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ホウ・シャオシェンが世界に羽ばたく直前の瑞々しい佳作!

「台湾巨匠傑作選2021-侯孝監督デビュー40周年記念<ホウ・シャオシェン大特集>」開催にあたって
2020年に巨匠ホホウ・シャオシェンが監督生活40周年を迎え、さらに11月には名誉賞である金馬奨終身成就奨を受賞したことを記念し、現在日本で上映可能な全22作品を網羅して大特集する。色褪せない永遠の息吹の記憶から、今も熱い世界的巨匠の軌跡を一挙に体験して欲しい。『風が踊る』開催記念特別上映作品

あらすじ・ストーリー

CM 撮影のために澎湖(ポンフー)島を訪れたカメラマンのシンホエ(蕭幸慧)は、ハモニカを吹く青年と出会う。シンホエはどこか不思議な雰囲気をまとう青年に惹きつけられ、夢中でシャッターをきった。CM 撮影中に再びその青年チンタイを見かけたシンホエは、恋人で監督のローザイ(羅仔)と意見が一致して、チンタイ(顧金台)に CMに出演して貰うことに。そして、撮影のカメラを回したところで初めて、チンタイは目が見えないことを知る。

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撮影を終え台北に戻ったシンホエ。ある日、街なかで一人で道を渡ろうとしているチンタイと偶然再会する。
澎湖島で出会った時からチンタイが気になっていたシンホエは、チンタイの手助けをするようになる。実は、研修医だったチンタイは 2 年前に交通事故で失明してしまい、角膜移植の手術を待っているところだったのだ。手術をすれば視力は回復し、また見えるようになる。やがて、チンタイは手術を受けられることになるのだが、時を同じくして、シンホエは実家のある台湾中部の村・鹿谷ルークの小学校に代理教員として赴任することに。

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その後、手術に成功し視力を取り戻したチンタイは、シンホエに会うため鹿谷を訪ねる。チンタイの想像どおり、彼女は素敵な女性だった。のどかな田園風景のなかを歩きながら、次第に惹かれあうふたり。だがシンホエは、父親からローザイと早く結婚するように言われている。チンタイに求婚されたシンホエは、ヨーロッパ放浪の旅というかねてからの夢を叶えたいので、今は結婚を考えられないと言う。やがてそれぞれ台北に戻った二人だが、シンホエは間もなくローザイと共にヨーロッパへ旅立つことに。知らせを聞き失意のうちに姿を消したチンタイに宛てて、シンホエは一通の手紙を書く。そして出発の日・・・空港でフライトを待つシンホエとローザイの前に、姿を現したチンタイ。彼らの新たな旅がはじまる――。

予告動画

公式HP

taiwan-kyosho2021.com

キャスト

シャオ・シンホエ(蕭幸慧):フォン・フェイフェイ(鳳飛飛)
クー・チンタイ(顧金台):ケニー・ビー(鍾鎮濤)
ローザイ(羅仔):アンソニー・チェン(陳友)
校長:メイ・ファン(梅芳)
商人:シー・イン(石英)
シンホエの父:チョウ・ワンシェン(周萬生)
シンホエの母:ウー・リン(呉玲)
CM 子役:イエン・チェングオ(顔正国)

作品情報

監督・脚本:ホウ・シャオシェン(侯孝賢)
助監督:シュー・シューチェン(許淑真)
プロデューサー:ヤオ・バイシュエ(姚白雪)、チェン・クンホウ(陳坤厚)
撮影:チェン・クンホウ(陳坤厚)、ライ・チェンイン(頼成英)
照明:ホアン・ジンツァン(黄金蒼)
スチール:チェン・ミンジュン(陳銘君)
編集:リャオ・チンソン(廖慶松)
美術:チー・カイチン(紀凱慶)
音楽:ズオ・ホンユエン(左宏元)
録音:シン・ジアンチェン(忻江盛)
サウンドトラック:リン・ツァンチン(林燦清)
1982 年/台湾/92 分/カラー/原題: 風兒踢踏踩/英語タイトル:Cheerful Wind
©1982 Kam Sai (H.K.) Company © 2018 Taiwan Film Institute. All rights reserved.

「台湾巨匠傑作選2021-侯孝監督デビュー40周年記念<ホウ・シャオシェン大特集>」

2020 年 11 月。世界に先駆けていち早く新型コロナウィルスの感染拡大を収束させた台湾では、台北の国父記念館で第 57 回金馬奨授賞式典が開催され、台湾映画界への長年にわたる功労を称え、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)に名誉賞である「終身成就奨」が授与された。授与に当たっては、是枝裕和監督がプレゼンターとして登壇し、これまでのホウの作品に関わった台湾の名だたる映画人に囲まれ、壇上に上がりスピーチを行ったホウの「人を感動させるなら、まずは自分を感動させることから」という言葉に、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。2020 年は奇しくもホウが初めてメガホンを執った『ステキな彼女』から 40 周年の節目の年でもあった。
「台湾巨匠傑作選 2021」は、監督デビュー40 周年*を迎えたホウ・シャオシェン監督を大特集。監督、出演及びプロデュース作品まで、現在日本で上映可能なホウ・シャオシェン関連作全 22 作品を網羅して上映する。
『光陰的故事』とともに台湾ニューシネマの誕生と称された歴史的な一作『坊やの人形』から、『風櫃の少年』『冬冬の夏休み』『童年往事 時の流れ』『恋恋風塵』。少年時代の記憶をたどる一連の作品に、世界中の映画人が驚嘆した。立て続けに発表したホウ・シャオシェンの初期作品群は台湾ニューシネマを代表する傑作だ。
そして、1989 年に大作『悲情城市』がヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞し、台湾映画初の世界三大映画祭グランプリ受賞の快挙を成し遂げる。エドワード・ヤン(楊徳昌)らとともに台湾ニューシネマを牽引し、80 年代後半に戒厳令が解除され民主化が進んだのと時を同じくして、次第に台湾の戦後史を描く大作を手掛け、台湾ではタブーとされていた二・二八事件や、日本統治下から国民党支配の時代を背景に、映画史に残る名作の数々を生みだし、世界に見せつけた。
その後はフランスや日本と合作で映画を製作し、5 年間かけて製作した『黒衣の刺客』がカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。近年は、自身の監督作のみならず台湾の若手監督の育成にも尽力し、『台北暮色』などのプロデュース作も数多い。
今回の特集では、1981 年の監督デビュー2 作目、『風が踊る』をデジタルリマスター版で公開する。ロングショット、田舎の風景と子供たちといった、後のホウ作品に繋がる台湾ニューシネマ以前の瑞々しい息吹だ。
そして、トニー・レオンと羽田美智子が主演し、初めて挑んだ時代劇にして夢のような傑作『フラワーズ・オブ・シャンハイ』を美しく蘇らせた 4K デジタルリマスター版で劇場初上映。加えて、親交のあるオリヴィエ・アサイヤス監督がホウ監督の素顔に迫った貴重なドキュメンタリー『HHH:侯孝賢[デジタルリマスター版]』を劇場プレミア上映する。
『悲情城市』は、映画ファンにはたまらない、35 ㎜プリント上映だ。
色褪せない永遠の息吹の記憶から、今も熱い世界的巨匠の軌跡を一挙に体験してほしい。
*監督デビュー40 周年記念開催は、2020 年に開催する予定が延期になりました

風が踊る、画像

2021年4月 17日(土)~6月 11日(金)
K’s cinema ほか全国順次公開
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