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明日7/14(土)より、新宿武蔵野館他全国で順次公開となる『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で映画初主演の大役を見事に演じ切った南沙良さん。撮影を終えて感じている今の気持ちをありのままにお話して頂きました。

―撮影を終えて
撮影中はひたすら楽しくて、ずっと笑ってました。蒔田さん(加代役)や監督とか皆さんと一緒にカラオケに行ったり、星を見に行ったりして楽しかったです!
蒔田さんと一夜をともにした!?
『本当にあった怖い話』をやっていて二人ですっごく盛り上がっていたんです。『夢男?』っていうのをやっていて、私が怖がっていたのを、蒔田さんがずっとからかってくるんです。それで盛り上がっちゃって、そのまま一緒に寝ちゃいました(笑)
萩原さん(菊地役)とはどんな会話をしたのですか?
撮影中、萩原さんとはあまりお話しませんでした。でも、萩原さんの演技力は凄いです。萩原さん演じる菊地のような人が実際に居たら嫌ですね、少し苦手なタイプです(笑)アイスクリームは一緒に食べないかもしれませんね(笑)

―沼津は星がきれい!
私は、こうした自然に囲まれた場所に行くのは初めてなのですごく驚きました。海がきれいで。あと、東京では夜に星があまり見えませんが、沼津はほんとに星がきれいで感動しました。でも、撮影時期は春だったので、少し肌寒い時期でした。

―モデルさんと女優さんとの違いとは
表現するという意味では同じだと思っています。表現の種類が違うだけで、根っこの部分は同じかなと思っています。
歌も上手でしたね
歌は、撮影に入る6ヶ月ほど前に先生についていただいてレッスンを受けていました。

―女優さんへの憧れについて
小さい頃から映画を観ていて、その頃から女優さんになりたいと思っていました。映画は私の夢というかロマンが詰まっているというか、一つの物語から、ひとつの人生が描かれていると考えています。
映画はよく観る方ですか?
小さい頃は絵本がとても好きで、最初は「ぐりとぐら」が好きで“ぐら”になりたくて。他人になりたいと自分の中で思い立って、それから絵本を見たり小説を読んだり、映画を観たりするようになりました。
憧れの女優さんは?
事務所に入ったきっかけが新垣結衣さんで、すごく憧れです。
ほかにも、財前直見さんと一緒にお仕事をしたのですが、凄いなと思いました。

―台詞はどうやって覚えたのですか?
台詞は前日に覚えました。前日よりも前に覚えてもあまり頭に入ってこなくなっちゃうので、前日に覚えるようにしています。

―心に残った監督のアドバイス
撮影に入る前に監督と話していたのは、「全部、ラストシーンに持っていくためのストーリーだから、その間(あいだ)、間で志乃が感じたことだったり、思ったことだったりは忘れないで大切にしまっておいて欲しい」ということでした。そこは常に意識していました。
ラストシーンは多くの方が見ている前で迫真の演技でしたね
あとで見た時は、ちょっと恥ずかしくなりました。

―コンプレックスと向き合うこととは?
志乃と自分が重なる部分が色々とあります。私も志乃のように人前で自分の言葉で自分のことを表現したり、お話したりすることが一番苦手なので。でも、この映画を観て、自分の嫌な部分と自分がどう向き合って、そしてどうやって自分の中に“帰る場所”を見つけてあげられるのかということが大切だということを気付けました。それを教えてくれた志乃と加代は凄いなと思いました。

志乃は自分自身から目を背けているということでしょうか?
自分を変に違う視点で見てしまうから、自分の嫌な部分だったりコンプレックスであったり、そういうことにしか目がいかなくなってしまうのかな、と思いました。

―先生は名前「くらい」言えるようになろうね、と志乃を励ましますが
先生に悪気がないのは分かりますが、実際に先生に言われたら、すごく傷つくと思いますし、それを考えると心が痛くなります。
相手を思いやれば、相手にかける言葉も変わる?
それはすごく大きいと思いますね。志乃と加代の関係性ってとても素敵なものだったと思いますし、一方で志乃が加代に依存し過ぎているところはすごくリアルだな、とも思いました。実際に学校などでは女の子同士で「この子は私のもの」みたいな束縛とかがありがちですので。

