映画『モカ色の車』~ナタリー・バイさんインタビュー~

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何度も来日されている中で横浜訪問は3回目というナタリー・バイさん。「フランス映画祭2018」の団長として、そして映画『モカ色の車』のキャストとしての想いをお聞きしました。

○フランス映画について
-フランス映画祭にテーマがあるとすれば「多様性」
フランス映画には様々な種類があります。例えば、喜劇・悲劇・スリラーもあればサスペンスもあります。多様性こそがフランス映画の本質です。

-フランス映画の2大特徴について
フランス映画には2つの種類があり、このこと自体がはっきりした特徴でもあります。
子供やティーン・エイジャー向けが多い「商業映画」。そして、ヌーヴェルヴァーグをもとに綿々と続く「作家主義」といわれる大人向けの映画の2種類に分けられます。
一方で、米国の映画は商業的で大衆向けの映画が非常に多く、作家主義の作品はあっても多くはないといった点がフランス映画との大きな違いではないでしょうか。

-映画の世界におけるアジアとフランスの交流
色々な、そして違う世界があるということ自体素晴らしいと思います。違うものが重なり合って核を創るということも素晴らしいことですね。
また、二人の違う世界のアーティストが協力するというのは、各々に秀でた才能があれば成果も自ずといいものが得られると思いますが、両者の目的が商業的なものではなく、ベースとして芸術性を核にした豊かなものを持っていることが必要だと思います。

○『モカ色の車』について
-主役の女優エマニュエル・ドゥヴォスさんと共演したかった
この作品に出演しようと思ったのは、マニュエル・ドゥヴォスさんと一緒に仕事をしたかったからです。その理由は彼女が同世代の女優の中で最高の女優だからなのです。
とにかく、テーマや監督にも興味はありましたが、それよりもまずドゥヴォスさんと共演がしたかったのです。
彼女はちょっとミステリアスな部分があって、しかもオリジナリティに富み、意外な面をいつでも発見することができます。

-ディアンヌ(役:エマニュエル・ドゥヴォスさん)の生きる術
全てを失ったディアンヌの行動は理解できます。離婚したディアンヌの夫の悲しみも分かりますが、まったく何もない状態ではなくて、ある程度拠り所がある状態です。彼女の行動は一種の狂気ではありますが、それが彼女にとっての生きる一つの方法なのです。

○ナタリー・バイさんの美貌の秘訣とは!
とても重要だと思っているのは元気でいるということです。元気でいるということは、情熱を持っていられて、自分が好きなことを続けていられるということだと思います。
幸運なことに、私自身、自分の好きな仕事をすることができるし、まだまだ沢山の仕事を続けています。この横浜に来れるということもその例の一つだし、ここに来て話ができるのも幸せで元気の素になっていると思います。
昨夜は日本酒も楽しみました。特に熱燗が好きなんです(笑)

○映画ファンの皆さんへ一言
フランスの映画を愛し続けてくださいね!!

※ナタリー・バイの主な出演作品(太字は代表作)

ふたり Two People (1972)

映画に愛をこめて アメリカの夜 La Nuit américaine (1973)

恋愛日記 L’Homme qui aimait les femmes (1977)

緑色の部屋 La chambre verte (1978)

勝手に逃げろ/人生 Sauve qui peut (la vie) (1979)

Une étrange affaire (1981)

愛しきは、女/ラ・バランス La Balance (1983)

真夜中のミラージュ Notre histoire (1984)

ベートーヴェンの甥 Le neveu de Beethoven (1984)

ゴダールの探偵 Détective (1985)

ハネムーン・キラー Lune de miel (1985)

夏に抱かれて De guerre lasse (1987)

セ・ラ・ヴィ La Baule-les-Pins (1990)

フランソワ・トリュフォー/盗まれた肖像 François Truffaut: Portraits volés (1993)

運命の瞬間/そしてエイズは蔓延した And the Band Played On (1993)テレビ映画

ザ・マシーン/私のなかの殺人者 La Machine (1994)

パパラッチ Paparazzi (1998)

エステサロン/ヴィーナス・ビューティ Venus Beauty Institute (1999)

ポルノグラフィックな関係 Une liaison pornographique (1999)

バルニーのちょっとした心配事 Barnie et ses petites contrariétés (2000)

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン Catch Me If You Can (2002)

悪の華 La Fleur du mal (2003)

Le Petit Lieutenant (2005)

唇を閉ざせ Ne le dis à personne (2006)

ヴィザージュ Visage (2009)

わたしはロランス Laurence Anyways (2012)

ママはレスリング・クイーン(2013)- コレット 役

たかが世界の終わり Juste la fin du monde (2016) – マルティーヌ 役

 

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