
ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」での活動に加えて、近年舞台やTVでの活躍が目覚ましい注目の新人、織田ひまり待望の映画初出演&初主演作『泥の子と狭い家の物語』が12月2日(金)から、池袋HUMAXシネマズ他公開。翌日の3日には、池袋HUMAX シネマズで舞台挨拶を開催し、織田ひまり、田中美里、西岡眞博監督が登壇した。
織田ひまり「ダンスシーンに注目して」
映画初出演にして初主演の織田ひまり。本作の見どころについては「上映前のみなさんの前で、うっかり内容を言ってしまいそう」とネタバレを気にしながらも「ダンスシーンに注目してほしいです。好きなダンスを映画でも踊ることができて、本当にうれしかったです」とアピールした。
織田演じる小豆の母親役を演じた田中美里は、「撮影当時、ひまりちゃんは15 歳。本人は緊張していたというけれど、本当に堂々と等身大の小豆ちゃんを演じていました。お母さんと反発している感じがとてもリアルで観ていただきたいポイントです」と優しい笑顔を浮かべおすすめした。
スクリーンで自分の姿を見た感想を訊かれると「本当にこれは自分なのかなと不思議な気持ちになりました」と答えた織田。
「周りの共演者の方たちは自然な演技なので『リアルだな』と思いながら、楽しく観ることができました」と織田自身もいち観客として映画を楽しんだと語っていた。撮影は関西が中心。田中は「たこ焼きの差し入れもあったりして、(映画に関わる)みんなが本当の家族のような雰囲気で撮影ができました」と笑顔で振り返っていた。
タイトルにもあるように撮影は“狭い家”で行われた。「本当に狭い家でした。『狭い家』というより『超狭い家』です(笑)」と、田中がスクリーンに映るタイトルを指差し微笑むと、会場は労いの気持ちもこもった温かな拍手に包まれた。
本作の注目ポイントについて田中は「家族のあり方、(娘の)小豆ちゃんと友達との関係性など、型にハマってギューギューしているところから、どうやって解放していくのか。そんなところを観てほしいです」と笑顔で答えていた。
メッセージカードと花束のサプライズ!
最後の挨拶で西岡監督は「劇映画でありながらドキュメンタリーでもあります。他人事とは思わずに自身のリアルな話だと思って観てほしいです。小さい小さい映画です。『ひまりさんがかわいい』『美里さんが素敵』など、映画で感じた感想をSNSや電話、お手紙などで、ぜひ広げてください」とコメント。
田中は織田宛のメッセージカードとともに花束をサプライズでプレゼントし、「初めての現場は1 回しかありません。ここでの経験を大切にしてください。これから先、大変なことがあったとき、この現場を思い出してください」と笑顔でエールを贈った。
織田は「めっちゃ、うれしいです!」と満面の笑みを浮かべ「初めてがこの映画で本当に良かったです。第二の家族ができました。そして映画を観てくださったみなさんにも家族と思ってもらえくらい、映画をたくさん愛してほしいです」と呼びかけ、イベントをしめくくった。
映画『泥の子と狭い家の物語』作品情報
監督:西岡眞博 原作:オカモト國ヒコ「泥の子と狭い家の物語」 脚本:弥重早希子
出演キャスト:織田ひまり/田中美里/月丘七央/有田洋之/筒井俊旭/四天王寺紅/藤井佳代子/早坂風海/湯浅崇/岩本佳穏/坂田琴音
プロデューサー:前田和紀 撮影:亀井義紀 照明:堀亀誠 録音:大岩修二 美術:萩原英伸・井内克信・元座鮎未 衣装・ヘアメイク:岩咲希しのぶ
振付:SHOHEI 振付監修:原田みのる 猫コーディネイト:竹内欽哉 編集:山本茄津己 サウンドデザイン:犬丸正博 CG:上野あきのり
タイトル:撫子・立沢トオル 宣伝デザイン:北嶋直樹 劇判:クスミヒデオ 主題歌:FONK MIKE
宣伝・配給:ベストブレーン 劇場営業:FLICKK 製作:team TANIYON Inc.
2022 年/カラー/シネスコ/stereo/117 分 ©チーム谷四/文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
コメント