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―― 大谷さんご自身のお金にまつわるエピソードはありますか?

お金で困ったことはなくて、お金を借りたこともありません。

俳優、男としての“危険さ”みたいな要素がなく、ひょっとすると良くないのかもしれませんが、僕は無茶はしないですし、健全な人間だと思います。

―― お金の大切さを痛感した経験や出来事はありますか?

それはあります。ある日、香港の友人から連絡がきて、「亮、ウォンが凄いことになっている!」と言われて、何だろうと思っていたら、「ウォン」がみるみる下がっていき、いつか止まるだろう思っていたのですが、最終的には半値になってしまいました。

いつかは円に交換して日本に帰国しようと思っていたのに、まさか半分になるとは・・・。あの時はお金の怖さを思い知らされました。せっかく節制して生活していたものが、全て無意味になってしまう感覚。自分の力ではどうにも出来ない状況に、正直愕然としました。

株など投資をする方はこのような感じで、金銭感覚が麻痺することもあるだろうな、と想像します。

―― 劇中、富男が絵を購入するシーンがありますが、大谷さんご自身は何か高い買い物をしたことはありますか?

エピソードを持ち合わせていたいのですが、ほとんどありません。唯一挙げるとすれば、台湾から遊びに来た友人が着用していたコートと同じものを表参道のショップで購入しました。友人から借りて試着したらすごく気に入ってしまい衝動買いでした!

物欲があまりないのかもしれませんね?

物を集める方がストレスを感じるタイプかもしれません。買い置きもストレスに感じてしまったり。できることならどんどんモノを減らしていきたいタイプです。

そんな僕でも、例えばお仕事の集合写真など記念になるものは大切にしています。

―― ポスター画像にもなっていますが、大量に札束を持った時に、お金に対する感覚に変化は感じましたか?

実際は表面の数枚が本物で、残りは偽物でした。それでもすごく重かったことが印象的でした。撮影のカットが入った瞬間に、スタッフの皆さんが凄い勢いで札束の回収、枚数確認をしていました(笑)

最近はお金を数字として見ることが多く、リアルに見る機会がほとんどないので、改めて1枚1枚の大切さを感じました、偽札なのに(笑)

映画『ゼニガタ』大谷亮平インタビュー動画 銭の形は人の闇 屑の数だけ銭が舞う

小林さん演じる弟の静香はお札で寝ていましたが?

そうですね、お札の匂いを嗅いだりしていましたね!(笑)

―― 安達祐実さん演じる留美は、他の債務者とは違う形でお金を必要としていました。彼女と対面した時、他の債務者と同じ感覚でしたか?それとも違う何かを感じましたか?

安達さんの演技が素晴らしかったこともあり、留美とのシーンは明らかに感覚が違いました。大げさに言えば、同じ映画ではない様な風体や出で立ちで臨みました。なぜ留美はこんな所にお金を借りに来たのだろう?と。もっと健全に借りられる場所もあるだろうに、そういう判断も出来ないくらい追い込まれていたのかなと理解しました。

富男はダークな役だけどヒーローでもあり、そのヒーローとしての姿を表現できるのは、あの留美との場面しかなかったかなと思っています。酷い言葉も使いますが、それは期待を込めての発言であり、人によって扱いが違うということを見せることが出来たと思います。富男自身も癒されているような不思議な気持ちを抱きました。

―― 安達さんからは“あの”名言が飛び出すのではという期待も持ちました。

この映画の一番の突っ込みどころかもしれませんね(笑)

同情はしないですし、債務者からお金を回収するという関係はあるにせよ、富男はやっぱりどこかに愛情があるのだと思っています。珠を待ち受けているシーンでも、単に金銭のためだけではなく、携帯をチェックして、いつでも見守っているという意味合いがあると思います。

良い方向に行くにせよ、悪い方向に行くにせよ、「俺がお前の人生を見届ける!」というメッセージだと思います。

―― 富男にはダークなイメージだけではなく、人間の本質を見ていて、どこか優しさが見え隠れしているように感じました。

そこがこの映画の一番の魅力ですし、とんでもない利子でお金を貸してはいるけど、ちゃんとその人物をみて“救う”というよりは“見届ける優しさ”を持っているのではないでしょうか。

そもそも富男はお金の回収さえ考えていないのかもしれません。静香に回収する役割があるものの、闇金というビジネス要素よりも、この店に来たからにはその人物のありようを見届けるというか・・、それが優しいという言葉が相応しいかはわかりませんが。悪趣味な人間です(笑)

―― 最後に『ゼニガタ』を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

純粋にエンターテイメントとして観て頂けたら嬉しいです。債務者各々にドラマがあり、それぞれの行く末が凄く楽しめる内容になっています。女性からすると敬遠して、観賞しにくいというイメージもあるかもしれませんが、きっと楽しんで頂けると思います。

お金で苦しんで落ちていく人間たちの行く末をのぞき見するというか、ワクワクするような感覚で劇場に足を運んで下さい!


 <編集部より>

韓国を拠点にしてスタートした大谷さんの俳優人生は、大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』での好演を機に一気に日本でもブレイク。現在放映中のドラマ『ラブリラン』での活躍、本作品での映画初主演と益々注目が高まっています。

インタビュー中「債務者の数だけドラマがあるはずで、まだまだ作れそうです」と語って下さった大谷さん。是非、本作品が大ヒットを達成し、『ゼニガタ』”続編” が制作される日をスタッフ一同、心から楽しみにしております!

映画『ゼニガタ』は明日2018年5月26日(土)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー!
■ 予告動画


■ TSUKEMEN「Volcano(ボルケーノ)」生演奏 映画『ゼニガタ』主題歌 舞台挨拶にて披露
http://tokushu.eiga-log.com/new/7621.html

■ 大谷亮平初主演!映画『ゼニガタ』綾部真弥監督インタビュー
http://tokushu.eiga-log.com/interview/7506.html

■ 映画『ゼニガタ』大谷亮平インタビュー動画 銭の形は人の闇 屑の数だけ銭が舞う
http://tokushu.eiga-log.com/new/7134.html

■ 演技派 田中俊介インタビュー 映画『ゼニガタ』銭の形は人の闇 屑の数だけ銭が舞う
http://tokushu.eiga-log.com/new/6924.html

■ 映画『ゼニガタ』大谷亮平初主演
http://tokushu.eiga-log.com/movie/7143.html

■ 映画『ゼニガタ』主演 大谷亮平さんインタビュー
http://tokushu.eiga-log.com/interview/7787.html


出演:大谷亮平
小林且弥 佐津川愛美 田中俊介 玉城裕規
岩谷健司 松浦祐也 八木アリサ えんどぅ 土田拓海 吉原雅斗
安達祐実  升毅  渋川清彦

監督:綾部真弥/脚本:永森裕二

配給:AMGエンタテインメント、スターキャット/制作プロダクション:メディアンド

(C) 2018「ゼニガタ」製作委員会 公式HP:http://zenigata-movie.com/

<ストーリー>

その居酒屋は、深夜0時から金貸しになる。

錆びついた漁船が停泊するひなびた漁港。路地裏の一角でひっそり営む居酒屋「銭形」。店主は銭形兄弟の富男(大谷亮平)と静香(小林且弥)。表向きは居酒屋だが、深夜0時から闇金「ゼニガタ」に変わる。トサン(10日で3割)という違法な高金利で金を貸し苛烈な取立てで債務者を追い込むのが銭形兄弟のスタイル。ある日、ボクサー崩れの男・八雲(田中俊介)が「銭形」に入れてくれと申し出てきて…。

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