
映画『東京リベンジャーズ』
パーちん役・堀家一希さんインタビュー
映画『東京リベンジャーズ』が大ヒット公開中です!
かっこ良すぎる登場人物、人生にリベンジするため過去に戻るたびに成長を遂げていく主人公タケミチの姿、そして、共に力を合わせ立ち向かう熱い仲間たちとの絆、心揺さぶる名言の数々、男女問わずハマる人が続出している今最も熱い大反響のコミックス「東京リベンジャーズ」が主演の北村匠海さんをはじめ豪華キャストを引っさげて実写映画としてスクリーンをジャックします!!

パーちんこと林田春樹をアツく演じた堀家一希(ほりけ・かずき)さん
今回は熱い本作の中でもひと際熱い男、パーちんこと林田春樹をアツく演じた堀家一希(ほりけ・かずき)さんにお話を伺いました!!2021年は『ネメシス』や『イチケイのカラス』などの連ドラでも存在感を発揮し、今後の活躍が期待される23歳の堀家さんとパーちんトークで盛り上がりました!!熱くないはずのない戦闘シーンのことや演じている感情剥き出しの役と比べてとても謙虚で誠実な堀家さんの素顔に迫りました!
堀家一希さん動画インタビュー!
―― 『東京リベンジャーズ』の人気キャラですよね。パーちん役に決まった時、最初はどんなイメージで引き受けようと思われたのか振り返っていただけますか?
堀家一希さん(以下、堀家さん)
もう、引き受けるとかじゃないですよね。「やります!やりたいです!」って(笑)
―― 長内(役:湊祥希さん)とやりあう、あの1対1は見せ場ですよね。
堀家さん
二人だけで殴り合ってるのではなく、それを遠くでちゃんと見守っている仲間の描写があったから、切なくなったんだろうなって。皆が意図を汲んでちゃんと見守っている、「まだアイツらやる気だぞ」っていう仲間の思いやりが見えるいいシーンですよね。
―― 自分の身に起こった不幸を皆でサポートしてあげるというか、「アイツがやられたんだったら絶対許さない」みたいな気持ちがあそこに凝縮されていますよね。
堀家さん
メチャクチャ嬉しいこと言ってくれるじゃないですか(笑)
―― パーちんって単純にタイマン張って「お前がやられたら俺が復讐するんだ」みたいな感じで終わりがちですけど、結局いい奴なんですよね。
堀家さん
そうなんですよ、結局いい奴。ただ、表現の仕方が分からないというか、全部暴力というか、強く声を張るとかそういうことでしか、自分を表現出来ないのかなとは思います。
―― そういう不器用な表現しか出来ない人間たちでも、「やっぱり大切なことは守っていこうよ」ということで集まって、彼らが世の中で活躍出来るようなそういう舞台・社会にしたいなっていう、その象徴みたいなキャラクターですよね?
堀家さん
そこまで言っていただけるなんて。でも、確かに今回の映画の中では、分かりやすく親友がボコられて、その復讐になるので、ある意味“東京卍會”のやりたいことは分かりやすく担っていたような気はします。
―― その中で、マイキー(役:吉沢亮さん)とドラケン(役:山田裕貴さん)の“強さと心”の一致みたいなもの。病院のシーンもそうですし、一つ一つのシーンにそうした要素が詰まっているじゃないですか。ストーリーとしてはシンプルに見えるのかもしれないですけど、そこにはきちんとドラマがありますよね。
堀家さん
そう思います。メチャクチャ好きじゃないですか(笑)嬉しいです。
―― 見せ場のシーンなのですが、確か長内とガンガン殴り合っていた時に、勢い余って背後にあった大きな機械に頭か肩を思い切りぶつけていませんでしたか?
堀家さん
そうなんです、本当に切ったんですよ。血が出て。もっと言うなら一発マジで当たって拳が。鼻血も出ました。
―― やっぱり!迫真の演技というか、殴られて転がって機械みたいなものにぶつかった瞬間に「あれっ、、、やったかな?」ってすぐに思いました。
堀家さん
やりました。あれはやりました!
―― それでも撮影は続行ですか?
堀家さん
続行ですね。鼻血が出た時も続行で、特に何も言わず。むしろ痛いぐらいの方が逆にリアルなんじゃないかみたいな。
―― 「この野郎!!!」みたいな感じになりませんでしたか?(笑)
堀家さん
なりましたね。実際当たっていない時でも、殴られたようにバッとかやられると「うわああああ!」ってなりますよね。「クソこの野郎!負けたくねぇ!!」ってなります。
―― 湊さんとはそのシーンの後に!?
堀家さん
湊さんは、特には。いや、でも謝ってくれたか!?でも、それすらも楽しく終われるぐらい楽しい現場だったんです。「マジごめん!でも、楽しいね」みたいな(笑)
―― 和気あいあいだったのですね。でも、戦闘服を着てああいうシーンなので、とても熱量を感じました。
堀家さん
凄かったですね。見てる皆の歓声とかも「行け!行けー!!」とかそういうのも相まみえて、益々テンションが上がって上がって。だから、そこで切っちゃったら仕方ないなって。あんだけ上げられたら、そりゃケガしても仕方ないわって(笑)
―― 倒れ方が、決めれた段取りの倒れ方じゃないように見えましたもん。
堀家さん
決められてないです。思わずなった。あれは本気です(笑)
メチャクチャ楽しんでくれているじゃないですか。テンション上がってきた!!
―― (笑)今、公開が近づいてきましたが、正直誰の役をやってみたかったですか?って聞かれたら、誰役ですか?
