声優・高橋李依さんが語る“かくしごと”と“姫のこと”『劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―』インタビュー

声優・高橋李依,たかはしりえ,劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―,画像,写真

声優・高橋李依さんロングインタビュー

7月9日(金)から全国公開の『劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―』は、久米田康治氏の人気漫画をアニメ化したテレビアニメに新規カットが追加され、新たなラストが描かれるファン待望の作品です!

本作は主人公の漫画家、後藤可久士(声・神谷浩史さん)がちょっぴり下品な作品を描いていることから、大切な愛娘の姫(声・高橋李依さん)に自分の職業が「漫画家」であることを知られたくない奔走する物語。久米田氏作品ならではのノリと、ちょっとの感動がスクリーンに笑顔と涙を届けます!

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今回は、6月にソロアーティストデビューを飾るなど益々大注目の声優・高橋李依(たかはし りえ)さんに、「かくしごと」や姫への想い、そして劇場編集版が完成した溢れんばかりの喜びを語っていただきました!

声優・高橋李依,たかはしりえ,劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―,画像,写真

姫役の声優・高橋李依さん

―― 凄くいいアニメで、最後は思わず泣いてしまいました。

高橋李依さん(以下、高橋さん)
嬉しいです!!

―― テレビシリーズから劇場版になり、新たなシーンも加わることになって、どんな気持ちで臨まれたのかお聞かせください。

高橋さん
「ちょうどアニメと原作が同じくらいに終わります」と聞いていて。久米田先生の描かれた最終回のネームを見せていただいて「こういう終わり方になるんだぁ」って。アニメも走り切ったと思っていたところ、発売された先生の最終話に新しいエピソードが!(笑)「どういう事だ!!」と(笑)

アニメーションとして素敵な最終回を迎えられたという自負も勿論あるんですが、先生がまさか12巻で新たなひめごと、物語を届けてくれるなんてあまりにも驚いてしまって、「ちょっとだけ羨ましいっ!」みたいな(笑)「やれたらなぁ」っていう気持ちもあったので、劇場編集版という形に、「そんな選択肢があったんだ!」と喜びました。

声優・高橋李依,たかはしりえ,劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―,画像,写真

―― 先生の最終話を見た時のお気持ちは?

高橋さん
やっぱり“演じたい”と思いました(笑)

とてもいいアニメ化が出来たと思えたからこそ、「まだ演じてみたい姫が出てくるとは……」って(笑)流石先生だなって思ったし、楽しませていただいた感じも大きかったです。

―― 新しく加わったシーンを観ての感想はいかがでしたか?

高橋さん
お母さんがどういう時間軸で、どういう経緯があって箱を残していたのか?など、ちょっとだけ時間のイメージ、前後関係が気になっていたんです。今回描いていただけたことで、そういう事があって、海に出てという流れが知れて、凄くストンと腑に落ちた感じです。

―― テレビシリーズから10歳と18歳を演じていて、当時の取材では「チャレンジだった」とお答えされていますが、チャレンジを終えて、客観的に見られるくらい時間も経っていると思いますが、高橋さんにとってどんなチャレンジでしたか?

高橋さん
オンエア当時は自分のお芝居として勉強してしまう部分が大きかったのですが、今回はほとんどを姫のモノローグだったりナレーション収録という形で携わらせていただいたので、思い出を懐かしむような感じで、純粋に楽しめました!

時間が経ったお陰で、お芝居の反省会は一旦落ち着いたというか……(笑)。
「姫、カワイイな」って思っちゃいました。“萌え”とかではない可愛さってこういうことだなって。我が子がカワイイって感覚なのかな。もちろん自分の声帯を通しているので、血が繋がってるような感覚もあるぶん“カワイイ”って言うのは恥ずかしいのですが、可愛い子はカワイイ!って感じで(笑)母性が湧きますね。
かくしごと,画像

―― 姫は変わらないし、そして寂しさを見せないですよね。父への想いが強くて、母がいない寂しさを隠しているのか、父がいるから十分と思っているのか。10歳から18歳になっても変わらない姫の姿、高橋さんが演じていて姫はどんな女の子でしたか?

