■イントロダクション
母なるガンジス河。そこは、幸福で安らかな死を迎えられる心のやすらぎの郷──。死期を悟った父と、それを見守る家族たちの日々を綴った、珠玉の感動作。ある日、不思議な夢を見て自らの死期を悟った父ダヤは、ガンジス河の畔の聖地「バラナシ」へ行くと家族に宣言する。家族の大反対もよそに、決意を曲げない父。仕方なく、仕事人間の息子ラジーヴが付き添うことに…。

辿り着いたのは、安らかな死を求める人々が暮らす施設「解脱の家」。施設の仲間と打ち解けながら、残された時間を有意義に過ごそうとするダヤ。はじめは衝突しあうも、雄大に流れるガンジス河は次第に父子の関係をゆっくりとほぐしていく。果たして、ダヤは幸福な人生の終焉を迎えられるのか─?
旅立つ者、見送る者の両方の感情の機微を丁寧に捉え、家族の強い結びつきを映し出した本作。幸福な最期の迎え方とは?家族はどう受け止め看取るのか?誰にでも訪れる「死」というテーマを、ユーモアと人情味溢れるタッチで描き、心温まる珠玉の感動作が誕生した。

本作は2016年ヴェネチア国際映画祭ビエンナーレ・カレッジ・シネマ部門でワールドプレミアが行われ、上映後には10分間のスタンディングオベーションが起きる盛況となった。映画評論サイト「ロッテン・トマト」では100%の最高点!!さらに、「小津安二郎の『東京物語』 を思わせる傑作!」( Financial Times)ほか世界中から賞賛が寄せられている。主演は『マダム・イン・ニューヨーク』『汚れたミルク/あるセールスマンの告発』などに出演の、インドを代表する名優 アディル・フセイン。生真面目だが家族思いの息子ラジーヴを繊細に演じている。監督・脚本は弱冠27歳の新鋭監督シュバシシュ・ブティアニ。監督自ら、バラナシに現存する「解脱の家」やそこを訪れた人たちに取材を重ね、物語の骨格が出来上がっていった。

生と死が混在する、異国情緒あふれるインドの聖地「バラナシ」遠藤周作「深い河」、沢木耕太郎「深夜特急」、三島由紀夫「豊饒の海」をはじめ、数多くの名作の舞台にもなっているインドのなかでも有名な聖地「バラナシ」が本作の舞台だ。

映画の第二の主役ともいえる、雄大なガンジス河が流れるこの地は、 生と死が混沌とする神聖な場所として知られている。ガンジスの水は全てのものを浄化するため、この世の苦しみから解き放たれると言われており、この地で最期を遂げることは最大の喜びとされている。実際に、父ダヤのように死期を悟った人びとが、インド国内から数多く押し寄せる。インド特有の死生観の在り方が、色濃く浮かび上がってくる。朝日に照らされるガンジス河、迷路のような路地裏、河岸の煙に包まれた火葬場、幻想的な夜の祭り─そのすべてが、流れるようなカメラワークで色彩豊かに映し出される。異国情緒あふれるバラナシの地が、悠久の時の流れを感じさせてくれる。

■ ストーリー
ある日、家族が揃った食卓で父ダヤが「わしは死期の訪れを感じている。バラナシに行こうと思う」と告げる。家族の不安をよそに、父の決意は固い。
仕事人間の息子ラジーヴは仕方なく付き添うことを決める。

ふたりは長い時間をかけて目的の場所バラナシにある「解脱の家」に辿り着く。そこは幾つかのルールが決められ、様々な理由で人々が暮らしていた。すぐに住民たちに心を開くダヤと、なかなか馴染めないラジーヴ。「解脱しようとしまいと、滞在は最大15日まで」。心配でならない思いに揺れる。はじめは衝突しあうも、雄大に流れるガンジス河は、次第に父子の関係をほぐしていく。旅立つ者の心の動き、それを見守る家族のまなざし。果たして、ダヤは幸福な人生の終焉を迎えられるのか――?

■ 予告動画

■ キャスト
アディル・フセイン
ラリット・ベヘル
ギータンジャリ・クルカルニ
パロミ・ゴーシュ
ナブニンドラ・ベヘル

■ スタッフ
監督:シュバシシュ・ブティヤニ
製作指揮:ディナ・ダッタニ

■ 公開情報
2018年10月27日

■ 公式サイト
http://www.bitters.co.jp/ganges/

■ コピーライト
© Red Carpet Moving Pictures





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