噂が噂を呼び観客が主人公バーフバリの名前を叫ぶ《絶叫上映》も話題となって異例のロングラン・ヒットを記録している奇跡の映画『バーフバリ 王の凱旋』

本作は昨年12/29の公開以来、圧倒的熱量で日々SNS等で炸裂する作品への言霊にも後押しされ≪驚異のV字回復≫と言うべき奇跡的興行を展開、日本各地でロングランを続けています。日本で上映されているのは141分のインターナショナル版ですが、本国インドで公開された「オリジナル完全版も観たい!」という声が全国のファンから配給会社に殺到し、その声に応えるべく、長期間の交渉の末、遂に完全フル・バージョン『バーフバリ 王の凱旋』≪完全版【オリジナル・テルグ語版】(167分)≫が、ついに本日6/1(金)より新宿ピカデリーほか全国順次ロードショーを迎えました。ヒロイン、デーヴァセーナが歌い踊る楽曲「かわいいクリシュナ神よ」を始め26分の初公開シーンがさらなる興奮と深い感動を呼び、バーフバリ伝説はここに真のクライマックスを迎えます!

4月には、観客の皆さんからの圧倒的“声援”/日本の熱気が本国インドにも伝わり、遂にインドが世界に誇る至宝にして鬼才S.S.ラージャマウリ監督、待望の来日が実現!4月26日(木)・新宿ピカデリーにて実施の≪絶叫上映≫に舞台挨拶スペシャル・ゲストとして登壇しました。来日に合わせて、映画ログプラスも独占取材を敢行。事前にツイッター(@eiga_log)に募集したファンからの質問にたっぷり答えて頂きました。それではラージャマウリ監督から皆さんへのメッセージをご紹介いたします。

Q.「バーフバリのメイキングで、監督が手塚治虫の”ブッダ”を読んでいるところを拝見しました。なぜバーフバリ制作の中で”ブッダ”を読まれたのか、バーフバリに”ブッダ”の要素は何かしら入っていたりするのでしょうか?日本の手塚ファンとしてお聞きしたいです。」(mikitakahashi ?バーフバリ専用‏ さん)

A.『ブッダ』はコミック・漫画・劇画というか、ここまで感情に訴える作品はないですよね。そもそもブッダは紀元前の人物なのに、作品の中には野球やTVが出て来るという、いわばフリースタイルでストーリーが展開する点が非常に興味深いですね。
私の映画に影響があるというよりは、時代の先を行き過ぎているように感じました。

Q.「『Rajanna』『Simhadri』『Sye』などでの素晴らしい戦闘シーンは監督ご自身がお考えになったとの事ですが、他に参考になった作品はあったのでしょうか?」 (ナン(Naanనాన్)さん)

A.映画をあえて挙げるとすれば『べンハー』『ブレイブハート』『グラディエーター』『キングダム・オブ・ヘブン』などハリウッド映画であり西洋の作品ですが、最も影響を受けたのは『マハーバーラタ(インドの叙事詩)』で、子供の頃から知っているこの壮大さ、そこに一番影響されたと思います。

Q.「『マハーバーラタ』で特にお気に入りの登場人物又は場面がありましたら教えてください。」(小狸猫さん)

A.カルナですね(不死身の英雄。生まれつき耳飾りを付けていたことから「耳」を意味するカルナという名で呼ばれる)。他の部分でもドラマが渦巻いていて、馬車みたいなものが出て来る戦いのシーンが好きです。

Q.「クンタラゲリラたちは不思議な仮面を持っていますが、あの仮面には何か隠された意味があるのでしょうか?」(サカヅキ@ヤシの木も称えよさん)

A.アヴァンティカ達のことですね。目的のために戦うということは、自分の好き嫌いなど、何だかんだと他のことに惑わされてはいけなくて、憎しみであろうが愛であろうが心の内にあることは覆って見せてはいけない。そういうことをまさにマスクで表現しているのですが、そこにきてシブドゥは、彼の持論でマスクを被らないというやり方をするんですね。マスクに隠すな、見せるべきだというのがシブドゥの論理なわけです。

Q.「バーフバリ1のラストの土砂降りのシーンは黒澤明の映画を思い出しましたが?」(メガネ屋のおばさんシバコさん)、「黒澤明作品など日本の時代劇を観たことがありますでしょうか?」(春髷どん‏さん)

A.日本映画は黒澤明監督の作品しか見たことがないんですが、インドでは欧米の映画に影響を受けていて、作り手にもその影響というのが嫌でも見えてしまいます。特徴的なのは、最初のシーンで10分・15分かけていろんなことを説明してからストーリーに入るというのが西洋的な作り方だと思うのですが、黒澤監督の場合は最初からストーリーに入っていく、なぜなのかという説明は後からついてくるスタイルですね。これは非常に目が覚めるような経験で、ある意味見ている人の時間を無駄にしないというか、それを「Magadheera」という作品で起用してみました。黒澤監督は巨匠ですよね、その巨匠から見るとその巨匠がしている凄い中で、私が小さなことなんだけど、それを私が学んで寄与したことだと思います。


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