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- 2020年12月公開, ロマンス, 今月公開, 作品情報
- 映画『私をくいとめて』

イントロダクション
第30回東京国際映画祭コンペティション部門・観客賞受賞、第27回日本映画プロフェッショナル大賞・作品賞&主演女優賞(松岡茉優)をW受賞の快挙を果たし、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷の2館で11週に渡るロングランを記録した『勝手にふるえてろ』の、原作=綿矢りさ×監督・脚本=大九明子のゴールデンコンビが、再びがっちりタッグを組んだ!令和を生き抜く女子達に容赦なく突き刺さる、わかりみが深すぎる崖っぷちのロマンスが爆誕する。
快適なおひとりさまライフに慣れ過ぎて、脳内に優秀な(?)相談役“A”が誕生した主人公=みつ子、31歳。会社ではちょっと変わり者だけど気の合う先輩に恵まれ、長らく彼氏は不在でも充実のソロ活を無理なくエンジョイ。居心地のいい自分だけの部屋に帰れば、ムダにいい声のAとの会話に忙しい。何かが足りないのは分かっているけど、決定的に不足しているものもない。そんなみつ子のゆるゆるとした日常に突如舞い降りた、久々の恋!相手は真面目過ぎるくらい真面目な年下の営業マン=多田くん。でも20代の頃のようには進まない、30超えた女のもどかしい現実が立ちはだかり……。
みつ子を演じるのは現在27歳になったのん。伝説の朝ドラで全国民を魅了した透明感のある美貌はそのままに、時にやさぐれ、時に激しく吠えるみつ子を大熱演。脳内の自分=Aと会話し続けるという、一歩間違えば狂気にもなりかねないキャラクターを、妙齢女性のおかしみ全開でたまらなくキュートに演じ切り、女優として鮮やかなネクストステージを開拓してみせる。
みつ子が恋する多田くんには、近年その人気がさらに過熱している林遣都。端正なルックスながら硬軟演じ分ける確かな実力で、おひとりさま慣れしたみつ子の心を優しく溶かしていく腹ペコ年下男子を好演する。
結婚しイタリアで暮らすみつ子の親友=皐月には、のんとは朝ドラ以来の待望の共演となる橋本愛。さらに臼田あさ美、片桐はいりといった実力派の個性的な役者陣が揃うほか、本作で映画初出演となる若林拓也も存在感を発揮している。
奇しくもコロナ禍に見舞われ、物理的なソーシャルディスタンスを取らざるを得ない今。でも心の距離(ディスタンス:ルビ)は、生身の相手があってこそ埋まるもの……なのかもしれない。
ひとりをのぞんできたヒロインが不器用に悶えながらも恋をする姿は、“誰かと繋がりたい”と無意識に誰もが切望するこんな時代だからこそ、共感度MAX。
「寂しいのって悲しいね」
おひとりさまヒロイン=みつ子の恋の行方は――?
映画『私をくいとめて』本編映像
あらすじ・ストーリー
黒田みつ子(のん)、31歳。平日は会社員として働き、休日はイキイキとおひとりさまライフにいそしむいまどきの独身女性だ。みつ子が一人でも楽しく生きていられるのには、ある秘密がある。それはいつからかみつ子の脳内に生まれた、頼れる相談役=Aの存在。人間関係はもちろん、ちょっとしたご近所トラブルに至るまで、Aはいつだってみつ子の問いに正しい答えをくれる。
Aと一緒に過ごす平和でゆるゆるとしたおひとりさまの毎日。何かが足りないのは分かっているけど、決定的に不足しているものもない。そんなみつ子の日常に突如舞い降りた、久々の恋!それは会社を度々訪れる、年下の営業マン=多田くん(林遣都)。実はご近所さんだとわかってからは、定期的にみつ子の部屋を訪れてはうやうやしく手料理をもらっていく関係。そんなつかず離れずの微妙な仲をかれこれ1年ちかく続けているのに真面目な多田くんは決して部屋に上がろうとはしない。
「20代じゃないんだよ?付き合ってもない年下の男を遊園地なんかに誘えますかい!」
おそらくは両想いだろうと信じながらも、なかなか多田くんとの関係を進める勇気が持てず、20代と30代の恋愛の違いを痛感するみつ子。
ひとりに慣れ過ぎたみつ子だがAと共に勇気を振り絞って、失敗したら巨大なダメージを負う31歳 崖っぷちの恋に踏み出そうとする……。
作品情報
・キャスト
のん 林遣都 臼田 あさ美 若林拓也 片桐 はいり 橋本 愛
・スタッフ
監督:大九明子 原作者:綿矢りさ 撮影:中村 夏葉 照明:常谷 良男 録音:小宮 元 音楽:髙野 正樹
[配給・宣伝]日活株式会社 配給宣伝部
公式サイト
2020/日本/カラー/DCP/ビスタサイズ/ドルビーサラウンド7.1ch/133分
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