【特別対談】藤井道人監督『新聞記者』×グー・シャオガン監督『春江水暖〜しゅんこうすいだん』

藤井道人監督,グー・シャオガン監督『春江水暖〜しゅんこうすいだん』
dTV

藤井道人監督「家族を見る“眼差し”に刺激を受けた」
中国の長編デビュー監督を絶賛!

2月11日(木・祝日)から公開の映画『春江水暖~しゅんこうすいだん(配給:ムヴィオラ、Bunkamuraル・シネマ他公開)は、中国浙江省の地方都市・富陽出身のグー・シャオガン監督(32歳)の長編デビュー作にして2019年カンヌ国際映画祭批評家週間クロージング作品に選ばれた世界が注目する作品です。

今回は2014年『オー!ファーザー』での長編映画デビュー以降、作品を発表し続け、近年は『青の帰り道』『デイアンドナイト』、そして昨年の日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作『新聞記者』、その後も『宇宙でいちばんあかるい屋根』と先月から大ヒット公開中の映画『ヤクザと家族 The Family』で監督を務めた藤井道人監督(34歳)にオンライン形式で対談していただきました。

コロナによる影響でグー・シャオガン監督の来日は叶いませんでしたが、『春江水暖~しゅんこうすいだん』の予告編を観た時に衝撃を受けたと語る藤井監督の絶賛の嵐に、グー・シャオガン監督が喜びのあまり言葉を失う場面も。日本と中国の映画界で今後更なる活躍が期待される同年代のお二人の“映画愛”をお届けします!

藤井道人監督
今回運命的だと思ったのは、僕の祖父が本作舞台の浙江省の隣りに位置する福建省から台湾に渡って、台湾から東京に来たんです。なので、僕は台湾3世なんです。だから、同じアジアの監督として年齢も近いし、今回こういう機会いただけて本当に嬉しいです。クランクイン直前なんですけど、「これだけはやりたい」と言ってスケジュールを調整しました(笑)

グー・シャオガン監督
僕も今とっても感激しています。藤井監督のことは先輩だと思っています。

資料を拝見したら、2014年に「オー!ファーザー」でデビュー作をお作りになって、その後の『新聞記者』では、商業映画の体裁なんですけど物凄く社会的に意味のあるテーマを踏まえて、とても評価されていらっしゃって本当に尊敬する先輩だと思っています。

新作の『ヤクザと家族 The Family』の予告編も拝見しました。もうすぐクランクインと仰いましたが、休まずに作品が続くのもスゴイと思います。本当に今日はお話出来る機会があって光栄です。実は僕にとっても初めて対談する日本人監督なんです。とても記念になるので、先輩でありつつも良き友人になりたいです。

―――― 藤井監督は新作で『ヤクザと家族 The Family』という“家族”の映画を制作されましたが、『春江水暖~しゅんこうすいだん』も“ある大家族”を描いている作品です。“家族”という観点も含めて、藤井監督から『春江水暖~しゅんこうすいだん』の感想をお聞かせいただけますか?

藤井道人監督
先日、Netflix「新聞記者」のドラマを撮っていた時に、ちょうど『春江水暖』の予告編が流れたんです。それを観て「スゴイぞ、この画!!」って言って、周りに観せていたんです。そうしたら、まさかこのような機会をいただけるなんて、嬉しくて!

観た時に、“なんて映画に選ばれてる監督なんだろ”って思いました。自分は凡才だから自分にしか出来ない作品作りはあるんですけども、“家族”というものを同じように僕も描いてますし、監督も描いていますけど、凄く奥行きがあって、僕が凄く好きなエドワード・ヤン監督とか、賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の作品に近しいオーラを感じた映画でした。

自分もグー・シャオガン監督みたいな映画を作れるように、どうやったらなれるのかな、2回ぐらい生まれ変わらなきゃ無理かなと考えながら(笑)、自分は自分なりに頑張ってはいるんですけど、“眼差し”ですね。監督が育った街の家族を見る“眼差し”に刺激を受けましたし、今年も年始から色んな映画を観てるんですけど、ズバ抜けてNo.1です。今年のトップ10に確実に入ってくる素晴らしい映画に出会えたので聞きたいことが沢山あります(笑)

春江水暖~しゅんこうすいだん

グー・シャオガン監督
本当にありがとうございます!
(と、日本語で答えたのち、言葉にならない喜びをかみしめるグー監督)

藤井監督にそう仰っていただいてとても恐縮しています。ただ、藤井監督はご自身のことを謙遜されすぎていると思います(笑)藤井監督の作品は本当に素晴らしいです。こんなに褒めていただいていますが、僕はまだ1作目を撮り終わっただけの存在なので、この先の道のりの方がまだまだ長いし、険しいだろうなということは分かっています。

