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- 2022年2月公開, ヒューマン・ドラマ, 作品情報
- 映画『選ばなかったみち』

父の幻想と娘の現実を描いた問題作
第70回ベルリン国際映画祭コンペ部門に出品、『耳に残るは君の歌声』『ジンジャーの朝〜さよなら、わたしが愛した世界』を手掛けたイギリスを代表する女性監督サリー・ポッターの最新作。
監督の弟が若年性認知症と診断され、監督自身が介護で寄り添った経験をもとに自らが脚本も手掛けた物語。
人生の岐路で自分の選んだ道は正しかったのか、もしも別の選択をしていたら?
胸の奥底にしまい込んだ過去の大切な出来事や記憶を繋ぎながら、人生の奥深さに迫る感動の問題作だ。
ハビエル・バルデム×エル・ファニングが初共演!
ニューヨークのアパートにひとりで暮らす父レオを娘モリーが病院へ連れていくために彼を訪ねるある朝から始まる24時間。ひとりでは生活もままならないレオが選ばなかった人生――
初恋の女性と出会った故郷メキシコ、作家生活に行き詰まり一人旅をしたギリシャ――を彼の幻想として捉え、と、モリーが直面する厳しい現実が交錯しながら進んでいく。
主人公である父レオ役は、圧倒的な存在感で観るものを引き付けて離さないオスカー俳優ハビエル・バルデム、娘モリーをイノセントな魅力を放ちながらも確かな演技力で数多の実力派監督と組んできた人気女優エル・ファニングが演じ、ついに父娘役で初共演を果たした。
その他、ローラ・リニー、サルマ・ハエックら実力派名優が脇を固める。
映画『選ばなかったみち』予告編映像
あらすじストーリー
父の幻想と娘の現実。ふたりは同じ空間で別々の24時間を生きたー
同じ場所にいながらも景色が異なる二人の旅路の行方とは―。
ニューヨークに住むメキシコ人移民レオは作家であったが、認知症を患い、誰かの助けがなくては生活はままならず娘モリーやヘルパーとの意思疎通も困難な状況になっていた。
ある朝、モリーはレオを病院に連れ出そうとアパートを訪れる。モリーが隣りにいながらもレオは、初恋の女性と出会った故郷メキシコ、作家生活に行き詰まり一人旅をしたギリシャへと彼女とは全く別々の景色をみるのだった―。
作品情報
監督・脚本:サリー・ポッター
出演キャスト:ハビエル・バルデム、エル・ファニング、ローラ・リニー、サルマ・ハエック
2020年/イギリス・アメリカ/英語/86分/カラー/スコープ(シネスコ)/5.1ch 原題:The Roads Not Taken/日本語字幕:稲田嵯裕里/G/
© BRITISH BROADCASTING CORPORATION AND THE BRITISH FILM INSTITUTE AND AP (MOLLY) LTD. 2020
公式サイト:cinerack.jp/michi/
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