高橋さん
「かくしごと」を一読者として読んだ時は、姫ってめちゃめちゃ頭のいい子だと思っていたんです。お母さんがいないこと、お父さんが仕事のことを隠すことに対して、“あえて”触れない、“あえて”考えない振る舞いをしている、達観した子供なのかなって思っていたんです。ですが、演じれば演じるほど、考える選択肢を持たない子なのかも、と思うようになりました。「お母さんはどこ?」と考える選択肢がない。「私は今、お父さんと暮らしている」で終わり。「お父さんの仕事は?」と聞かれても、「働いてるよ」以上、終わり!みたいな。

そもそも私たちが抱く疑問や選択肢を持つ子じゃないんだっていうのが、一番の驚きでもあり魅力なのかなって思いました。
かくしごと,画像

―― しかも、裏庭から入ってくる時のお父さんには必ず何かがある、って物凄くお父さんを観察していますよね?

高橋さん
人を見る目というか、なんだろうな。
感性が独特だけど、本当に鋭いときもありますよね。多分お父さんのことに関してだから分かったのかも。

―― お母さんがいない寂しさが、お父さんへの観察力に繋がっているのかなっていう風にもちょっと思ったりしました(笑)

高橋さん
なるほど!確かに。

お母さんからはどういう性格を受け継いだのか、みたいなことも感じてみたり、色々考察してもらうのも楽しそう。きっと姫にもまだまだ知らない魅力が詰まってますよね。私も「姫ならこうします」って決めつけ過ぎないように演じてはいたので。

―― まさに掴みどころがない魅力があるとも感じたのですが、姫を演じるうえで悩まれていたことは?

高橋さん
制作陣から、10歳の姫は何を考えているのか分からないように見せたいとのことで。姫がポロっと言った一言にお父さんが振り回されて、最後の方に見開きのようなイメージでハッとする一言を姫に言われて、“あっ、そういう事だったんだ!”って理解出来る1話構成なので、きっかけのAパートは変にしておかないといけない。そういう演出面での姫に対して、「それってどんな気持ちで言ってるんだろう?」、「それはただ見せたい姫でしかないから、姫本人は何を考えてるんだろう?」って考え始めてしまって。毎回、Aパートの姫は難しかったですね。

―― 特に何話が難しかったとか、ありますか?

高橋さん
やっぱり最初の頃かなぁ。当時のメモを今日持ってきたんですけど……。

怖かったり、楽しかったり、嬉しかったりするシーンの時の“なんでなのか”が気になっていたんです。 何を考えているかぼかして欲しいと言われたものの、「そもそもなんでか分からなかったらぼかしてはいけない!」みたいに囚われてしまっていて。そんな時に、神谷さんに「子どもの感情って説明できない感情もあるよね」と言われて、ハッと気づかせていただいたんです。「“なんか”っていう感情があるのか!」と、理由がないという理由を見つけられた。理論的に理論のないことを説明して下さったり、凄く助けていただきました。

ただ、姫の感性は独特だったり、突出している部分もあったりするので、“なんか”で済ませていい部分と、彼女なりに突き詰めている部分は、丁寧に理解出来たらと。
かくしごと,画像

―― ナレーションも担当されていますが、演じ方に違いはありましたか?

高橋さん
今回劇場編集版ということで18歳の姫を新録なのかな?と思ってたら、「19歳です」と言われて、ちょっと驚いたんです(笑)

一番最初の冒頭のシーンで白いワンピースを着て、鎌倉の家で爽やかな表情をしている姫が出てくるんですけど、18歳の姫はまだ目にハイライトが入っていないナレーションが多かった中で、19歳の姫は黒い瞳にハイライトが入った印象でナレーションさせていただく。18歳の誕生日を越えた姫、ちょっと明るいと思います!

―― 僅か1年とはいえ、違いが生まれる?

高橋さん
生まれました。一人で過ごしていた期間が具体的に何年なのかは私もなんとなくの想像でしかないのですが、やっぱりあの最終回の出来事は凄く大きい出来事だったと思う。キービジュアルもそうなんですけど、姫の表情を観ていたら、明るく語れる話なんだな、と伝わってきて。音を変えるというより纏っている空気が変わる感じです。

かくしごと,画像

―― 神谷さんのお話にありましたが、高橋さんは理論的に考えるタイプですか?

