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映画「まともな男」小さなウソはやがて大きな事件へ・・
- 2017/10/25
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- アニーナ・ヴァルト, あらすじ, オリアナ・シュラーゲ, ステファヌ・メーダー, デーヴィト・シュトリーゾフ, テレーゼ・アフォルター, ネタバレ, ビート・マルティ, マックス・フバッヒャー, まともな男, マレン・エッゲルト, レビュー, ロッテ・ベッカー
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スイス国内の映画賞で絶賛を浴びた「問題作」が、日本でついに初公開。
※ミヒャ・レビンスキー監督への単独インタビューはこちら↓↓
http://tokushu.eiga-log.com/new/3315.html
まとまらない家族、孤立していく父親。
積み重なった小さな嘘は、やがて狂気へ変わっていく。
【作品紹介】
中年会社員のトーマスは、休暇に家族とスキー旅行に向かった。しかし、妻とは長く倦怠期が続いており、娘は反抗期。成り行きで上司の娘であるザラも連れて行くことになる。コテージに到着後、娘たちは地元の青年セヴェリンに誘われてパーティーに出かける。迎えにきたトーマスが目にしたのは、街角で悲痛に暮れるザラの姿だった。彼女はセヴェリンにレイプされたと告白する。
保護者として事態の収拾にあたるトーマスは、穏便に済ませようと小さなウソを重ねていくが、彼を取り巻く状況はゆっくりと混沌へ向かってゆく・・・偽善的な行動、自己保身、事なかれ主義・・・人間関係のあらゆる不和に目を背けることなく、その本質を鮮やかに描き出した巧みな脚本。
そこに役者陣の確かな演技が加わり、本国スイスでは数々の映画賞を受賞し、絶賛を得た。この物語で描かれているのは、決して異常な人間ではない。どこにでもいる、いたって普通の “まともな人間” なのだ。心を揺さぶる衝撃の結末に、私たち観客は何を思うのか・・・
■ 予告編
■ 公開表記
11.18 [土] より 新宿K‘s cinemaほか全国ロードショー
■ 配給表記
カルチュアルライフ
■ 配給表記
©Cultural Life & PLAN B FILM. All Rights Reserved.
■ 監督・脚本
ミヒャ・レビンスキー 『Nichts Passiert(原題)』
2015年 リューネン映画祭 最優秀脚本賞 受賞
2016年 スイス映画賞 最優秀脚本賞 受賞
2016年 スイス映画賞 最優秀作品賞 ノミネート
2016年 スイス映画賞 最優秀主演女優賞 ノミネート
■ 出演
デーヴィト・シュトリーゾフ(『ヒトラーの贋札』『厨房で逢いましょう』)
マレン・エッゲルト
アニーナ・ヴァルト
ロッテ・ベッカー
ステファヌ・メーダー
マックス・フバッヒャー
ビート・マルティ
オリアナ・シュラーゲ
テレーゼ・アフォルター
原題:Nichts Passiert
ドイツ語/92分
2015年/スイス
日本語字幕:二階堂峻
配給:カルチュアルライフ
後援:スイス大使館
■ 公式HP
http://www.culturallife.jp/matomonaotoko
※映画ログ会員の評価・感想・ネタバレ※
・誰もが起こり得るであろう事態に自分を主人公と重ね合わせて見入ってしまいました。きっと最初の早い時点で判断を間違えていなければ大問題へとは発展しなかったと思います。
利害関係や自分の生活がかかってくると誰もが隠ぺいしたくなる衝動にかられるその気持ちはわかります。でもその線引きってとても難しいと思いました。話しは単調ですが中身は深いという、とても複雑な映画です。
・※ネタバレ注意
まともな男とは率直に適切な場面で適切な判断が下せる人間をいうと思う。最初のザラへの味方、ザラの父親へのウソ、この時点で対応を間違わなければ大きな事件へと発展することはなかった。しかし、それを言ったら映画のストーリーが成立しないですね。最後に大事件を引き起こしても何の制裁も受けない主人公に違和感を覚えました。
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