大谷凜香さん「人生の分岐点で背中を押してくれる映画」『映画大好きポンポさん』

大谷凜香(おおたに・りんか)さん

『映画大好きポンポさん』ヒロイン・ナタリー役
大谷凜香さんインタビュー

6月4日(金)から公開中のアニメーション映画『映画大好きポンポさんは、映画ファンやクリエイターだけではなく、夢と未来を掴もうとするすべての人に贈る、映画愛に溢れた感動作です!

モデル、女優として活躍し、情報バラエティ番組『ポケモンの家あつまる?』にレギュラー出演中の大谷凜香(おおたに・りんか)さんが声優を担当したヒロインのナタリーは、女優志望の女の子。子どもの頃から女優に憧れ、アルバイトをしながらオーディションを受けては落ちてを繰り返してきた彼女ですが、敏腕映画プロデューサー・ポンポさんの目にとまったことで、ある日突然、女優デビューを果たすことに!

大谷凜香(おおたに・りんか)さん

ナタリー役の大谷凜香さん

【写真】大谷凜香さんフォトギャラリー(8枚)

今回は、大谷さん自身の映画との出会いやナタリー役への挑戦を振り返っていただきながら、本作の魅力を語っていただきました。そして、公開を楽しみに待っているファンに向けて「人生の主人公は皆さんだと思うので、人生を作り上げているクリエイターとして分岐点に立った時に、背中を押してくれる勇気をもらえるような映画になっていると思います」とメッセージを届けてくださいました!

【動画】大谷凜香さん動画メッセージ

女優大谷凜香さんと「映画」

―― 最初に大谷さんと女優志望のナタリーとの関係性を探っていきたいのですが、そもそも大谷さんが映画を好きになったきっかけってありますか?

大谷凜香さん
小さい頃からよく映画館に行っていました。ナタリーは周りに「女優になりたい」と言っても笑われて、だけどお祖母ちゃんだけが応援してくれていたじゃないですか。今、思い返してみたら、私もお祖母ちゃんが映画館に連れて行ってくれて、小さい頃はジブリとかアニメーションをよく観ていました。遠くに住んでいたのですが、夏休みとかは会う度に映画館へ連れて行ってくれました。

映画館って空気が違うというか、ワクワクするじゃないですか。ポップコーンの香りとか、小さい頃から好きな空間でした。中学生になってモデルの仕事を始めて、周りにはお芝居している先輩が増えるようになって、自分でDVDを借りてお家で観る機会も増えて。お芝居やりたいなって思うような作品に出会ったのは中学生頃ですね。

―― 具体的にどんな作品に影響を受けたのですか?

大谷凜香さん
興味が少しずつ積重なっていった感じなんですけど、これと挙げるとするならば、染谷さんと二階堂さんの『ヒミズ』(2011年)です。当時は中学生で観た時に、作品から色んな感情をぶつけられたような気分になって。その時は、「作品を通して人に何かを伝えるって凄い仕事だな」って思って、興味はそれでグッと高まりました。

決して夢を諦めないナタリー、演じて感じた素顔

―― ナタリーは決して夢を諦めず、バイトを掛け持ちして、オーディションに落ちてもくじけないじゃないですか。大谷さんから見たナタリーはどんな女の子ですか?

大谷凜香さん
外から見たら、くじけないし、芯もあるように見えて、強い。夢を叶えるために田舎から上京する行動力、オーディションに落ちても諦めない姿勢、夢に向けて貯金している部分を見たら凄く強くて、芯がある女の子っていう印象です。

でも、いざ演じてみたら、悩み事も沢山あるし、ジーン君やミスティアさんに相談するところもあるんですよね。ヒロインに選ばれた時、「本当に私でいいのかな」ってジーン君に相談する時もありますし、終盤に映画制作がピンチに陥った時にも、ナタリーは「自分って無力なんだな」ってミスティアさんにポロッと言ったり。自分をしっかり外から見られるような子だなって思いましたね。

映画大好きポンポさん,画像

―― 目の前にいるジーン君の成長過程を支える役でもあったし、プールで語り合った時にはお互い自信がないけど一緒に頑張っていこうみたいなところもあって、非常に良い関係でしたよね。ナタリーの声を演じている中で、感動したシーンやドキドキするようなシーンがあったら教えてください。

