではないんですよね。

内田慈さん
だけど現実社会でも結果が出ないとそれは挑戦する価値がないことってされがちなのが、“そこにこそ価値があるんだ”って言える作品だってことが凄く良いですよね。

―――― コロナ禍に耐えることを一つ挙げても、何のためにこういう事をやっているのか?ってことを忘れがちで、それを拾ってくれた作品なんじゃないかなって気がします。年末年始に観ていただいて、来年新たな気持ちでスタートするのにピッタリな作品ですね。

大塚千弘さん
(撮影から)2年が経ちますけど、「公開が今で良かったね」というのは監督自身もおっしゃっていて。元々監督がプロットであげた企画を基に作られたんです。決まっている役者さんがいたわけでもなく、監督がこういうのをやってみたいというのをプロデューサーさんに見せて、私たちもオーディションを受けた形なので。監督はだいぶ前にプロットを書かれているんですけど、タイミング的に今にピッタリというか、スゴイ流れになったなって(笑)

内田慈さん
あの時もハリウッドの#MeTooのことが世間的にも話題になっていた時で、元々監督の中にはこの作品を創るための要素として根底にはあったようなのですが、それが世間的に浮き彫りになってきたことを、さらに台本の中に込めて明確にしていったこともあったようです。ただ、それがさらに別の時代になって、ちょうどまさに今という形でハマったかなと。

―――― 大塚さんが演じる真子の環境は、パートや娘との関係などが大変で「ダンスなんてやっている暇ないよ」という状況です。だけど、やっぱり真子の「一生懸命さ」って娘にもちゃんと伝わるんだなと思いました。

大塚千弘さん
何か言っても分からなくて、見て初めてハッと気が付くことってあるなって。言われても、チョット、チョットってなることがありますけど、それを目の当たりにすると心が打たれるものって“その人の必死さ”なんだなって。舞台とか観に行って、ダンスやミュージカルの歌もそうなんですけど。技術的にズバ抜けている訳ではないけれど心を打つ人、それが私は凄く好きで。上手い、綺麗とかそういうものではない“その人が持っている気持ちを爆発させるという事が人を動かすんだな”って思います。

レディ・トゥ・レディ,大塚千弘,画像

―――― 女性同士の友情という点では、演じていて何か特別なものを感じられましたか?

内田慈さん
後から彼女(一華)もそこに気付くのかなと思っていて。

同窓会の時に言っているのは自分の欲というか、ダンスの役でTVに出て自分がチャンスを掴めるとか具体的に思っていたわけじゃないにしろ、仕事がない状態で、とにかく露出するためにはあの番組に出る必要があったわけです。最初はそういう打算とかも含めて誘ったんだと思う。

けど、色々と事が上手く運ばないうちに「あれ?もしかして私、この人最強のペアなんじゃない?」みたいに逆に気付いていく。ジュニア時代にはペアを組んでいることが当たり前だったけど、「こんなに自分の中で正しくて大事なことだったんだ」って気づいたかもしれない。何て言うんですかね、動物的なところ、匂い的な感覚で合うところがあったのかもしれませんね。

―――― これまでずっと一緒にやってきたとか、お互いへの信頼といった気持ちが強かった?

レディ・トゥ・レディ,画像 レディ・トゥ・レディ,画像 レディ・トゥ・レディ,画像

内田慈さん
メッチャ仲が良いわけではないし、ずっと友人関係が続いていたわけでもないし…。

大塚千弘さん
高校の時に一緒に踊っていたぐらいでね。

内田慈さん
立場は違っても、お互い必死に生きてたから、必死に生きている人同士だから認め合えるということなのかな。

大塚千弘さん
あと孤独感がちょっと似ているというか、私は家庭ですけど彼女は仕事で。孤独感というものが一緒になった時に頑張る力に。同じ何かがあるってやっぱり強みだと思うんですよね。それが高校から大人になって色々経験した二人が会った時に、全てが一致したからこれだけ一緒に踊って、二人で宝物を見つけることが出来るのがあるのかな。

内田慈さん
それぞれがちゃんと自分の苦悩を受け止めて生きて苦しんでるから、それぞれ頑張ろうねって、分かち合おうねってなれたんでしょうね。

―――― 努力することの尊さ、純粋さって人を引き寄せるものなんですね。

大塚千弘さん
やっぱりひたむきな姿って素敵ですね。

内田慈さん
便利な時代になっても、人の土臭い頑張りって伝わりますよね。

大塚千弘さん
だから甲子園とかオリンピックとかって凄い泣けるんだろうなって(笑)努力の賜物じゃないですか?それってやっぱり人の心を動かすなぁって思いました。

―――― ところで、二人でダンスを踊っていて全然上手くいかないとか、ぶつかっちゃうとかエピソード的なお話はありますか?