藤井さんの『新聞記者』以降のお話を聞いてると、しっかりと映画制作に絶えず関わり続けていて、尚且つスタッフをはじめ成熟した体制の中で、きちんと奥行きのあるテーマ性のある作品を作っていることがスゴイと思っています。仕事が忙しいということは、仕事が途切れない状態でもありますので、そういう状態をキープし続けていることも本当に凄いですし、僕は2作目の準備をしているんですけども、今後僕も学ばなければいけないと思っています。自分もそういう存在になりたいと思いつつ、このご縁を大切に今後も色々と交流していけたらいいなと思います。

藤井道人監督
作品の内容も聞きたいことがあるので、お時間のある限り沢山質問させてください。

パンフレットを読ませていただいて、色々な興味深いエピソードがありました。せっかくなので、パンフレットに書いてない話題を幾つか聞きたいと思います。

まずロケ。やっぱり今回この映画が素晴らしいと思ったのは、日本映画にも“1筋”、“2抜け”、“3動き”っていう3つの原則があるんですけども、脚本とロケーション、そして役者、この三つが凄く素晴らしく感じました。

そのうちの筋=脚本が、本当に初めて長編を書いてこんなに上手く書けるんだったら“もうねっ”ていうぐらい凄く僕は感動しました。群像劇としても素晴らしいのに、そこに山水画っていうメタファを入れたり、社会においての街の在り方、介護の問題、そして一人っ子政策が終わった国家・社会も描いている。1本目でこんなに素晴らしい脚本が書けることが本当に素晴らしいなって思いました。

一つ目の質問は、今回の脚本書くにあたっては先生というか師匠のような方がいて、誰かと一緒に脚本を重ねていったのでしょうか?

グー・シャオガン監督
脚本の書き方は、もしかしたらとても独特なものかもしれません。僕は大学時代から劇映画を作りたいと思っていました。ただ、映画を学ぶ環境ではなかったし学べなかったので、まずは一人で出来ることとして、ドキュメンタリー映画を撮り始めたんです。それはいつか劇映画にいくための訓練期間、劇映画に至るまでの修行期間だと思ってやっていました。

それが5、6年の時間だったんですけど、それぐらいの時間が経った時に自分の心の中でもそろそろ劇映画が出来るという覚悟が出来ました。資金やスタッフィングに関しては何も出来なかったんですけど、僕自身としては劇映画にいけるっていう風に気持ちが決まりました。そこから地元に戻って脚本を書き始めたんです。仰ってたように“1筋”と言われるぐらい脚本を書く、もしくは書ける監督はとても重要なことだと思っていたので自分でやり始めました。

脚本を書く過程を今振り返るとドキュメンタリーの作り方の手段を用いてやっていたように思います。実際に昼間は映画の中にも出てくる賭博場に行ってみたり、漁師の船に行ってみたり、レストランに行ったりして、自分をカメラだと思って対象物や人々を観察していました。その後、家に帰って1日のメモをするんです。メモを書くことが、ドキュメンタリーで言うと撮った素材を編集するみたいなイメージです。日中に見たものをメモに取り、どんどんそれが溜まっていき最終的に1本の脚本にするという手法で脚本を組み立てていきました。

4兄弟の家族がいて、それぞれの登場人物がいるんですけども、ちょこちょこ書き溜めをしておいて、その期間が大体1年近くありました。最終的に溜まった素材を1本の脚本にまとめるのに2~3週間かかりました。そうやって『春江水暖』の脚本を作り上げていったので、完全に自己流です。

春江水暖~しゅんこうすいだん

藤井道人監督
なるほど~。

グー・シャオガン監督
その後、撮影に入るんですけれども、普通の規模の映画で言うと30~40日の決まった期間に撮ると思いますが、この映画は春夏秋冬の四季を描くということをテーマに据えていたので、1年をかけざるを得なかったんです。ただ、1年では撮り終わりませんでした。というのも、お金が集まらなかったので撮りきれないシーンもあって、仕方なく2年目に突入して最終的には丸々2年かけて映画が完成しました。

結果的に言うと、丸々2年かかったことがかなり映画の完成度を高めるために効果的でした。その2年の間に脚本を細かく直す時間もありました。尚且つ、ストーリーですとか、映画のテーマや哲学をもっと磨き上げていく時間も出来たんです。なので僕が思うに、2年間ぐらいの長期的な時間の余裕を皆が持っているのであれば、これぐらいの映画は撮れるんじゃないかなっていう気はしています(笑)

