
井之脇海、松本穂香、谷口正晃監督登壇!
京都を舞台にした映画『ミュジコフィリア』の京都先行公開を記念して11月12日、出演者の井之脇海、松本穂香、谷口正晃監督の舞台挨拶がTOHOシネマズ二条(京都)にて開催されました。
全編ロケが行われた京都に凱旋!
同映画のロケ地提供、演奏指導、演奏場面の撮影協力などをおこなった京都市立芸術大学の卒業生・在校生で構成された弦楽四重奏が、開演前に演奏を披露。華やかな雰囲気のなか、井之脇海、松本穂香、谷口正晃監督が登壇しました。
京都での撮影や街の印象について、井之脇海は「すべての場所から京都ならではの歴史のにおい、雄大な自然のパワーをたくさんもらいながら撮影することができました。予告編でも使われていますが、松本さんと僕が鴨川の中州でピアノを弾くシーンが印象的で、そこの撮影をしているときは、『こんな風景を見ることができるのは僕たちしかいないんだな』と嬉しい気持ちになりました」、松本穂香も「新しい京都の一面を知ることができました。大文字山へ登っての撮影では、京都の自然に包まれながら、いろんな良い影響を受けました」と充実した京都ロケを振り返りました。
井之脇海はこの作品について「思い出がありすぎて冷静に観られませんでした。ユニークなキャラクターたちが音楽という一番好きなものを通してぶつかり合ったり、成長したりするところがみずみずしく切り取られていて、観た後はほっこりした気持ちになりました」、松本穂香は「すごくきれいな京都の景色のなかでいろんな音が鳴り響き、そういうものが楽しく感じられました。また(登場人物の)一人ひとりの葛藤や心情がしっかり描かれていて、いろんなひとに感情移入できます。最後には温かいものがのこる映画だと思います」と感想を語りました。
井之脇海は映画初主演ということで「映画に携わる人間としてこんなに嬉しいことはありません。今日も、みなさんに映画をお届けできるということで朝5時半くらいに起きちゃって、品川駅に1時間くらい早く着きました。張り切りすぎて空回っていたらどうしようと思うくらいです。僕は普段、ロートーンなのですが、そんな自分も気持ちが早ってしまうくらい、主演というものはそういうものなんだなって」と興奮が隠しきれなかったそう。
松本穂香は、司会を務めた大野裕之プロデューサーから「(劇中の)ダンスシーンが圧巻でした」と絶賛されると、「この舞台挨拶は上映前ですよね。圧巻なんて言っちゃうと、観ているときに『圧巻?』と思われちゃいそうで。だから楽しんだり、笑っていただいたら」と謙遜しました。
共演の山崎育三郎がスクリーンに登場
特別ビデオメッセージでは、共演の山崎育三郎がスクリーンに登場。山崎は「京都のみなさんの協力があってできた作品です。僕自身もロケで滞在して京都が大好きになりました。いつか共演者のみなさんと京都旅行をしたい。この作品は京都の魅力と音楽の魅力が詰まっています。出演者の熱い芝居にも注目してください」と力を込めて語りました。
谷口監督は、山崎育三郎について「ミュージカルで大活躍されていて、ポジティブなパワーに溢れている。彼が演じた大成は陰の部分があるんですが、それでもまったく臆さずにエネルギッシュな芝居を見せてくれました。ポテンシャルが本当に高い」と評価しました。
最後に、谷口監督は「全編、音楽に溢れています。演奏や松本さんの歌など、音楽がめくるめく流れます。海さんも自分の体を使って躍動しているので、その息吹を感じてもらえるはずです。それを理屈抜きに楽しんでください」、松本穂香は「嫌なことや日頃のしがらみを忘れて純粋に楽しんでください。全国公開に向けて盛り上げていきたいです」、井之脇海は「登場人物たちが音楽を通してぶつかり合いながら、成長していきます。人と人がぶつかり合うのは素敵なことだなって。この1、2年、人と会いづらい世の中を経験した僕たちにとって、人との繋がりって良いなって思える映画になっています。初主演作品ということで宝物のような映画です」とメッセージを送りました。
『ミュジコフィリア』特報映像
あらすじ
京都にある芸術大学に入学した漆原朔は、思いがけず強引に現代音楽研究会にひき込まれる。だがそこには朔が音楽を遠ざけるきっかけとなった異母兄の貴志野大成と、朔が憧れる大成の彼女、小夜がいた。大成は天才作曲家として注目される存在であり、朔はそんな大成を一途に愛する小夜との間で苦悩する。
子供の頃からモノの形や色が「音」として頭の中で鳴っていた朔は、やがてそれらが現代音楽を通して表現できることを知る。そして朔と同じように自然の音を理解する女性、浪花凪が現われて、朔は秘めた才能を開花させようとしていた。
キャスト
井之脇海 松本穂香
川添野愛 阿部進之介
縄田カノン 多井一晃 喜多乃愛 中島ボイル 佐藤都輝子
石丸幹二
辰巳琢郎 茂山逸平 大塚まさじ 杉本彩/きたやまおさむ 栗塚旭
濱田マリ 神野三鈴
山崎育三郎
監督
谷口正晃
原作
さそうあきら「ミュジコフィリア」(双葉社刊)
脚本・プロデューサー
大野裕之
主題歌
松本穂香「小石のうた」(詞・曲:日食なつこ)
主題ピアノ曲:古後公隆「あかつき」「いのち」
企画:榎望
撮影:上野彰吾
照明:宮西孝明
美術:金勝浩一
録音:小川武
編集:栗谷川純
衣装:宮本茉莉
音楽プロデューサー:佐々木次彦
音楽:橋爪皓佐 池内奏音 宮ノ原綾香 長谷川智子 植松さやか 小松淳史 大野裕之
チーフ・エグゼクティブ・プロデューサー:柴田真次
製作代表:井筒與兵衛 松下浩章 齋藤真也 西澤竜平 小室元 伊藤耕一郎 高橋聖宗 兼元秀和
制作:フーリエフィルムズ
製作幹事:劇団とっても便利
配給:アーク・フィルムズ
特別協賛:伊藤園
協賛:キャビック お弁当のいちばん 小室整形外科医院
後援:京都市
特別撮影協力:京都市立芸術大学
2021年/日本/113分/シネマスコープ
公式HP:http://musicophilia-film.com/
(C)2021 musicophilia film partners (C)さそうあきら/双葉社
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