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5月11日公開 映画『青の帰り道』

■イントロダクション
もしも僕が天才だったら。
7人の若者達の青春群像劇。群馬県前橋市と東京を舞台に、地元に残った者、夢を追って上京した者。それぞれの人生が交錯し、過去の思いを胸に抱きながら、新しい未来へ向かって進んでいく。

物語が始まるのは、2008年の夏。7人は高校の同級生。未来に向かって夢を抱きながら卒業を迎える。歌手になる夢を抱き上京するカナ。
家族とそりが合わないキリも地元を離れて東京へ。一人粋がっている硬派なリョウは、「いつかでかいことをやってやる!」と夢を抱きながら、地元の建設現場で働く日々。

音楽を通しカナと心を通わしてきたタツオは大学受験に失敗し、地元に残り浪人。まさかのできちゃった結婚をしたコウタとマリコも地元組。そして現役で大学に合格したユウキは上京組。それぞれが別々の道へと進んでいく。卒業から3年。家庭を築き子供の成長とともに平凡に暮らすコウタとマリコ以外は、夢と現実の狭間で葛藤していた。
地元で夢に溢れ、共に過ごした仲間たちだったが、それぞれが選んだ人生の中で挫折しながら傷つきながら人生を歩いていく。そして数年後、心の変化を遂げた彼らが、懐かしい“あの道”を歩く――。本作は、大人への階段を上っていく7人の若者たちの様を、瑞々しく描き切った、まさに青春物語の金字塔ともいえる作品です。

実際の時代背景を軸に描かれる、リアリティ溢れる人生模様―
悩み、葛藤、挫折・・・誰もが経験する青春の1ページ。

2008年から始まる物語の背景には、実際に起こった出来事がリアルに挿入されている。政治の世界で政権が交代、民主党が勝利をおさめた出来事や、若者たちが卒業して3年目の2011年には大規模な地震が発生。
さらに2012年にはスカイツリーが登場する。実際の出来事を物語の背景に描くことで、7人の若者たちの成長過程をよりリアルに感じとることができる。
人生にジャンプもスキップもない。ただ、時と共に、その時代を生きているのだから――。

そして、誰もが通る思春期から大人への過程で経験する悩み、葛藤、挫折を鮮烈に描いた本作は、観る者たちの人生の縮図ともいえるかもしれない。
夢と現実との隔たりや、理想と現実への失望感を抱きながらも生きていかなければならない。自分の人生を生きやすくするには、どうすればいいのか?!
全ての人の青春の1ページに刻まれているであろう様々な出来事を、本作に登場する若者たちの人生と重ね合わせ、自らが歩いてきた道程を振り返ってみる。
そうすることで、本作の象徴的な存在として登場する1本の道が、人生を象徴しているかのようにも思えてくる。
本来人生には分岐点が存在するが、真っすぐな1本の道が象徴しているのは、いくつになっても変わらない自分自身ではないだろうか・・・。
そして、誰にでも存在する戻るべき場所。それが青春を彩る1本の青い道だと言えるだろう。

歌手を夢見る主人公カナを演じたのは「ハロプロエッグ」の第2期メンバーとして人気を博し、2013年以降、女優として活躍する真野恵里菜。
本作で、美しい歌声も披露している。家族との関係性に悩み、地元を離れ上京することをきめたキリ役には、映画「桐島、部活やめるってよ」で注目を集めた若手実力派、清水くるみ。
常にカナを支える存在でもある。唯一硬派でやんちゃなキャラクターリョ ウを演じたのは、『キセキ―あの日のソビト―』『愛唄ー約束のナクヒトー』『虹色デイズ』と話題作に立て続けに出 演。6/25にはアーティストデビューを果たし、注目度・人気とその演技力にも注目が集まる横浜流星。カナとともに音楽を愛する青年、タツオを演じたのは、映画『しゃべれども しゃべれども』(07)や『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13)で知られる森永悠希。できちゃった婚で同級生のマリコと結婚し、平凡だけれど堅実な道を歩くコウタを演じたのは、2010年、第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて「理想の恋人賞」を受賞後、俳優として活動する戸塚純貴。マリコ役には、2010年映画デビュー後、ドラマ舞台CMなど、多方面で活動する秋月三佳。現役で大学に進学し、企業に就職しながらも社会人としての不条理な現実に葛藤していくユウキを演じたのは、2006年、「第2回アミューズお姫様王子様オーディション」でグランプリを受賞し、俳優として活躍する冨田佳輔。

更に、キリの母には、工藤夕貴、タツオの父には平田満といった、ベテラン俳優が脇を固めている。
そして、伊坂幸太郎原作の映画「オー!ファーザー」で長編デビューを果たし、2019年には山田孝之プロデュース映画「デイアンドナイト」の公開が控える藤井道人監督がメガホンをとった。

■ストーリー
2008年、東京近郊の町でまもなく高校卒業を迎える7人の若者たち。歌手を夢見て地元を離れ、上京するカナ(真野恵里菜)。家族と上手くいかず実家を出て東京で暮らすことを決めたキリ(清水くるみ)。

漠然とデカイことをやると粋がるリョウ(横浜流星)。カナとの音楽活動を夢見ながらも受験に失敗し地元で浪人暮らしのタツオ(森永悠希)。できちゃった婚で結婚を決めたコウタ(戸塚純貴)とマリコ(秋月三佳)。現役で大学に進学し、意気揚々と上京するユウキ(冨田佳輔)。
7人がそれぞれに大人への階段を上り始めて3年後、夢に挫折する者、希望を見失う者、予期せぬことに苦しむ者――7人7様の人生模様が繰り広げられる。そして、再び“あの場所”に戻った者たちの胸に宿る思いとは――。

■予告動画

■キャスト
真野恵里菜
清水くるみ
横浜流星
森永悠希
戸塚純貴
秋月三佳
冨田佳輔
工藤夕貴
平田満

■スタッフ
監督:藤井道人
原案:おかもとまり
脚本:藤井道人
アベラヒデノブ

■公開情報
2019年5月11日(金)

■公式サイト
https://aono-kaerimichi.com/

■コピーライト
©映画「青の帰り道」製作委員会




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