高橋さん
はい。多分私の癖だと思います(笑)神谷さんは更に理論的に説明が出来るといいますか、言語化が本当に巧みな印象です。
きっと感覚のみでも正解に辿り着いたとは思いますが、私は遠回りをしてそこに辿り着いたような。もちろん、考え抜いただけ後悔してないという自覚もあります。

―― アフレコはどんな雰囲気でしたか?

高橋さん
新録の部分があるキャストが集まったので、私は神谷さんと一緒でした。鎌倉で箱を開けてバァーっと思い出がプレイバックしてくるシーンが久しぶりの掛け合いで、すっごい嬉しかったです!

―― お父さんが記憶を失くして、病室の中のシーンがありました。実際に演じている高橋さん自身も感情的が湧いてきませんでしたか?

高橋さん
最終回のアフレコ用に映像の資料と台本をいただいて、家でチェックをしていたら大号泣しちゃって!(笑)

イベントでもお話したことがあるんですけど、家で泣き過ぎると本番に覚めちゃうんじゃないかって心配もあって、逆に泣いてしまったことが不安要素でした。当日、お父さんが漫画家チームの皆さんと「200回おめでとう!」とか「先生、これ前もやったネタですよぉ」とか、思い出がプレイバックしてくるところをみなさんの声で聞いた時には、結局うるっと来てて。

しかも姫はそのあと「中学生になりました」といった台詞もあったりして、泣かないように努めるのは大変でしたよ(笑)

―― お父さんは勿論素敵ですけど、周りのアシスタントの漫画家さんたちも魅力的ですよね。現場で作品についてお話とかはされました?

高橋さん
神谷さんと佐倉綾音さん(筧 亜美役)が久米田先生の作品に出演されたことがあるということで、先生の作品のノリをお二人が最初から掴んでいらしたそうで。

お二人がけん引してくれて、漫画家さんチームの久米田節といいますか、一言でバン!って片づけたり、シュールなツッコミのキレが良くなったり、回を増すごとにどんどん洗練されていって。もちろんそのシーンには基本的に出番がないので、ソファに座って(収録を)見てたんですけど、面白くて羨ましかったです。ここに私も入りたーい!って思ってしまう程に、掛け合いするが楽しそうなシーンの連続でした。

―― 姫の友人たちとのシーンがありましたが、印象に残っていることは?

高橋さん
めぐろ川たんていじむしょのみんなとは1話からしっかりと掛け合えて、キャラのすり合わせも出来たかと思います。特に、めぐろ川たんていじむしょのメンバーを紹介するシーン。一言ずつ息を入れていくんですが、「ウフッ」とか、「ハハッ」だったり、あそこで完全にキャラが定まったんじゃないかな。それぞれがやるべきポジションに対して、あの笑い方によって自信がついた感覚が、個人的にありました。劇場の大音量ならよりはっきり笑い声が聞こえると思うので、ぜひ聞いて欲しいです!

―― 久米田先生と言えば神谷さん、あとよく喋るキャラクターと言えば神谷さんというイメージがあるんですけど(笑)、そんな神谷さんとの掛け合いはいかがでした?

高橋さん
思い出に残っているのは、テレビシリーズはキャスト全員で収録するスタイルだったので、マイクが4本立っていて左から2番目が神谷さんで、その隣が私。神谷さんは台本を左手に持って漫画家さんのシーンをやっていて、私がもし右に入ったら右手に持ち替えて家でのシーンを演じて下さって、本当に二人だけで喋っているように掛け合ってくださったのが、すごく幸せでした。

●●さん 神谷さん 高橋さん 〇〇さん

(マイク)

私も一番左に入ったら、絶対に右手で台本を持ちたい!と思うほど、お父さんと二人で喋りたい。スタジオ内ではあるけど二人だけの空間にしたい。1対1の空気感を最初に神谷さんが(台本を)持ち替えてくださった時に、キュン!と感じて。

喋り易い!!でもちょっと恥ずかしい……、でも嬉しい!(笑)みたいな。

―― そんなところまで考えていらっしゃるんですね??

