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戦争に負けても、この国は誰にも渡さない―。
豪華キャストで贈る日本のプライドを掛けた闘いを描く人間ドラマ
映画『日本独立』

終戦直後、絶対的権力のGHQによる占領下の日本で、のちの首相・吉田茂が日本の再出発のために呼び寄せたのは、実業の第一線を退いて、郊外で農業に専念していた一人の男だった。
その名は白洲次郎。流暢な英語を話し、せっかちで喧嘩っ早く、いかなる時でも物事の筋を通す男。そして彼は、吉田茂の右腕としてGHQとの交渉の最前線で辣腕を振るい、GHQをして「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめることになる。“勝ち目のない”現実に直面して苦悩しながらも、可能性を追求し続け、GHQとの交渉の場で戦い抜く姿には、きっと魂が揺さぶられることだろう。そんな熱くて人間くさい白洲次郎を体現するのは、ハリウッドでも活躍、国内外で高く評価される俳優・浅野忠信。
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そして、冷徹な視点をもって未来を見据え、占領下にある日本の独立への道を切り開いていく政治家・吉田茂に扮するのは、小林薫。マッカーサーとも渡り合う度胸満点の政治家の顔と共に、短気で包容力があってユーモアのある人間・吉田茂を魅力的に演じる。
さらに、白洲次郎の性分を知り尽くしている理解者で、能や工芸に造詣が深く、のちに随筆家として名を成す妻・正子を、はつらつと、そして凛とした佇まいで演じるのは、宮沢りえ。
他に、国務大臣・松本烝治を演じる柄本明、内閣総理大臣・幣原喜重郎役の石橋蓮司、元内閣総理大臣・近衛文麿役の松重豊、戦艦大和からの生還者・吉田満役の渡辺大、その母・ツナ役の浅田美代子をはじめ、伊武雅刀、佐野史郎、大鶴義丹、青木崇高、梅宮万紗子、野間口徹といった錚々たる俳優陣が、重厚な人間ドラマを繰り広げる。ナレーションを務めるのは奥田瑛二。
監督は、『プライド 運命の瞬間』(98)、『ロストクライム -閃光-』(10)を手掛けた社会派の名匠・伊藤俊也。吉田茂と白洲次郎の絆を軸に、終戦から憲法制定、独立に至る歴史の裏側のドラマを、日本側とアメリカ側の両方の視点から、歴史に基づくイマジネーションを交えてスリリングに描き出した。
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互いに本音で激論を交わしながら、GHQと渡り合い、国の難局に立ち向かう吉田と白洲。二人にあったものは、時代や状況がどうあろうと変わらぬ人としての誇り高さ。今、私達は、コロナ禍という経験したことのない危機に直面し、社会や経済に対する不安の中に生きている。現実を冷静に見つめ、未来を見据えて戦った先人達の思いや覚悟は、先の見えない時代を生きる私達への熱いメッセージになることだろう。

あらすじ・ストーリー

1945年8月15日、第二次世界大戦終戦。日本は、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の占領下に置かれた。連合国最高司令官マッカーサーが厚木に降り立ち、GHQは第一生命ビルに拠点を置いた。正装の昭和天皇とラフな格好のマッカーサーが並んだ写真が新聞に掲載されると、国民は、敗戦の事実に改めて衝撃を受けた。
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終戦直後に外務大臣に就任した吉田茂は、日本の再出発のため、旧知の仲である白洲次郎を呼び寄せる。彼は、ケンブリッジ大学の留学経験を持ち、抜群の英語力を備え、いかなる時でも筋を通す男。開戦前から既にアメリカとの戦争の敗戦を予測していた彼は、数年前に実業の第一線を退いて、東京郊外に移住し、農業に専念していた。
吉田は白洲に、GHQとの交渉役、終戦連絡事務局の仕事を託す。吉田は言う。「占領はすぐに終わる。だが、その間の対応を日本が間違えると、一度負けたどころか、二度も三度も負けることになる」。
その言葉を胸に、白洲は、交渉の最前線に身を置いた。彼の堂々とした態度は、GHQの度肝を抜いた。マッカーサーの側近でGHQ民政局長ホイットニーから流暢な英語を褒められると、白洲はこう返した。「あなたも、少し勉強なされば、すぐに上達なさいますよ」。
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GHQは、日本の民主化と非武装化を求めて、占領政策に着手していく。間接統治とはいえ、GHQの力は絶対的だった。戦争犯罪人の逮捕が始められ、憲法の民主化が示唆された。国務大臣・松本烝治は、憲法問題は内閣の仕事であるという主張のもと、憲法学者を集めて、憲法改正に取り組んでいく。
だがそんな時、日本政府が想像し得なかったことが起きる。GHQ自らが、憲法草案作成の極秘プロジェクトを組んだのだ。ソ連が参加する極東委員会が発足する前に憲法草案を仕上げてしまうためだった。草案完成までの期限は1週間。そのメンバーに憲法学者はいなかった。
そして1946年2月13日、外相公邸を訪れたGHQ民生局長ホイットニーは、吉田、松本、白洲らを前に、松本による憲法案は容認できるものではないと告げ、作成した憲法草案を手渡す。呆然とする日本側。草案には、天皇を象徴とする条項と戦争放棄の条項が記されていた。
他国主導で自国の憲法が作られる、という事態に直面し、白洲は、日本側の考えへの理解を求めてGHQとの交渉の場に立ち続ける。勝ち目のない現状に苛立ち、冷静な姿勢の吉田にも怒りの矛先を向ける白洲。そんな彼に、吉田は、本音を明かす。「従うふりしてやり過ごす。早くGHQに退散してもらって、早く独立することだ。独立すれば、また憲法も変えられる」。

