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民話の萌芽のような時間を描いた奇跡の映画
小森はるか+瀬尾夏美による映画『二重のまち/交代地のうたを編む』が2 月 27 日(土)より公開。
映画の舞台は、東日本大震災で津波の被害を受けた陸前高田。出来事の体験者から非体験者へ、遠くの未来へ、どうしたらその記憶や記録を手渡していくことができるのか? 本作は、この大きな問いに、新進気鋭のアーティスト「小森はるか+瀬尾夏美」が挑んだドキュメンタリー映画です。東日本大震災発生から 10 年となる今年、一人でも多くの人にご覧いただきたい。
陸前高田を訪れた4人の若者たちが、まちの人々の話を聞き、それを自らの言葉で語り直すプロセスを映し出している。ディレクターは、小森はるか監督『息の跡』でプロデューサー・編集を務め、『阿賀の記憶』(佐藤真監督)、『ニッポン国VS泉南石綿村』『水俣曼荼羅』(原一男監督)など優れたドキュメンタリーの編集を手がける秦岳志氏。
公開に関連して3月6日(土)より、特集上映「映像作家・小森はるか作品集 2011-2020」をポレポレ東中野にて開催。劇場未公開作を含む全9作品(7プログラム)を一挙上映予定。
『二重のまち/交代地のうたを編む』予告編映像
あらすじ
2018年、4人の旅人が陸前高田を訪れる。まだ若いかれらは、“あの日”の出来事から、空間的にも時間的にも、遠く離れた場所からやって来た。大津波にさらわれたかつてのまちのことも、嵩上げ工事の後につくられたあたらしいまちのことも知らない。
旅人たちは、土地の風景のなかに身を置き、人びとの声に耳を傾け、対話を重ね、物語『二重のまち』を朗読する。他者の語りを聞き、伝え、語り直すという行為の丁寧な反復の先に、奇跡のような瞬間が立ち現れる。
キャスト
古田春花
米川幸リオン
坂井遥香
三浦碧至
監督
小森はるか + 瀬尾夏美
配給:東風
公式HP:www.kotaichi.com
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