高橋さん
神谷さんがどれくらい意図してるものなのか聞いたことはないんですけど、私が娘らしくしようとしたんじゃなくて、お父さんがお父さんだったから私が娘になれたみたいな感じの方が強くて。お父さんだったんですよね、神谷さんが凄く。(私は)自然と娘だった感じがしています。

―― 一番お父さんだと感じるさせてくれるシーンはどこでしょうか?

かくしごと,画像
高橋さん
全体的な声の優しさです。

姫の口からも「優しすぎたから」という言葉がありましたが、あの声を聴いて優しさを感じない人はいないくらい、本当に優しい声で。

勿論、マイク前から離れたら神谷さんなんですけど、あの声を聴くと可久士さんだし、お父さんだし。現場の空気感はみんなで作っているとはいえ、皆があの可久士さんの声を聴いて、自分のポジションを理解するくらい、座長でありお父さんであり後藤先生。スゴイです。

―― ―― そうすると、掛け合いの中で、高橋さんの演じ方も変わるようなこともあったのですか?

高橋さん
お父さんから言われて姫が変わるというより、姫が振り回す方が多かったかもしれません(笑)。ただ、お父さんがこういう(振り回される)感覚になれるように、「姫、それはどういうこと?」みたいな空気感、見せたい姫像みたいな台詞は特に集中しました。全部の台詞ではなくて、ハッとさせなきゃいけない。ここでクリティカルを打たないといけないみたいな台詞が毎回何カ所かあって、きっとそれが漫画でいう大ゴマなのかな。“どうか、お父さんが振り回されますように”って(笑)私自身は思ってました。

―― 台詞自体はそんなに長いわけではないですよね。そこでギュッと?

高橋さん
音響監督さんや監督が「ここはもう一回」と仰るポイントがあったりするので、単発で録りながら「今のは!?今のは!?」とか(笑)「もっとぼかしたい」、「もっと分からなくしたい」、「それは分かりすぎ」っていうバランスをとる台詞がありましたね。

ブラックでシュールな展開になるきっかけの台詞としてのプレッシャーもありましたが、エッ!?って思えるような瞬間になっていたら、嬉しいです。

―― 神谷さんとの収録で参考になったこと、思わず感心してしまったことはありますか?

高橋さん
多分、久米田節といいますか、久米田作品の芝居というジャンルがあるんですよね。私は姫のことで頭がいっぱいで、気付くのが遅かったのですが……。ナレーションの口調や、モノローグでのツッコミだったりなど、どこか拒絶感がある感覚のような、その突き放すようで完結しているシュールな一言。それらが、今作にハマる技法だと気付いた瞬間に、恐ろしいセンスを持った方々とやってるんだなって。なので、色んな媒体でインタビューが出る度に、隅々までチェックして、“こんな秘密があったなんて!!”と(笑)気付いてなかったけど、現場で見ると確かに……と震えていました(笑)

―― 作品を観て、新たな発見があることも?

高橋さん
久米田作品の節回しに気付いたのが、遅かったけど新たな発見でした。そして姫が、作品の二面性の二面めの方を務めさせていただいているんだなとも感じました。

もし久米田先生がまた作品を発表されて、オーディションを受けさせていただく機会があったら、私も久米田節に挑戦してみたいです。

―― 劇場編集版をご覧になった感想としては、どんなまとまり方だと感じました?

高橋さん
単行本ではカラーページの部分なんですけど、姫の18歳版をまとめて観られたというのが凄く新鮮だったし、こういう見方をしたかったと思っていたので、編集してくれてありがとうございます!という思いですね。新規カットも当然楽しみですが、通して観られるぞ!みたいな感覚の方が強いかも。

10歳版のエピソードからなぜこれが抜粋されたのか。“この一言のためだ!”とか、“このシーンは確かに18歳の姫にとっても大事な思い出だ!”みたいにピンと来たり。姫にとって特に大事なエピソードを公式が選んでくれている安心感が頼もしかったです(笑)なので、完全に初見の方の反応は、正直気になります。

「かくしごと」とは?

―― 「かくしごと」というワードに対する意味がこの作品で少し変わりました。ちょっと後ろめたくて隠すこと、人にさらしたらいけないことって感じがしてたのですが、目的によってはイメージが変わるなって。高橋さんもこの作品を通して、「かくしごと」というワードに対して意識が変わったことはありましたか?