やがてGHQ草案への対応を強硬に迫られるに至り、閣議は紛糾した。「自衛権すら持たないで、それを国家と言えるのか」と激高する松本。「戦争廃棄の理想はともかく、自衛のための軍隊の規定ぐらいは盛り込めないものか」と発言する厚生大臣・芦田均。決着がつきかねる状況に、幣原総理は、全体の翻案をまとめるという作業の開始を指示する。

深夜、吉田と白洲は密かに帝国ホテルに向かう。非公式な極秘会談の相手はマッカーサー。「国家の大事である憲法改正を、GHQ当局は、なぜこれ程に急ぐのか」。マッカーサーを激怒させることもいとわぬ気迫で、一方的に米国案を押し付けようとしているやり方に抗議した吉田は、核心に迫っていく。「この憲法案は、日本が平和国家として国際的に認知されるための最善の方法だと考えております。・・・しかし、おっしゃる通りに憲法を改める以上、ここ当分は再軍備を要請されても、ハイそうですかというわけには参りませんぞ」。彼の胸には、一刻も早い独立への強い思いと、それに伴う未来を見据えた覚悟があった。
白洲は、今更ながら吉田の度胸に舌を巻きつつ、その一方で、「憲法で戦力を持たないと決める以上、アメリカの軍事力を借りるしかない」ことが、将来に残す禍根を危惧してもいた。
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3月4日、憲法の完成を急ぐGHQから日本案の提出を命じられ、白洲らはGHQへ向かう。だが日本案はGHQの意に沿うものではなく、彼らは自身の案で押し切ろうとする。そんなGHQに抵抗し、GHQ草案の起草者達を相手に一文、一文、検討していく白洲たち。熾烈なせめぎ合いを伴う徹夜作業の末、5日朝、憲法は完成。最後まで諦めなかった白洲の戦いは、終わった。
マッカーサーは、満足のいく憲法の完成を受け、部下達にこう告げる。「この憲法は、すべて日本人の発意によることを、世界と特に日本国民に知らしめるように。我々が黒子に徹してこそ、諸君の努力は報われる」。
一方、晴れぬ心で帰宅した白洲は、「敗戦最露出ノ憲法・・・。『今に見ていろ』 ト云フ気持抑ヘ切レズ、ヒソカニ涙ス」と悔しさを書きつけ、落涙する。

それから5年後、大磯の海辺に、吉田と白洲の姿があった。日本の独立回復を意味する、サンフランシスコ講和条約締結のための渡米は目の前だった。かつてGHQと渡り合った二人の男は、敗戦の絶望から立ち上がり、占領に終止符を打たせることになった事実をかみしめる。たとえ「屈辱と引き換えの日本独立」だったとしても、今は少年のように喜ぼう、と笑い合いながら。そして白洲は、講和会議で演説する吉田に、ある提案をする・・・。

『日本独立』予告動画 

公式HP

nippon-dokuritsu.com

キャスト

浅野忠信
宮沢りえ
小林薫
Adam Templar
Robert D Heath Jr.
Benedikt Sebastian
柄本明
渡辺大
松重豊
伊武雅刀
佐野史郎
石橋蓮司
大鶴義丹
青木崇高
浅田美代子
梅宮万紗子
野間口徹
奥田瑛二

映画『日本独立』作品情報

監督・脚本:伊藤俊也
配給:株式会社シネメディア
制作協力:東京シネマ倶楽部
2020年 / 日本 / カラー / 上映時間2時間7分 / 5.1ch / アメリカンビスタ
レイテイング:G
(C) 2020「日本独立」製作委員会

2020年12⽉18日(⾦)より TOHO シネマズ シャンテ他全国順次公開

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