
弁護士(福山雅治)VS 殺人犯(役所広司)
『そして父になる』是枝裕和最新作
オリジナル脚本で描く法廷心理ドラマ
【STORY】
勝利にこだわる弁護士重盛(福山)が、やむをえず弁護を担当することになったのは、30年前にも殺人の前科がある三隅(役所)。解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴されている。
犯行も自供し、このままだと死刑はまぬがれない。はじめから「負け」が決まったような裁判だったが、三隅に会うたび重盛の中で確信が揺らいでいく。
三隅の動機が希薄なのだ。彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?重盛の視点で絡んだ人間たちの糸を一つ一つ紐解いていくと、それまでみえていた事実が次々と変容していく―。心揺さぶる法廷心理ドラマ。
【予告編】
【監督】
是枝裕和
【CAST】
福山雅治
役所広司
広瀬すず
吉田鋼太郎
斉藤由貴
満島真之介
【脚本】
是枝裕和
■ 製作国
日本
■ 配給会社
東宝 ギャガ
■ コピーライト
(C)2017フジテレビジョン アミューズ ギャガ
■ 公式サイト
http://gaga.ne.jp/sandome
【劇場公開表記】
9月9日(土)全国公開
※映画ログ会員の評価・感想・ネタバレ※
・硝子を挟んで二つの「顔」が重なる。
利己的な弁護士と虚無的な殺人犯。両者の発言と深層心理は時に絶妙に重なり合い、発される言葉が一体誰のものなのか一寸分からなくなる。主人公は、或る殺人犯の靄がかった深層に、自分自身の本性を見つけるのだ。ラストカット、彼は一人十字路に立ちたたずむ。果たして、どの路を進むべきなのか。答えの見えない葛藤に途方に暮れるかのように。
・予告でおもしろそうな気配があり鑑賞。
正直、期待していたほどではなかったけど、役所さんの掴みどころがなく、覇気もなく何かをひた隠しにしている演技がいい。
・映像でしかできない表現を映画に落とし込んでいる。
そのような映画は、映像を通してクリエイターの訴えを観客に真に迫ってくる。
ふとした役者の演技に意味があり、それが後々に効果を発揮する。
犯行後の血をぬぐう手の動きや、タクシーの窓を開けること。
役者たちの演技もすごい。
・それで三度ということですね!
・福山雅治やっぱりかっこいいわ〜。共演陣も豪華。吉田綱太郎もいい味出してる。
今話題の斉藤由貴が出てきたのにはビックリ、笑っちゃった。不倫を疑われる役とは・・・(笑)自分勝手な娘に依存傾向がある母親でぴったりな役。
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