声優・高橋李依,たかはしりえ,劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―,画像,写真

高橋さん
「かくしごと」って大人になることなのかなと思い始めてて。私自身20代半ばから後半に向かって、この業界で過ごしている中で“大人になるってなんだろう?”って考えた時に、上手に隠せるようになることなのかなと。例えば、伝えたい想いを100伝えるより、50伝えた時の方が届くこともあるというか、本物の想いが届くというか。隠し方が上手になるのが大人なのかなと考えると、隠し事を上手に出来るようになりたいなって思います。

―― 嘘も方便みたいな方向だとちょっと悪い方向のようにも感じます。けど、大人になるということになると、あえて話さない、その真意によって深みを増す、大人になっていく。そんなイメージですかね?

高橋さん
隠し事に好印象というか、隠し事出来る人スゴイな、大人だなって感じです。

それと、「かくしごと」という言葉には三つの意味が隠されていたのを最後の展開で知って、言葉の裏に意味が幾つもあることの面白さも、最近ではより意識するようになりました。

―― もし、高橋さんが可久士の奥さんだったら、

高橋さん
私が能登さん(後藤夫人役)ってことですね!(笑)

―― もし、奥さんだったらどういう風に背中を押すのか、隠し通すことを応援するのか、どうでしょう?(笑)

高橋さん
えー、どうなんでしょう!(笑)

今の仕事に対してどうこうというより、姫に対しての想いを伝えるだろうなと思います。「ここまで姫を育ててくれてありがとう」になるかな。仕事は「まだ隠してるの?」くらいだと思います(笑)一番は、姫が大きく育っている現状に対してちゃんと御礼を言いたいかなって。漫画家を隠していることは茶化すくらい(笑)

原作にあったのですが、姫の誕生日会のあと、11歳箱に「つまらない漫画」が入っていて。“パパへ”という封筒に入ってたこともあって、お母さん的には11歳の時には「見せるか見せないかの選択をしなさいね」っていう意味も込めてたのかなーと勝手に想像していました。

―― お話を聞いているだけで涙が出てきそうです。

高橋さん
そうなんですよ。原作に散りばめられている描写も、ぜひチェックして欲しいです!

―― そして、原作の続きになるのでしょうか、素敵な来場者プレゼントが用意されているそうですね(笑)

高橋さん
まさか、来場者プレゼントが久米田先生の漫画だなんて!めちゃくちゃ嬉しかったです。「新作だ!!!」って喜びました(笑)

―― 何が描いてあるのですか??(笑)

高橋さん
つづき、です(笑)

アニメの最終回が終わったあとも、ひめごととして描いてくださったじゃないですか。そのひめごとの続きです。嬉しかった……、もっと読みたい!!劇場編集版を観てから読むと更に楽しめると思うので、来た人に渡すのは正解だと思います!

私も絶対欲しいし、「つづく」って描いてあったので、「つづくんかい!!」って(笑)二冊とも絶対GETしたい!皆さんも来場者プレゼントを狙うかと思いますが、私も狙うんで(笑)お早めに。

「声優業の面白さを独り占めしないで伝えていきたい」

―― 神谷さんとのエピソードを随分と鮮明に覚えていらっしゃるのだなって思ったのですが、アフレコの現場を高橋さんはどう受け止めていらっしゃるのですか?

声優・高橋李依,たかはしりえ,劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―,画像,写真

高橋さん
「かくしごと」の現場は、凄くいい意味で、素敵な仕事場だなと感じています。題材がお仕事物っていうところでもあるし、皆がそれぞれにとても実力のある方たちの集まりだったりするし、それぞれのやり方で極めてきた方たちでもあって。そして、それぞれに面白いものも持っている。それがキャストもスタッフさんたちもそうなので、皆が面白いものを持ち寄る仕事場みたいな。

―― やはりいろんな刺激も?

