髙石あかりさん「アトラクションみたいな作品」18歳の注目女優が主演映画『ベイビーわるきゅーれ』で躍動!
- 2021/8/15
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映画『ベイビーわるきゅーれ』ちさと役
髙石あかりさんインタビュー
元女子高生の二人が“殺し屋”として社会に飛び出して行くという唯一無二の設定をインディーズ映画とは思えないクオリティで完成させた映画『ベイビーわるきゅーれ』が全国絶賛公開中です。
今回は、舞台「鬼滅の刃」の竈門禰豆子役で注目され、本作では主人公の元女子高生・ちさと役を演じた主演の髙石あかりさん(18歳)にお話を伺いました!相棒のまひろ役を演じたW主演の伊澤彩織さんとの息ピッタリの掛け合いはまさに必見です!

ちさと役:髙石あかりさん(18歳)


動画インタビュー
―― 同じ阪元裕吾監督の『ある用務員』でも伊澤さんと共演されています。主演としての緊張感はあっても、自然な形で撮影に入られたのではないですか?
髙石あかりさん(以下、髙石さん)
そうですね、「主演のプレッシャーはありましたか?」とよく質問をいただくんですが、そういったプレッシャーよりも、「楽しみ」という感情の方が大きかったです。
―― 劇中はコメディ要素が盛り沢山です。どうやってクスクス笑えるシーンにしようと臨まれましたか?
髙石さん
監督が本番中にモニターを見ながら凄く笑っていて、堪えているんですけど「クッ、クッ、クッ」って聞こえてくるんです(笑)それを“もっともっと笑わせよう!”と思いながら日々頑張っていました。
―― 伊澤さんとは実年齢の差はあるものの同じ18歳の設定で共演でした。伊澤さんと一緒に演技をされて、やりやすかったとかお姉さんとして頼れたとか、その辺りはいかがですか?
髙石さん
『ある用務員』の時からお話のテンポ感が凄く合っていて心地良かったんです。当時から私はアクションも、お芝居も、人柄も伊澤さんの虜だったので、今回二人で主演と聞いてまたお芝居できることが嬉しかったです。
撮影期間中はずっと一緒にいましたけど、私にもそうですし、スタッフ皆さんへの気遣い、気配りが女神様みたい。気配りが出来るような女性に憧れていますけど私はまだ出来ていないので、“お芝居で盛り上げていけるように頑張ろう”と思っておりました。
―― ちなみに、メイド喫茶でバイトするシーンでメイドの先輩から振られた「萌え・萌え・キュン」を言いにくそうにしていた演技なんかも、見ていて“素”?って感じました(笑)
髙石さん
素です(笑)
その後に「自己紹介を考えましょう」と、姫子先輩(役:福島雪菜さん)がアドリブで急に仰られて、“自己紹介かぁ…どうしよう…”と思って、そのテンパリがそのまま使われています(笑)
あれも髙石あかりの素です。
―― ちなみに、アクションにも挑戦されていますが、伊澤さんからのアドバイスはありましたか?
髙石さん
私がアクションをする時に、伊澤さんがモニターの前にいつもいてくださってアドバイスをいただきました。それも「こうしたらダメだよ」という教え方ではなくて、「大丈夫だよ」とか私が安心出来るようなお声がけを沢山していただきました。
―― 銃の構え方がかなり速くてスピード感があって凄く良かったです。
髙石さん
銃を奪うシーンがあるんですけど、この作品の中で私が一番頑張ったと思えるところです。
―― 見せ場ですよね。ラストシーンも難しかったんじゃないかと感じました。
髙石さん
伊澤さんと一緒だったので、多分心強かったのかなと思います。勿論、伊澤さんがスゴイので“差が生まれたらどうしよう”と思ったんですけど、凄すぎるので、差も何もないかなと途中で吹っ切れて(笑)自信を持ってやれていたと思います。
―― ちさとの“目線”も凄く良かったです。ところで、メイド喫茶のシーンの話題に戻ってしまいますが、本宮さん演じるギャグの通じないヤクザ“浜岡”が逆ギレするじゃないですか。あのシーンも観ていてカワイイですよね。隣で演技していてメッチャおかしくなかったですか?(笑)
髙石さん
私は本当に笑いを堪えるのに必死で(笑)でも現場はそういう雰囲気ではなかったんです。ヤクザ役なので、怖い雰囲気が撮影中も漂っていました。これは笑った方が良いのか、笑ったらいけないのか、多分スタッフさんとか皆さん思っていたはずなんですけど、どうにか堪えて堪えた形です。本当に面白かったです(笑)あのシーンは凄く好きです。
―― 完成度が高いので予算が抑えられている作品と伺った時にはビックリしました。主演のお二人の息もピッタリでしたし、明るい・暗いのレベルを超えていますよね。殺人もアクションの一部であって、それ以外のギャグも含めて、スカッとして“また観たい!”“もっと楽しみたい!”そういう気持ちにさせてくれる作品でした。ちなみに、先ほどのメイドシーンの他にもアドリブの演技はあったのですか?
