映画『散り椿』

■イントロダクション
原作は、「蜩ノ記」で直木賞を受賞した葉室麟の名作「散り椿」(角川文庫)。
朴訥で不器用だが、清廉に生きようとする侍たちの“凛とした生き様”、そして愛する女性のために命を懸けて闘う、“切なくも美しい愛の物語”をテーマに『雨あがる』(脚本:黒澤明)の小泉堯史が脚本に書き起こしました。
監督・撮影は、これまでキャメラマンとして数多の映画賞を受賞し、初監督作となる『劔岳 点の記』(2009)では第33回日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた木村大作。
黒澤組の撮影助手としてキャリアをスタートし映画人生60年目という節目の年に、初の時代劇に挑みました。全編ロケーションによって、観るものの心を揺さぶる力強い自然、美しい四季がフィルムに焼き付けられました。
主演は、幅広い世代から絶大なる支持を受ける岡田准一。共演には西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、富司純子、奥田瑛二ら日本を代表する豪華俳優陣が集結しました。
日本映画界に新たな歴史を刻む“美しい時代劇”が今秋、公開を迎えます。
■ストーリー
享保15年。かつて藩の不正を訴え出たが認められず、故郷・扇野藩を出た瓜生新兵衛(岡田准一)は、連れ添い続けた妻・篠(麻生久美子)が病に倒れた折、彼女から最期の願いを託される。
「采女様を助けていただきたいのです……」と。
采女(西島秀俊)とは、平山道場・四天王の一人で新兵衛にとって良き友であったが、二人には新兵衛の離郷に関わる大きな因縁があったのだ。
篠の願いと藩の不正事件の真相を突き止めようと、故郷・扇野藩に戻った新兵衛。
篠の妹・坂下里美(黒木華)と弟・藤吾(池松壮亮)は、戻ってきた新兵衛の真意に戸惑いながらも、凛とした彼の生き様にいつしか惹かれていくのだった。
散り椿が咲き誇る春――
ある確証を得た新兵衛は、采女と対峙することになる。
そこで過去の不正事件の真相と、
切なくも愛に溢れた妻の本当の想いを知ることになるのだった……。
しかし、その裏では大きな力が新兵衛に迫っていた――。
■予告動画
■キャスト
岡田准一 (『関ヶ原』『追憶』『海賊とよばれた男』)
西島秀俊 (『ペンギン・ハイウェイ』『ラストレシピ 麒麟の舌の記憶』)
黒木華 (『未来のミライ』『リップヴァンウィンクルの花嫁』)
池松壮亮 (『万引き家族』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』)
麻生久美子
緒形直人 (『64 ロクヨン 前編』)
新井浩文
柳楽優弥
芳根京子
駿河太郎
渡辺大
石橋蓮司
富司純子
奥田瑛二
■スタッフ
監督・撮影:木村大作 (『春を背負って』『劔岳 点の記』)
脚本:小泉堯史
■公開情報
2018年9月28日 全国東宝系にてロードショー
■公式サイト
http://chiritsubaki.jp/
■コピーライト
(C)2018「散り椿」製作委員会
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