高橋さん
あります。不思議と“自分には持ってないな”って割り切れもするといいますか、「その魅力羨ましい!」と思っても、題材がそうだからなのか、キャストさんがそう思わせてくれるのか、“でもそれはその方にしかないものだよね”と思える。凄く気持ちのいい現場です。

―― 登場人物の分析も結構ロジカルに分析されていて、切り分けて凄く上手く説明していただいたので、そういう意味では非常に頭脳明晰な方なのかなと感じました。歌も発表されていますが、俳優業に対しての野望はないですか?(笑)

高橋さん
最近気付いたことでもあるんですけど、私小さい頃から人と“共有する”のが好きだったみたいで。共有するというのも、感情を共有するのが多分好きで、感情をアウトプットするのも好き。そういう意味で声優として、モノづくりの一端を担わせてもらっている役職でもあり、観てくださる方とラジオのメールでキャッチボールしたり、イベントで喋ったり、そういう風に伝えられるポジションにいるのを活かして、もっとアニメーションの面白さ、声優業の面白さを独り占めしないで伝えていきたいと思っています。

自分がやっているアフレコの面白さ、作品作りの面白さを、観ている人もまるっと巻き込んで、楽しくもっと広められたらなって思っています。

―― サラリーマンの世界観ですら、ドラマなどで紐解いていけば面白い世界ですものね。

高橋さん
やっぱり共感してほしいし共有したいし、もったいない。自分だけで終わらせちゃうのが。

―― 俳優さんで声優に挑戦された方にお話を聞いていると、皆さん「難しいです」と。姿ではなく声だけで表現しないといけないので、と仰っています。

高橋さん
逆もまたしかりで、目や仕草、全てを繊細に、そしてフルに使って表現される皆さんを、本当に尊敬しています!

―― 大滝詠一さんの歌が流れてきた時に、状況によって歌のイメージって変わるものだなと、改めて感じました。高橋さんはどういう受け止め方をされたのですか?

高橋さん
私のような20代にとっては、やっぱりCM曲としての印象が先にありました。こういう風に作品の印象に合う形で昔に発売された名曲を取り上げていただけると、本当に触れやすいなぁと感じています。当時、その曲を大切に聞いていた方が選出した曲でもあったりすると、その曲の意図や魅力が正しく伝わるといいますか。本当に「かくしごと」でこの曲をより噛みしめられたことがありがたく、そういう風に名曲はドンドン下の世代にも伝えてもらえると嬉しいですね。

あと、「かくしごと」のイメージカラーと、大滝さんの楽曲やジャケットの印象がピッタリの青で、まさかな繋がりって、こんなにも連鎖するのかと。それを全部実現させたのもスゴイです。

―― 最後に見どころを含めて映画ファン・アニメファンにメッセージをお願いします。

声優・高橋李依,たかはしりえ,劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―,画像,写真

高橋さん
確か久米田先生がアニメの会議の際、「どうせ感動に振るなら作者を辱めるくらいのほうが笑えるので」と仰ったとのことで。

普段ブラックなコメディ作品を描かれる先生ですが、アニメ「かくしごと」はあえて突っ切った本気の感動作な一面もあるので、「やるならとことん!」という久米田作品にぜひ感動しちゃってください!もちろん、感動作の皮を被った久米田節もお楽しみくださいね!

―― ありがとうございます!!

『劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―』予告編映像

公式HP

kakushigoto-anime.com

キャスト

後藤可久士:神谷浩史
後藤 姫:高橋李依
十丸院五月:花江夏樹
志治 仰:八代 拓
墨田羅砂:安野希世乃
筧 亜美:佐倉綾音
芥子 駆:村瀬 歩
六條一子:内田真礼
マリオ:浪川大輔
古武シルビア:小澤亜李
東御ひな:本渡 楓
橘地莉子:和氣あず未
千田奈留:逢田梨香子

主題歌

flumpool「ちいさな日々」(A-Sketch)
エンディング・テーマ:大滝詠一「君は天然色」(Niagara RECORDS

作品情報

原作:久米田康治(講談社「月刊少年マガジン」)
監督:村野佑太
脚本:村野佑太 あおしまたかし
キャラクターデザイン:山本周平
美術監督:本田光平
美術:草薙
色彩設計:のぼりはるこ
仕上げ:緋和
撮影監督:佐藤哲平
撮影:旭プロダクション白石スタジオ
編集:白石あかね
編集スタジオ:瀬山編集室
音楽:橋本由香利
音響監督:納谷僚介
音響制作:スタジオマウス
アニメーション制作:亜細亜堂
配給:エイベックス・ピクチャーズ
製作:劇場編集版かくしごと製作委員会

バレない程度に、ヒット中!

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