とは言え、とても贅沢な時間の使い方と、制作方法だと思いました。今、2作目を準備しているんですけれども、こういった丸2年かけて撮ることは多分できないとは思います。商業的なことを拒否すれば別ですけれども、普通に考えるともう二度と出来ないような撮り方をしたのではないかと思います。

藤井道人監督
僕はちょうど今、今週からクランクインする映画が、1年かけて撮っている映画なんです。夏にクランクインして、夏→秋→冬→春と春まで撮るんです。やっぱり人様のお金で1年かけて撮るって結構色んなせめぎ合いがあるんです。だから、シャオガン監督の姿を見て「自分も頑張らなきゃ」って刺激になりました。

グー・シャオガン監督
思い出したんですけど、藤井監督のお祖父さんが福建省から台湾へ渡たったと仰っていましたが、実は『春江水暖』の中に登場する英語教師のジャン先生役のジュアン・イーは僕の友人ですが、彼も福建出身の人です。また一つ藤井監督を近い存在に感じられました(笑)

僕の方からも『新聞記者』について質問があるんですけれども、ラストの描き方は原作で元々あったのでしょうか?それとも、映画のためにあのように改変したというか、あの結末にしたのでしょうか?観ていると最後は観客に委ねるような、オープンエンドに見えるような感じに撮っているんですけれども、そこは意図としてやったのか、原作をそのままやったのかをお聞きしたいです。

藤井道人監督
実は『新聞記者』には原作という原作は一切なくて、ほぼオリジナルです。僕自身は途中から代打で入った映画ではあるんですけど、最後は自分のオリジナルで書きました。

日本って、政治だったり社会に対しての意識が凄く低いので、若者含めそういう人たちに問いかけるものにしました。凄く成熟している社会であれば、勧善懲悪にしたり悪が勝つ矛盾だったりってことが出来たと思うんですけど、僕たちはスタートラインにどう立てるかみたいな、そういう思いを込めて問いかけるあの終わり方にしました。

【関連記事】映画『新聞記者』藤井道人監督インタビュー

グー・シャオガン監督
藤井監督自身も映画の神に選ばれた方だなと思いました。やっぱり作家、監督としてどのように大衆や観客を引き上げる、もしくは何らかの考えを与えることまで意識しているのはとても素晴らしいと思います。また、社会性のあるテーマの映画を創ることは勇気が必要ですし、そこを上手く乗り越えていく知恵もある方なのだと思います。

新作『ヤクザと家族 The Family』の予告編も拝見しました。予告編で観る限りでも、より成熟されたスタッフといいますか、制作体制がとれているんだろうなと感じました。特に『新聞記者』の中でも撮影が面白いと思ったんです。照明の当て方とか人物の際立ち方。そういった画面の作り方に関しては、どうなんでしょうか?撮影部やカメラマンが指揮を執っているのでしょうか?それとも藤井監督のお好きなテイストがあってそれに合わせて動いてもらうのでしょうか?

藤井道人監督
非常に良い質問で僕も次に聞きたいところでした(笑)

悪い例が『新聞記者』だとしたら、『春江水暖』は良い例だと思っています。

撮影監督は大学時代からずっと同じカメラマンの今村圭佑とやっているんですけども、脚本を書いたものを彼に見せて、色とか誰がどっちを向いていてどちら目線なのかとか、どういう風に歩くかどういう移動なのか、色んなテクニカルなことはご飯を食べながら「こうだよね、ああだよね、こうしよう、ああしよう」っていうトーンというか思想、信念みたいなものを全部決めます。だから現場では(僕は)ほぼ一言も喋らないみたいな。でも、自分の欲しいところに画がくると分かっているので阿吽の呼吸でやっています。そうやって十数年作り上げてきたものがあるんですけども、彼(今村さん)に『春江水暖』の予告編を観せたんです。「これスゴイよ!」って。そうしたら「ロケ地がいいからね」って一言。

『新聞記者』は日本のシステムの一番大きな問題でもあるんですけど、東京って凄く撮影がし難い街なんです。道でも公園でも、撮影するには色んな所に制限があるから、全然いいロケーションで撮影が出来ないんです。だから『新聞記者』も室内ばっかりで、撮ってるこっちが飽きちゃう。「また箱…」みたいな。それを自分たちなりに、どう観てもらうために工夫しようみたいなところからああいうところが生まれてるんですけど、凄く自虐的に言うと本質的ではないと思っています。もっとリアルな所でリアルなものを撮りたいし、そういう部分で日本で映画を作ること、それに対して支援するシステムに対して、“うーん、悔しいな”って思うところはグー・シャオガン監督の映画を観ていて凄く思いました。

