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映画『ASU:日の出』【あらすじ感想】一貫して女性の力強さと母性を称賛 第34回東京国際映画祭
- 2021/11/7
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アジアの未来
『ASU:日の出』
前作『バーニング・バード』が2017年の東京フィルメックスで上映され高い評価を獲得したスリランカのサンジ―ワ監督の次作は、実話をベースにしたドラマ。
妊娠6ヵ月の母親は末期の乳がんであると診断され、幸せな家庭はショックを受けます。生まれてくる赤ちゃんの命を危険に晒したくないと考える母は化学治療を拒否することを決断しますが、夫は、生まれてくる子供よりも愛する妻を選びたいと願います。
映画は、母親の決断が家族と周囲ににどのような影響を与えるかが、静かな語り口とゆったりとしたテンポで描かれます。随所にスリランカの人々の信仰心が伺える描写があり、がんとの壮絶な戦いの過程を捉えるリアリティと同時に、どこか浮世離れしたムードも漂っていて、この国に仏教が生活と深く結びついていることが感じられます。
『バーニング・バード』とは異なる作風で驚きましたが、サンジ―ワ監督は一貫して女性の力強さと母性を称賛しています。
(文:駒井憲嗣)
映画『ASU:日の出』作品情報
Asu
予告動画
キャスト
ウダリ・ワーナクラスーリヤ、シャム・フェルナンド、ディナラ・プンチヘワ
監督
サンジーワ・プシュパクマーラ
95分カラーシンハラ語、英語日本語・英語字幕2021年スリランカ
第34回東京国際映画祭 開催概要
■開催期間:2021年10月30日(土)~11月8日(月)
■会場: 日比谷・有楽町・銀座地区
■公式サイト:www.tiff-jp.net
上映スケジュールはこちら。
TIFFCOM2021 開催概要
■開催期間:2021年11月1日(月)~3日(水・祝)
■会場:オンライン
■公式サイト:www.tiffcom.jp
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