- Home
- 2020年11月公開, ヒューマン・ドラマ, 今月公開, 作品情報
- 映画「PLAY 25年分のラストシーン」
映画「PLAY 25年分のラストシーン」
- 2020/11/9
- 2020年11月公開, ヒューマン・ドラマ, 今月公開, 作品情報
- PLAY 25年分のラストシーン, アントニー・マルシアーノ, マックス・ブーブリル
- コメントを書く

過ぎた日の輝きと影。
今一度、自分の人生を「再生」する。
膨大な映像からやっと見つけた
〈本当に大切なもの〉とは……。
映画『PLAY 25年分のラストシーン』
主人公のマックスが25年間撮りためたホームビデオの映像をつなぎ、青春を振り返る『PLAY 25年分のラストシーン』。1993年、13歳になったマックスは、両親から高価なビデオカメラをプレゼントされる。
新しいおもちゃに夢中になったマックスと幼なじみは、どこへ行くにもカメラが一緒だった。彼らが撮影したホームビデオには25年間を映すイベントやカルチャーがぎっしり。
ビデオゲーム、音楽、映画、SNSなど当時を象徴する懐かしいものを巧みに織り交ぜており、「あれ、流行ったね!」と盛り上がるはずだ。
4人の幼なじみが25年かけて成長する過程を違和感なく見せるため、キャスト選びは慎重に行われた。製作陣は9か月かけてフランス全土を巡り、10代、20代、30代のそれぞれを演じるキャストを探し出した。「過去の映像をつなぐということは、単なる事実の羅列ではない。観る人がマックスと同じように25年間を追体験し、当時の自分に戻れるような体験をしてほしかった」とアントニー·マルシアーノ監督は語る。
1990年~2010年代を生きたマックスのポートレート。
小さな幸せがキラキラと輝いていた日々、そして今……。
時代の空気感を再現するために、90年代のビデオ画質に近づけるカメラテストを半年かけて行い、カメラとテープのベストな組み合わせを探った。
また、ラッシュフィルムのようなラフさを演出するため、あえて聞き取れないセリフを入れたり、肝心なセリフにバスの音を被せるなど、通常とは逆の整音作業にもこだわった。
25年間には世界を揺るがす大事件も起きたが、本作で語られるのはあくまでもマックスや普通に暮らす人々の日常だ。マルシアーノ監督は 2001年米同時多発テロ事件や、2015年パリ同時多発テロ事件などは、撮影はしても編集でカットしたという。
「人生の悲しい出来事を撮るためにビデオカメラを使うわけではない。マックスがカメラに夢中になったのは、ありふれた日常の中にある平凡な幸せと、いつも自分のそばにいてくれた大切な人たちがいたことを記録するためだったのだから」
「PLAY( 再生)」とは過去を懐かしむだけではなく、自分の人生を振り返ること。あの時には逃げ出してしまった失敗や後悔と向き合い、妥協しない人生を歩み出す物語である。
あらすじ・ストーリー
1993 年、パリ。両 親 からビデオカメラを贈られた13 歳のマックスは、温かな家族や幼なじみのエマ、マチアス、アルノーたちとの日々を撮り始める。
いつしかそれは彼のライフワークになり、25年の歳月が大量のテープに保存されていった。
2018年。38歳になったマックスは仕事もプライベートも低空飛行が続いていた。金はないが時間だけはある。ある日、撮りためた25年を映像作品に仕上げようと思い立ち、テープの山を整理し始める。エマを初めて意識した日のこと、親友たちと背伸びしてみた夜 遊び、黒歴史ともいうべきバルセロナ旅行、フランスサッカー W 杯でのどんちゃん騒ぎ、ミレニアムの興奮、手痛い失恋、友の成功 ―。いつも一 緒に過ごしていた4 の幼なじみとのやんちゃな日々と、マックスのさえない人生がモニターに映し出される。
素直になれなかったせいで、たくさんの大切なものを失ったと気づくマックス。これからもカメラに本心を隠して人 生を送っていくのか。過去の過ちを清算して理想の「映画」を作り上げるために、マックスはとっておきのラストシーンを準備するのだった―。
予告動画
公式HP
キャスト
マックス・ブーブリル
アリス・イザーズ『エル ELLE』
マリック・ジディ『ダゲレオタイプの女』、
アルチュール・ペリエ
ノエミ・ルヴォウスキー『カミーユ、恋はふたたび』
作品情報
監督:アントニー・マルシアーノ
脚本:アントニー・マルシアーノ、マックス・ブーブリル
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
配給:シンカ/アニモプロデュース
(C) 2018 CHAPTER 2 – MOONSHAKER II – MARS FILMS – FRANCE 2 CINÉMA – CHEZ WAM – LES PRODUCTIONS DU CHAMP POIRIER/ PHOTOS THIBALUT GRABHERR
コメント