僕も同時に質問したいのは、あの素晴らしいロケ地は全て街が協力してくれたのでしょうか?例えば、船が走り出したら全部のライトが灯く、みたいなことは全部街が協力してあの素晴らしいロケ地を撮れたのかどうか聞きたいです。

春江水暖~しゅんこうすいだん

グー・シャオガン監督
『春江水暖』の制作体制を羨むことはないと思います。撮影期間中、ずっとお金を借り続けていたので(笑)、そういう意味では難しかったです。

2作目は、制作体制としては『春江水暖』ほど理想的で贅沢なものにはなれないかと思います。やはり『春江水暖』はかなり博打的なやり方をしていて、そもそも2年間もかけて撮るような映画はあまりないですし、そういう意味ではもう二度と出来ないような作品だと思います。それが出来たのはまず僕が無名ですし、処女作で誰も僕に期待していなかったので注意する人もいないし、制限もなかったので好き勝手やれていたという側面がありました。全ての中国映画がこういう風に撮れるわけではありません。

中国のロケ地、制作への協力体制に関しては、良い面も悪い面もあると思います。『春江水暖』に関しては確かに地元政府の協力を得ることが出来ました。中国は一番トップの部門に話をつけたら、そこからは下の部門は政府から話がいくので、全面的に協力的体制になってくれます。『春江水暖』は僕の地元の富陽が舞台ですし、僕が富陽で育った地元民なので、とても地元愛がある映画だと認識されて、全面的にフォローしてくれました。それはロケ地を選ぶ時もロケをしてる時の周りの協力体制もとても良かったです。

ただ、悪い側面としては、中国で映画製作をする、もしくは監督としてやっていくには、まず名プロデューサーというか、人たらしじゃないといけない側面もあるんです。というのも、特に政府との関係を上手くしていかないと映画の許可も取りにくいし、ロケや撮影の協力も得にくいので、ずっとそういった映画以外での政治的な関係をキープし続ける必要があるという面もあります。

藤井道人監督
本当にこの作品は日本の映画人がちゃんと観た方がいいと思います。

本作は映画として文化的な素晴らしい作品だと思ったんですけれども、中国って日本から見てても急速にシネコンがオープンして、大作映画というか商業映画と言われるエンタメ作品がメチャクチャ増えているというニュースがどんどん入ってきます。

これはおそらく日本の監督も凄く悩んでることだと思うんですけど、海外にも通ずる映画を作っていくのか、生活のためにも原作のある映画や商業的な作品を作っていくのか、色んな若い作家たちは悩んでいると思います。

最後に、グー・シャオガン監督が今後どんな作家を目指していくのかのビジョンを教えていただきたいです。

グー・シャオガン監督
海外好みの監督になるか国内で商業を撮るかという2つの道は、日本にせよ中国にせよあるとは思います。僕からするとそれは映画という一つの大学内の別々の学部のような感じなんです。その学部内、ジャンル内で優劣はあるにせよ、学部同士では良い悪いはないと思うんです。僕からするとアンドレイ・タルコフスキー(『惑星ソラリス』等)もクリストファー・ノーランもジェームズ・キャメロンも等しく素晴らしい監督だと思います。良い商業映画は良いアート映画の側面も持っていますし、映画の中には監督の思想も時代の描写も画面や技術的な素晴らしさも物語の深みも全部含めたものが名作になり得ると思います。なので海外に認められるアート映画なのか、国内で成功する商業映画なのかに良い悪いはないと思います。

僕自身がなりたい監督のビジョンは、日本で言うと是枝監督ですとか、中国で言うとアン・リー監督(『ブロークバック・マウンテン』等)のような、アート映画としても受け入れられるし、商業というか観客からも受け入れられる、バランス感覚のある監督になれたらいいなと思っています。

藤井監督の作品は、まだ『新聞記者』しか観てないんですけども、『新聞記者』も商業映画ではあると分かっているんですけれども、その中で監督なりのこだわりですとか、こういう撮り方が好きなんだろうなっていう手法も読み取れましたし、結構長回しをするんだなとか、ここの台詞は多分監督の心の叫びなんだろうなっていうのも十分に伝わってきました。

ちょっと脱線するんですけれども、村上春樹のエッセイで「職業としての小説家」という結構自分のことを割り切って書いたようなエッセイがあったんです。なので僕自身がなれるかどうか分からないんですけど、専業の監督、職業監督のようなものになれたらいいなと思っています。