大谷凜香さん
ドキドキしたのは、プールサイドのシーンです。

ナタリーがヒロインに選ばれた嬉しさもありつつ、周りには実は話せていなかった不安な部分をあんなに賑やかなパーティー会場を一人で抜け出して、プールサイドで浸ってるわけじゃないですか。そういう時ってあるじゃないですか、賑やかな人気ある所から抜け出したくなるような。思い詰めてた部分をジーン君に話せて、実はジーン君も同じようなところで悩んでいて。結局、「信じて任せて」っていうジーン君の言葉にナタリーが救われて、女優として進化を始めていくようなシーンでは、あのナタリーの最後の笑顔にも感動しました。

―― そしてポンポさんがいるからこそ、ナタリーとジーン君とがしっかりと繋がっているんですものね。

大谷凜香さん
やっぱり人と人との繋がりというか、心の信頼関係が凄い…。一人ひとり孤独なように感じる時もありますけど、結局は誰かと繋がっているというのが温かいですね。

清水尋也さん・小原好美さんとのアフレコ

―― 才能が溢れている登場人物の設定にも関わらず、きちんとした信頼関係をベースに、決して驕ることがないところで物語が展開されていくので、そこに引き込まれていきますよね。そして、ジーン君ですが一流の領域に入るきっかけが分からなかった彼が一流に踏み込んでいく時、あの意気込みが凄すぎて、思わず涙が出てきました。ジーン君役の清水さんとはどんな会話をされていたんですか?

大谷凜香さん
実は清水さんとは映画やドラマで何度か共演させていただいたことがあって、私の初出演映画『ミスミソウ』にも出演されていて、今回声優として初めて出る映画にも清水さんがいて、心強い部分がありました。

最初はお互いに声優が初めてなので、「どうする?これやっていける?(笑)」みたいな。二人で必死に緊張をほぐしあっていたんですけど、(清水さんは)勘が良い方なので、ドンドン順調にこなしていくようにも見えて、“ちょっと私置いていかれてるな、まずいな”って思う時もあったんです。

基本的には、ポンポさんとジーン君とナタリーの三人でアフレコをしていたんですけど、清水さんもポンポさん役の小原さんもとことん付き合ってくださって、同じシーンでもジーン君もポンポさんも私も納得するまで何テイクもやらせてもらいました。

映画大好きポンポさん,画像

―― 納得するまで付き合ってくれたこともあったのですね。

大谷凜香さん
はい、ナタリーの「これで30連敗」っていうシーンがあるんですけど、私もそれぐらい何テイクも何テイクも繰り返しました。小原さんも沢山アドバイスをくださったし、ミスティア役の加隈さんも一緒にアフレコしてくださって。

ナタリーって一番感情の起伏もアップダウンがあるし、女優を目指している時とヒロインに抜擢された時と、撮影をしながらドンドン女優として自覚が芽生えてくる時で凄く変化がある子なんです。だから、どれだけナタリー自身が自分に自信を持っているか、その変化を声で表現したいなと思って、皆さんに相談しながら演じました。

―― 今、大谷さんとお話しているとナタリーと話しているみたいです。作品の中で大谷さん自身の何かが引き出されているからなんでしょうか、とても自然にナタリーだ!と思いました。

映画大好きポンポさん,画像

大谷凜香さん
周りの方々が引き出してくださったというか、例えば、小原さんも正解をバンッって、「こういう声を出した方がナタリーっぽいよ」っていう感じのアドバイスより、私の中のアイディアを増やしてくれるようなアドバイスの仕方をしてくださったので、本当にまさに引き出しを増やしてくれるような感じでした。

一番最初にナタリーとジーン君の声だけ仮で入っている映像をいただいていたんです。そのナタリーを仮で入れてくれていたのがミスティア役の加隈さんだったんです。本当にその声が素晴らしすぎて、「もう、ナタリーじゃん!!」みたいな(笑)。「皆、きっとナタリーはこの声だと思ってるよ!」っていうような(笑)

―― 映画の中のナタリーと一緒で自信を無くしてしまうような?(笑)