―志乃はみんなにどうして欲しかったと思いますか?
加代みたいに喋ることを待ってほしい。やっぱり志乃自身も加代は他の人とは違うなと思っていて、加代は吃音を変に見ていないというか、コンプレックスとしてみていない部分が志乃にとっては心地良かったんだと思います。
コンプレックスとして見ない人が沢山増えていけばいいのにな、と思います。
コンプレックスって一体何でしょうね
何でしょうね、、、
志乃自身はずっと変わらなきゃと自分のことを思っていて、最終的に変わることよりも自分のことを認めてあげることって大切なんだな、と志乃自身で気づけたことが私には一番嬉しかったです。

―吃音に悩んでいた原作者の押見氏自身が男性なのに、なぜ主役は女性なのだと思いますか?
やっぱり女の子でも男の子でも、その中にある物は一緒だと思います。でも、女の子だと女の子ならではの感じと言うか淡い感じが、ストーリーの幅を広げるのではないでしょうか?

―この映画の見どころを教えてください
やっぱり、コンプレックスが一つの個性になるということが一番素敵なことだと思いますし、一番大切なことだと思います。加代は志乃のコンプレックスを受け入れて、志乃は加代のコンプレックスを受け入れました。そういう二人の信頼というか関係性がすごく素敵だなと憧れをもってお芝居をしていました。そういうキラキラ感というか、素敵な感情とかが皆さんの中に生まれればいいなと思います。

―ファンの方々へのメッセージをお願いします
今、学校に通ってる子が見ると絶対共感できることってあると思います。女の子同士の束縛であったり、学校の中での色々な出来事だったり、そういうことに想いを入れて共感してくれたらないいな、と思います。
制服もすごく可愛いかったです、ずっとセーラー服に憧れていたので着ることができて嬉しかったです。


<編集部より>
この作品に正面からぶつかっていった、南さんのとても素直な個性を感じることができました。そんな南さんからは、心の奥底に潜むものに意識して清濁をつけないこと、素の自分を信じて受け入れること、自分の中のどこかに“帰る場所”を作ってあげることを教えてもらうことができました。
これからの映画の世界を引っ張っていく若手女優として、色々な人生を演じて、映画ファンに感動を与えていただけることを期待しています!!

南沙良さんプロフィール
2002年6月11日生まれ。神奈川県出身。第18回nicolaモデルオーディションのグランプリを受賞、現在も雑誌「nicola」専属モデルとして活躍。一方、女優としてはデビュー作『幼な子われらに生まれ』(17/三島有紀子監督)に出演、主人公・信(浅野忠信)の再婚相手の連れ子という複雑な役どころを演じ切り、報知映画賞、ブルーリボン賞新人賞にノミネートされるなど、高い演技力で注目を集める。また、行定勲が監督を務めた伝説的ロックバンド・レベッカ17年ぶりの新曲「恋に堕ちたら」のMVに主演、透明感あふれる存在が話題となった。初主演作となる本作では、澄み切った歌声も初披露している。

映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は、2018年7月14日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開!
■ 予告動画

■ スタッフ
監督:湯浅弘章
原作:押見修造 「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」 (太田出版)

【関連情報】
6/21(木)~8/14(火)の期間、HMV&BOOKS SHIBUYA店にて、本作品の公開を記念して映画パネル&複製原画の展示と、対象コミックス購入者対象で複製原画が当たる抽選会を開催中。詳しくは、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』映画公開記念キャンペーン(HMV&BOOKS online)をご確認下さい。

脚本:足立 紳 音楽:まつきあゆむ 配給:ビターズ・エンド 制作プロダクション:東北新社
製作:「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会(日本出版販売 カルチュア・エンタテインメント 東北新社 ベンチャーバンク)
■ 公式サイト
http://www.bitters.co.jp/shinochan/
■ コピーライト
© 押見修造/太田出版 c2017「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会


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