『春江水暖』も確かに成功した映画ではありますけど、それは僕の運の良さと理想主義が上手く重なり合って出た結果だと思います。僕の実力が試されるのは、次に撮る2作目以降だと思います。2作目が中国の映画館にかけられて「中国映画」という舞台に出た時に、市場や観客からどう受け入れられるか、そこからまた先の仕事の話がくるかどうか、次の作品の資金が集まるかどうかという勝負はこれからだと思います。

最後に僕の方からも藤井さんに同じようなことをお聞きしたいんですけども、藤井監督の好きな監督と、藤井監督自身がなりたい監督像を教えてください。

藤井道人監督
中国だと賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督(『長江哀歌』等)が大好きです。あとは、王小帥(ワン・シャオシュアイ)、楊德昌(エドワード・ヤン)監督(『ヤンヤン 夏の想い出』等)、王家衛(ウォン・カーウァイ)監督(『恋する惑星』等)とか、アジアの映画ではずっと韓国のイ・チャンドン監督(『ペパーミント・キャンディー』『オアシス』等)が好きです。アジアの映画を沢山観て育ちました。後は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(『21グラム』『バベル』等)は結構自分の映画の転機になった海外の監督です。日本の監督は岩井俊二監督が僕も好きで観てました。

でも、僕は悩んでいるというか、どういう監督になりたいかはなくて、今自分が感じたことを時代と社会と対話出来る、自分の唯一出来ることが映画作りなんです。なので、必要とされてるから撮るものもあるし、自分から乗り出して自分の心の声が出る作品もあるし、自分自体にちょっと期待してます。どういう大人になるんだろうというか。こうやってグー・シャオガン監督みたいな素敵な人に会ったりして、あまり自分を定義しないで色んな人から良いエッセンスをいただいて、早死しないように生きていきたいと思います。なので一緒に頑張りましょう。

コロナが落ち着いて中国に行ける時に是非お会いできたら嬉しいです。

グー・シャオガン監督
そうですね、僕も早くコロナが収まって日本に行って皆さんにお会いしたいと思っています。藤井監督の新作が無事に公開されてヒットすることを願っています。僕も仕事が途切れずに映画を続けていけるように頑張っていきます。

藤井道人監督
頑張っていきましょう!謝謝!

グー・シャオガン監督
ありがとうございました!また会いましょう!


映画『春江水暖~しゅんこうすいだん』予告編映像

キャスト

チエン・ヨウファー
ワン・フォンジュエン

監督・脚本

グー・シャオガン

音楽

ドウ・ウェイ

配給:ムヴィオラ
公式HP:http://www.moviola.jp/shunkosuidan/
©2019 Factory Gate Films All Rights Reserved

2020年2月11日(木・祝)Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開

春江水暖~しゅんこうすいだん

藤井道人監督最新作『ヤクザと家族 The Family』大ヒット公開中!

ヤクザと家族 The Family

配給:スターサンズ/KADOKAWA
(C)2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
公式HP:yakuzatokazoku.com

友だち追加

コメント

注目映画

  1. 中国映画『春江水暖~しゅんこうすいだん』,画像
    中国新世代の才能が描く驚嘆の傑作 2021年大注目作品誕生!! 長編第一作でありながら、2019…
  2. 特殊能力を持つ3人の内面に迫るキャラクター紹介映像解禁!映画「さんかく窓の外側は夜」
    謎を解け。闇を裂け。 2021年1月22日(金)より、映画『さんかく窓の外側は夜』が全国公開となり…
  3. 映画『おもいで写眞』,画像
    『ユリゴコロ』『ごっこ』熊澤監督最新作 主人公結子が出会いを通じて”人生”と向き合う成長物語 …
  4. ヤクザと家族 The Family,画像
    日本アカデミー賞6冠『新聞記者』のスタッフが再び集結して挑むテーマは「ヤクザ」 変わりゆく時代の中…
  5. 陶王子 2万年の旅,画像
    2 万年の人類が、大丈夫だよ、と呼びかけてくる ~ 土と炎とその色と―これは一杯の「器」の向こうに…
  6. 映画 写真の女,画像
    とても鋭く、痛い 現代のロマンチック傑作奇譚! 令和インディーズ映画の異端児串田壮史監督・長…
  7. 哀愁しんでれら
    なぜその真面目な女性は、社会を震撼させる凶悪事件を起こしたのかー 児童相談所で働く 26 歳の福浦…

“音楽は私の居場所”

シンガーソングライター 西山小雨さん 動画インタビュー

映画『無限ファンデーション』主題歌「未来へ」曲集

ページ上部へ戻る