大谷凜香さん
はい、皆が求めているのはこれなのかな?と思ったんですけど、でもいざ現場に行ったらそんなこともなく、私から出る声で進めてくださって…。

―― 世界観が広いですし、しかも現実にあり得ない話ではなくて、皆の心の内を語っているような作品ですよね。

大谷凜香さん
そうですよね。アニメならではじゃないですか。独り言が多かったり、心の中の気持ちも声に出していたり、それはアニメーションならではだと思います。どうしても実写の作品だと観る側が汲み取らないといけない余白があったり、正解が無数にある感覚なんですけど、アニメーションはよりストレートに表現してくれているからこそ腑に落ちる部分も沢山ありますよね。

大谷凜香さんからメッセージ

―― 自然な雰囲気が本当に良かったです。最後に映画を楽しみに待っているファンに見所をご紹介いただきながらメッセージをお願いします!

大谷凜香さん

「映画大好きポンポさん」ナタリー役を演じました大谷凜香です。

この作品は、映画作りを扱っている作品で色んな業界用語が飛び交っているので、そういうところに注目していただいても面白いと思います。映画作りに携わっていない方でも、それぞれの人生の主人公は皆さんだと思うので、人生を作り上げているクリエイターとして分岐点に立った時に、背中を押してくれる勇気をもらえるような映画になっていると思います。

街並みや水溜りや自然も凄く綺麗に仕上がっていますので、そういう部分も楽しんで是非スクリーンで観ていただけたら嬉しいです。6月4日全国上映となりますので、是非劇場へ足を運んでください。よろしくお願いします。

―― ありがとうございました!

大谷凜香さんフォトギャラリー

大谷凜香(おおたに・りんか)さん 大谷凜香(おおたに・りんか)さん 大谷凜香(おおたに・りんか)さん 大谷凜香(おおたに・りんか)さん 大谷凜香(おおたに・りんか)さん 大谷凜香(おおたに・りんか)さん 大谷凜香(おおたに・りんか)さん 大谷凜香(おおたに・りんか)さん

ヘアメイク 中軍裕美子
スタイリスト 田中あゆみ

公式HP

pompo-the-cinephile

声の出演

清水尋也
小原好美
大谷凜香
加隈亜衣
大塚明夫

作品情報

原作:杉谷庄吾【人間プラモ】(プロダクション・グッドブック)
『映画大好きポンポさん』(MFC ジーンピクシブシリーズ/KADOKAWA刊)
監督・脚本:平尾隆之
キャラクターデザイン:足立慎吾
演出:居村健治監督
助手:三宅寛治
作画監督:加藤やすひさ 友岡新平 大杉尚広 美術監督:宮本美羽
色彩設計:千葉絵美 撮影監督:星名工魚山真志
CG監督:髙橋将人 編集:今井剛
音楽:松隈ケンタ 制作プロデューサー:松尾亮一郎
制作:CLAP 配給:角川ANIMATION
映画大好きポンポさん製作委員会
©2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/映画大好きポンポさん製作委員会

2021年6月4日(金)ロードショー!!

 友だち追加

コメント

注目映画

  1. 画像,君は永遠にそいつらより若い
    芥川賞受賞作家、津村記久子のデビュー作で第21 回太宰治賞受賞作品である『君は永遠にそいつらより若い…
  2. 中国映画『春江水暖~しゅんこうすいだん』,画像
    中国新世代の才能が描く驚嘆の傑作 2021年大注目作品誕生!! 長編第一作でありながら、2019…
  3. 黄龍の村,画像
    これ、村の決まりやから 山あいを迷った若者たちがたどり着いた見知らぬ村。 かってない驚愕の体験が…
  4. ブータン 山の教室,画像
    世界で最も幸せな国から本当の”幸せ”や”豊かさ”を問いかける ハートフルな人間ドラマ誕生! ブー…
  5. 映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかり
    社会不適合者な“元女子高生”殺し屋コンビが頑張って社会に馴染もうと頑張る異色の青春映画誕生! 阪元…
  6. マスカレード・ナイト
    ようこそ「仮面舞踏会」へ 数々の傑作ミステリーを世に送り出してきたベストセラー作家:東野圭吾が描く…

“音楽は私の居場所”

シンガーソングライター 西山小雨さん 動画インタビュー

映画『無限ファンデーション』主題歌「未来へ」曲集

ページ上部へ戻る