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映画『NY日本人医師が自ら語る 新型コロナ重症からの生還』

新型コロナウイルスの真の姿
「何度死んでもおかしくない事がいっぱい起きた」。
2020年3月、ロックダウン下のNYで、新型コロナウイルスに感染した加藤友朗医師。世界的に著名な多臓器移植手術のエキスパートだ。
入院翌日に急激に重症化し、ICU=集中治療室へ。人工呼吸器やECMO=人工心肺装置に繋がれ、生死の境をさまよった。彼を襲ったのは、免疫の暴走、敗血症、クモ膜下出血。更に血圧が大幅に低下し続け、救命のため、昇圧剤が上限まで投与された。その間、1か月は記憶が飛んでいるという。退院までは2か月を要し、「神の手」と称賛されるメスを握る右腕が、脊髄脳神経の麻痺により、肩から上がらない後遺症も続いた。
死の淵から生還した加藤医師。自身が体験した新型コロナウイルスの恐怖とは。そして自らの闘病中のデータを指さしながら、その容体をプロフェッショナルな眼差しで語る姿は、生還した者だけが語りうる言葉の数々として、観る者の心を深く揺さぶる。
現在は外科医として手術に完全復帰し、命を救い続けている加藤医師。退院後初めてその体験を詳細に語り、衝撃を与えたロングインタビューに加え、彼の命を救った同僚の医師、そして「神の手」の生還を信じ、彼による手術を待ち続けた患者との対話を新たに映像化。
命とは。生きる事とは。彼自身にしか語れない、新型コロナウイルスの真の姿をいま語り尽くす。
加藤友朗(かとう・ともあき)プロフィール
東京都出身。多臓器移植手術の世界的なエキスパートで、ニューヨーク・コロンビア大学医学部外科教授。2008年に7歳の少女から6つの臓器を取り出し、すべて腫瘍を取り除いてから体内に戻す手術に、世界で初めて成功した。少女は今は大学生になり、元気に生活している。今でも加藤医師にしかできない手術で、「神の手」とも称される。
池田裕行(いけだ・ひろゆき)監督プロフィール
1962年4月26日生まれ、東京都出身。1987年TBS入社。1989年「筑紫哲也ニュース23」スタートから8年間キャスター。その後「報道特集」などでキャスターを歴任。2006年〜2010年パリ支局長。この間「阪神大震災長期取材」「北野武監督ロングインタビュー」「ダムタイプ HIV感染者の舞台表現」、写真家橋口譲二氏と共作シリーズ「日本人のいる場所」、「米同時多発テロ現地取材」、地球温暖化・サッカーW杯等でアフリカ各地を取材。現在は「報道特集」ディレクターとして「新型コロナ第1波と重症病棟」「サバクトビバッタ大発生と食糧危機」など。
映画『NY日本人医師が自ら語る 新型コロナ重症からの生還』予告編動画
監督
池田裕行
2021年/ステレオ/30分
© TBSテレビ
TBSドキュメンタリー映画祭
テレビで伝えきれないことがある
名称:TBSドキュメンタリー映画祭
上映作品一覧
期間・会場:2021年3月18日(木)~21日(日)ユーロライブにて開催
プログラム:TV放映版から新たに編集をした作品に加え、劇場公開作を含む全22作品を上映!各上映には監督、その他ゲストによるトークイベントを開催予定。
主催:TBSテレビ
共催:ユーロスペース
公式サイト: www.tbs.co.jp/documentaryeigasai2021/
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