大塚千弘さん・内田慈さん
メッチャあったよねー(笑)

内田慈さん
千弘ちゃんはミュージカルの方ですし、筋力一つとってもステップの覚えるスピードなん かも上手(うわて)ですので、基本的には私がついていくって感じで。

大塚千弘さん
あとは内田さんが舞台の本番中だったので、私の方が先にレッスンに入ったので、私の方が進みが早かったですよね。

内田慈さん
そうそう、少し遅れて参加だったこともあり、常に必死でした。ステップを踏む足にばかり気を取られて腹筋と背筋が抜けて上体が浮いてきてしまい、先生に「もっと反って!」って言われ、そしたら今度は軸がグラついたり…と。色々ミスをおかしていたのは 基本、私です(笑)

レディ・トゥ・レディ,内田慈,画像

―――― 体力的なところで真子を心配した劇中とはちょっと違ったんですね(笑)

内田慈さん
そうなんですよ。あんな余裕なんか実際はなかったですよ。

―――― でも、内田さんが反った姿って凄い綺麗だったですよ。

レディ・トゥ・レディ,画像

大塚千弘さん
スゴイ特訓でね。私はずっとリードをやっていて、一瞬だけ女性のフォロー側を練習させてもらった時にやっぱり辛いと思いましたもん、腰が。

内田慈さん
(大塚さんも)こんなに細い体で人の体を支えられるくらいガチっと立つってとんでもないことで、しかも1カ月半の稽古の間でそれがどんどん強くなっていって。

大塚千弘さん
筋トレですよね。毎日が筋肉トレーニングになっていて、その積み重ねでしかないので、どうやってもすぐに上手くなることはできないし、1カ月半ほんとにコツコツ二人でやるしかないんですよね。

あと私たちがチェンジをするシーンがあって、稽古でもそれを練習したので両方の大変さがそれぞれにあって、一人では本当に踊れないものだなって思いました。

内田慈さん
どんなに体勢が変わっても二人の力が均等にかかって、絶妙に軸が取れている状態という のが常に基本だから、それがまた難しいんです。でもかみ合うと例えば回転するときでも全然違うんだよね。スピードとか見える景色の範囲とかが一人じゃ見えない景色がブワーっと見えて、「こんな楽しいんだね!!」みたいな。

大塚千弘さん
二人の力での一歩が、ものすごく大きく進めたりするんです。

―――― 木下ほうかさん演じるダンスの先生も色々教えてくれましたか?(笑)

レディ・トゥ・レディ,画像

大塚千弘さん・内田慈さん
(笑)

大塚千弘さん
ほうかさんは「なるべく踊りたくない」って言ってました、難しすぎて。「こんなのすぐ出来るもんじゃないよ」って言ってて、だから歌にね…(笑)

内田慈さん
ツイッターでも「この映画で演歌歌手デビューさせて頂きました」って、そっちにシフトされて(笑)

―――― 最後にお二人から映画ファンに向けてメッセージをお願いします。

レディ・トゥ・レディ,大塚千弘,内田慈,画像

内田慈さん
本当に間口の広い作品です。何より、もう、観ていただきたい!笑えて泣ける超王道なのにエッジィ、コメディだけどリアリティがある。様々なテーマが根っこにあって、本格ダンス映画でありながら、ダンス映画の域を超えている!この記事を目にしていただけたらとにかく観てほしいです!

大塚千弘さん
エンタメとして楽しんでいただけますし、監督のセンスだと思うんですけど押しつけじゃない問題提起を持ち帰っていただくことも出来るので、沢山の人に楽しんでもらえる作品になっていると思います。年齢問わず、ダンスに興味あるなし関係なく、観ていただけたらなと思います。

レディ・トゥ・レディ,大塚千弘,内田慈,画像

―――― ありがとうございました。

映画『レディ・トゥ・レディ』予告動画

キャスト

大塚千弘 内田慈

新納慎也 清水葉月 朝見心 本間叶愛 オカモトジョージ 福田温子 山中敦史 生田智子 木下ほうか

スタッフ

監督・脚本:藤澤浩和
エグゼクティブプロデューサー:磯田貴彦
プロデューサー 佐藤圭一朗
ダンス監修:堀口史朗 桜田まゆ

公式HP:http://lady-to-lady.net/

制作プロダクション:イングス
配給 ・宣伝 トラヴィス
製作:イングス
Ⓒ 2020 イングス

絶賛公開中!

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