堀家さん
これ叩かれませんか?(笑)圧倒的にファンの数が違うんですけど。
―― 言っていただくのは自由ですから(笑)
堀家さん
タケミチですかね。北村君が演じているので、あのビジュアルでは出来ないことは分かっているんですけど(笑)でも、ああいうお芝居をしてみたいですね。ビジュアルは諦めているんですけど、お芝居だったら出来るかもっていう期待はあります、いつか!
―― 格好悪いような、格好良さ!
堀家さん
ダサいのが格好良いみたいな。ドロ臭い闘い方が格好良いみたいな(笑)
―― 弱いなりに出来る限りのことを一生懸命やる。
堀家さん
それが格好良いじゃないですか!
―― ですよね。パーちんも一生懸命です。でも、ドラケンとかマイキーという答えがくるかなと思ったんですけど(笑)
堀家さん
ドロ臭いのが大好きです。そういうのが好きな女性もいると思うので、その人と話したいですね。
―― ヒナタ(役:今田美桜さん)とか??(笑)
堀家さん
ヒナタとかやってみたいですね~。いや、嘘ですよ(笑)
―― では、「いつも突然来るね」を言ってもらいましょうか(笑)
堀家さん
「タケミチ君はいつも急に来るね」ですね。
―― 本作もそうですし、ドラマ「ネメシス」でも役柄としては感情を表に出して表現する。ぶつけるような役が多い気がしたんですけど、挑戦してみたい役はございますか?
堀家さん
映画のストーリーの中で変わっていく様を見せられたらいいですね。一番は映画が始まった時と、最後終わった時の顔が全然違うような役。そうなってくると主役なんですけど(笑)でも、そういうのやってみたいですね。
変化って難しいんですよね、それを表すのも。役に変化が起きて、それを感じるものに寄せないといけないんで。それに似た気持ちを自分がどうやったら出来るのか、寄せ方も色々難しいですし、でもそれは、“頑張ったら出来るんちゃうかな”って。やってみたいですね、そういう難しいこと。
―― 先日『ゾッキ』の撮影現場を捉えた『裏ゾッキ』で、芸人の九条ジョーさんに対して齊藤工監督が「映画の中で成長していくのを見て、こんな軌跡に出会えるなんて凄い!」と語っていて、確かに九条さんが変わっていくんです。お話を伺っていて思い出しました。
堀家さん
そういうの楽しいですよね。変わるということが役としてもそうですし、人間的にも多分変わることはあるでしょうし。そういう難しいことにドンドンチャレンジしたいです。
―― 演技を物凄く楽しんでいらっしゃるんですね。
堀家さん
楽しめるようになりました。難しいこともちょっとだけ。苦しいですけど、ちょっとだけ楽しめるようになりました。
―― ドラマ「イチケイのカラス」でも「うわああああ!」って感情を表に出す役柄だったと思うのですが、堀家さん自身とは全く違う自分を出しているってことですか?
堀家さん
僕は感情が決してない人間ではないんです。よく泣いたりもしますし、怒ったりもしますし。でも、感情を表に出すのが得意な人間ではないんですよ。だから、「ネメシス」も「イチケイのカラス」も凄く苦労しました。
―― でも、ピッタリでしたよ。変にグレてるのではなくて、怒りが伝わってくるんだと思います。役のフリをしているというよりは役そのものでしたので、自分のどこかにある感情を表に出してるのかな、と思いました。
堀家さん
でも、どこかにあるというよりは、似たような体験。「掃除したのか?」みたいな一言があって登場する時も、いわゆるお母さんやお父さんから言われる「学校の宿題したのか?」みたいなもんだから、「うるせぇよ!したよ」みたいな(笑)役と同じ気持ちになれるものを探すのは難しいけど、ちゃんとねばりたいですね。シチュエーションなり、似たような自分に響く言葉だったり、そういうのはこれからも探していきたいです。
―― 私生活の中でも色々な経験をしていきたいということですね?
堀家さん
したいですね。だから、沢山友達も作りたいですし、色んな経験をしたいです。別れも出会いも何でも。
―― 予想だにしない経験は神様がくれたチャンスみいなのですものね。
堀家さん
僕もそれメッチャ思うんですよ、本当にそうなんですよ!僕は「人運」がいいらしいので。色んな人に巡り合わしてくれるらしくて、その度に感謝しています。「ありがとうございます」と。
―― 骨太の凄くいい俳優さんになっていただけるのかなって期待が膨らみます!『東京リベンジャーズ』に戻るのですが、この作品の中で出て来る名言のうち、好きな名言ってありますか?
堀家さん
台本持ってくれば良かった(笑)
イイシーンだったらやっぱり病院の二人の頭下げるシーンですよね。あそこはやっぱり良かったですけど、「またそれか!」って感じになっちゃいそう(笑)まぁ、やっぱり僕の台詞じゃないですか。
「何、俺の視界に勝手に入ってんだよ」
あれはバカすぎますよね(笑)あれは迷っている言葉の「迷言」です(笑)
―― パーちんの人柄をよく表している言葉ですね。最後に、ファンにメッセージを“気合い”の入った形でお願い出来ますでしょうか?
堀家さん
映画『東京卍リベンジャーズ』パーちん役の堀家一希です。是非、劇場で御覧ください。
「まだまだ、やり足んねぇぞ!!!」観てください!お願いします!面白いです!格好良いっす!観てください!
―― ありがとうございました!
映画『東京リベンジャーズ』
配給:ワーナー・ブラザース映画
©和久井健/講談社 ©2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会
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