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連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」
第六夜『阿賀に生きる』
日本の〈アートハウス〉の歴史を彩ってきた傑作を上映し、2000年以降にデビューした気鋭の映画作家を講師に迎え、レクチャーや専門領域の異なるゲストとのトークで上映作品の魅力を語る【連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」】を 1 月 30 日(土)~2 月 5 日(金)に開催します。
あらすじ・ストーリー
日本海に注ぐ阿賀野川。その川筋に住み込んだ佐藤真ら7人のスタッフは、田植えを手伝い、酒を酌み交わしながら、阿賀で暮らす人々の生活を3年間にわたり撮影した。新潟水俣病という社会的なテーマを根底に据えながらも、人間の命の賛歌をまるごとフィルムに写し、当時としては異例のドキュメンタリー映画のロードショー公開がシネ・ヴィヴァン・六本木で実現した。
トーク
小森はるか(映像作家)×清田麻衣子(里山社代表)

小森はるか氏

清田麻衣子氏
COMMENTS
何をどう撮ればいいのかわからなくなったとき、20 年前につくられた一本の映画と出会い、背中を押されました。何年経っても現在を映し出す作品たちが、きっとこれから出会う人たちの未来を切り開いてくれるのだろうと思います。
――小森はるか(映像作家)
公式HP
連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」予告動画
映画『阿賀に生きる』 作品情報
監督:佐藤真
撮影:小林茂
音楽:経麻朗
公式HP:http://kasamafilm.com/aga/
1992 年(1992 年日本初公開)|日本|115 分|カラー
Ⓒ阿賀に生きる製作委員会
連続講座「現代アードハウス入門〜ネオクラシックをめぐる七夜〜」
1970年代から今日まで続く日本の〈アートハウス〉は、“ミニシアター”という呼称で親しまれてきました。ここは世界中の映画と刺激をもとめる観客とが出会う場所。多様な映画体験によって、未来の映画作家だけでなく、さまざまなアーティストを育む文化的ビオトープとしての役割を担ってきました。上映されるのは、ただ楽しむための作品だけではありません。目を覆うほどグロテスクで、心をズタズタに引き裂く映画もあれば、ため息が出るほど美しい眼福の映画もあります。〈アートハウス〉の暗闇でスクリーンが反射する光を浴びることは、多かれ少なかれ——私たちの生き方を変えてしまう体験なのです。
「現代アートハウス入門」では、〈アートハウス〉の歴史を彩ってきた傑作を「ネオクラシック(新しい古典)」と呼び、東京・ユーロスペースなど全国18の映画館で、7夜連続日替わりで上映します。さらに、2000年以降にデビューした気鋭の映画作家が講師として登壇し、各作品の魅力を解説。作品から受けた影響なども語ります。その模様を開催劇場のスクリーンに投影、みなさんとこれからの〈アートハウス〉についての知見を共有します。ぜひこの機会に〈アートハウス〉のドアを開けてみませんか?
第六夜
2月 4日(木)19:00上映開始

Ⓒ2020AHG
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