髙石さん
阪元監督は「“まひろ”も“ちさと”も好きにやっていいよ」と仰ってくださったので、自然体で役の臨めたと思います。また、ちさとに私自身が似ていたので素の部分も多いです。完成した映画を観て「私じゃん!」っていう部分が本当に多いので(笑)アドリブ部分は特に出ていると思います。
―― 犬の“チキチキチキ”って、あれもアドリブじゃないかな?と思いましたが?
髙石さん
あのシーンは監督が細かいところにそういうのを入れてと(笑)
例えば、焼肉を食べた後に「うまい、うまい」と言うのも監督はこだわっていたので、そういう部分が監督のイメージにハマればいいなって思って演じていました。
―― 逆に監督から「こういう風に演技してもらいたい」と熱の入った言葉、演出があったシーンはありますか?
髙石さん
私のイメージですが、監督が「こうしたい」というイメージはきっとあるけど、それを私たちに任せることで自分の想像とまた違った何かが生まれるのを求めているのかなと・・・現場で思いました。だからこそ、型にはめるようなことはせず自由にやらせて頂きました。ただ、一つだけ監督が「こうしたい」と仰っていたシーンがあって、それは人を殺した後のとあるシーンのちさとの表情です。
『ランボー 最後の戦場』のとあるシーンを切り取った映像を撮影の数分前ぐらいに見せてもらって、「こういうシーンにしたい」と。“これ私に出来るかな”と思ったんですけど、監督の目が今まで以上に真剣かつ熱く見えたんです。
結果的に、監督も伊澤さんも「凄くイイ!」と言ってくださったシーンだったので、皆さんに注目してもらいたいシーンの一つです。
皆さん、どこか分かりますかね??(笑)
―― 観て下さった皆さんに、当ててもらいましょう!マシンガンのシーンも凄いなと。この後、ちさとはどうするんだろう?って。
髙石さん
本番で初めて撃ちたいと思ったので「リハーサルでは撃たずにやりたいです」とお伝えして、本番で初めて撃ったので、リアルな表情が撮れているかなと思います。
―― 加えて、格好良いというか決まっているなと思ったのは、二人がヤクザを襲撃しに行く時に銃を構える姿です!
髙石さん
台本にはなかったんですけど、お互い“構えて→構えて→ハイタッチする”っていうのは素アドリブでやりました。役とリンクしたのかなって二人とも思っていましたけど、そういうところが多かったので、伊澤さんとお芝居できて本当に良かったです。
―― 二人が見事に相乗効果を発揮されているような感じでした。最後に映画ファンに見所も含めてメッセージをお願いします。
髙石さん
高校を卒業した殺し屋の女の子二人が、社会に出て、光熱費を払わないといけない、保険証がどうとか、そういう普通の人と同じことを学んでいくのが凄く面白いなと思っています。
殺し屋映画なのに日常的なシーンが多く含まれていて、人が死んでいくのと同じようにほのぼのとしたシーンも多いので、アクションとのギャップがあり、アトラクションみたいな作品だと思います。私みたいな同年代の方も、是非観に来ていただけたらなと思っています。劇場でお待ちしています!
―― ありがとうございました!!
髙石あかりさんフォトギャラリー
ヘアメイク:石川ユウキ(Three PEACE)
スタイリスト:髙橋美咲
衣装:ワンピース mixxdavid
ブレスレット、リング 共にROOM
キャスト
髙石あかり 伊澤彩織
三元雅芸 秋谷百音 うえきやサトシ 福島雪菜 / 本宮泰風
水石亜飛夢 辻凪子 飛永翼(ラバーガール) 大水洋介(ラバーガール) 仁科貴
監督・脚本
阪元裕吾
アクション監督:園村健介
音楽:SUPA LOVE
主題歌
主題歌:KYONO「STAY GLOW feat.TAKUMA (10-FEET)」
挿入歌:髙石あかり×伊澤彩織「らぐなろっく ~ベイビーわるきゅーれ~ feat. Daichi」
配給:渋谷プロダクション
公式HP:https://babywalkure.com/
©2021「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会
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