凪待ち
4.86 81

6月28日公開
映画『凪待ち』

■イントロダクション
誰が殺したのか?なぜ殺したのか?愚か者たちの衝撃のヒューマンサスペンス

孤狼の血』『麻雀放浪記2020』などの話題作でその名を轟かせている白石和彌監督の最新作『凪待ち』が、6月28日に公開されます!

『雪に願うこと』『クライマーズ・ハイ』の加藤正人の脚本によって、2018年6月~7月、宮城県石巻市を中心に撮影された本作。
石巻市を舞台に、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇を描く、映画史上最も切ない暴力を描く衝撃のヒューマンサスペンスです。

■ストーリー
毎日をふらふらと無為に過ごしていた木野本郁男(香取慎吾)は、ギャンブルから足を洗い、恋人・亜弓(西田尚美)の故郷・石巻に戻る決心をした。
そこには、末期がんであるにも関わらず、石巻で漁師を続ける亜弓の父・勝美がいた。
亜弓の娘・美波(恒松祐里)は、母の発案で引っ越しを余儀なくされ不服を抱いている。
美波を助手席に乗せ、高速道路を走る郁男に美波の声が響く。
「結婚しようって言えばいいじゃん」半ばあきらめたように応える郁男。
「言えないよ。

仕事もしないで毎日ぶらぶらしてるだけのろくでなしだし…」
実家では、近隣に住む小野寺(リリー・フランキー)が勝美の世話を焼いていた。
人なつっこい小野寺は、郁男を飲み屋へ連れていく。
そこで、ひどく酒に酔った村上(音尾琢真)という中学教師と出会う。

村上は、亜弓の元夫で、美波の父だった。
新しい暮らしが始まり、亜弓は美容院を開業し、郁男は印刷会社で働きだす。
そんな折、郁男は、会社の同僚らの誘いで競輪のアドバイスをすることに。
賭けてはいないもののノミ屋でのレースに興奮する郁男。

ある日、美波は亜弓と衝突し家を飛び出す。その夜、戻らない美波を心配しパニックになる亜弓。
落ち着かせようとする郁男を亜弓は激しく非難する。
「自分の子供じゃないから、そんな暢気なことが言えるのよ!」

激しく捲くし立てる亜弓を車から降ろし、ひとりで探すよう突き放す郁男。
だが、その夜遅く、亜弓は遺体となって戻ってきた。
郁男と別れたあと、防波堤の工事現場で何者かに殺害されたのだった。
突然の死に、愕然とする郁男と美波――。
「籍が入ってねえがら、一緒に暮らすごどはできねえ」

年老いた勝美と美波の将来を心配する小野寺は美波に言い聞かせるのだった。
一方、自分のせいで亜弓は死んだという思いがくすぶり続ける郁男。
追い打ちをかけるかのように、郁男は、社員をトラブルに巻き込んだという濡れ衣をかけられ解雇となる。
「俺がいると悪いことが舞い込んでくる」行き場のない怒りを職場で爆発させる郁男。
恋人も、仕事もなくした郁夫は、自暴自棄となっていく――。

■予告動画

■キャスト
香取慎吾
恒松祐里
西田尚美
吉澤健
音尾琢真
リリー・フランキー

■スタッフ
監督:白石和彌
脚本:加藤正人
配給:キノフィルムズ

■公開情報
2019年6月28日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー!

■公式サイト
http://nagimachi.com/

■コピーライト
©2018「凪待ち」FILM PARTNERS




※映画ログ会員の評価・感想・ネタバレ※
平均評価 4.9点 (7月17日更新)

・傑作です。凪いだ海のような人生が郁男のもとに訪れてほしいと祈るばかりの映画です。悪人ではないが脆さと弱さを持つ人間の表裏を徹底的に描いています。人間の営みをありのまま写しており、前作「孤狼の血」と同様、映画全体に漂うむせ返るような「汚さ」が特徴的です。クッキーにたかる蝿であったり、口にものを頬張ったままぺちゃくちゃしゃべるおじさんであったり・・・その「汚さ」を作り出すための工夫が本当に細かいです。そしてその世界観を表現するために鬼気迫る演技を見せた俳優陣の一人、香取慎吾には目を奪われてしまいます。こういった役をやったことはあるのでしょうか。明らかにはまり役だなあと思いました。リリー・フランキーもまさに「田舎のおっちゃん」という感じで、何より東北弁が上手い。本作はリアリティの塊です。ぜひ劇場へ見に行ってください。
・辛くて絶望的ななかでもしっかりと人の温もりを感じました。人はみんな弱くて強い。どんな状況でも必死に生きてる姿と生きていけるということをリアルに伝えてくれました。
・アイドルな慎吾くんは一切ない。最低なロクデナシ男をぜひ映画館で楽しんでほしいです。
・堕ちるとこまで堕ちた男の再生と裏テーマの被災地の復興。 決して消えない 深い悲しみを胸の奥底にそっとしまい 光を見つけ前に進んで欲しいと願わずにはいられません。脇を固めるキャストの皆さんの演技にも引き込まれますが 特に吉澤健さん演じる勝美の佇まいが 映画に重厚感を与えています。観た後に 微かな希望を持ち帰り 風化しつつある被災地の再生と復興を祈る いつまでも余韻が残る映画でした。
・やさぐれた主人公郁男を見事に演じた香取慎吾さんが素晴らしいです。

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コメント

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  • コメント (6)

    • 匿名
    • 2019年 6月 28日

    人間の弱さと優しさが徹底して描かれ、心が揺さぶられて仕方がなかった。自暴自棄になる主人公の苦しさが止めどなく伝わり辛かったが、最終的には暗い中にも僅かな光が届く可能性が感じられた。怒り、哀しみ、絶望、安らぎ、様々な感情を表現する香取慎吾さんに、魅了され続けた映画だった。

    • 映画ファン
    • 2019年 6月 29日

    岩手県石巻市ではなく、宮城県石巻市です。訂正してください

    • よかった
    • 2019年 7月 01日

    本当に自然な演技で全員が凄かった。

    • はーちゃん
    • 2019年 7月 20日

    香取慎吾の演技が素晴らしかった。他の俳優人も個性を十分にいかし、見応えのある映画だった。
    アイドルのしんご君から大人になった香取慎吾を見て、その成長振りに驚かされた映画でした。

    • 匿名
    • 2019年 7月 24日

    黒田大輔と言う役者が本物のゲロを吐く。
    わざわざそんな事までして目立ちたいのか一気に萎えた。
    気持ちが悪くなって戻しそうになった。

    • 匿名
    • 2019年 8月 10日

    凪待ちがいいという人は日本の現実を悼むことが出来ない人物。協賛、視聴者、主催者にも問題があることを忘れてはいけない。わざと混沌を企ててはいけない。弱者のふりして炎上商法をしてはいけない。日本の希望を捨ててはいけない。新しい地図はその存在すら間違えている。演技が上手いだの監督が素晴らしいだの言うてやるな。調子が狂ってる関係者のために常人でいてあげなさい。ファンから老害と言われましたが、私は壊れたくありません。適当に生きるな。まともが一番。これはアートでもない。またファンマーケティングではないか。駄目な道連れを見ているようで最悪の気分だ。

   

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