映画『ジュリアン』女優・長谷川京子洋画作品に初コメント 母としての熱い想いを語る

2017年ヴェネチア国際映画祭で
銀獅子賞受賞
フランス映画界の新星グザヴィエ・ルグラン監督
衝撃のデビュー作!

『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)が金獅子賞を受賞した《第74回ヴェネチア国際映画祭》にて最優秀監督賞にあたる銀獅子賞を受賞し、本国フランスで40万人動員のロングランヒットを記録した映画『ジュリアン』。本作は、家族の関係を描いた繊細な人間ドラマでありながら、張り詰めた緊張感が観る者を襲う傑作サスペンスで、フランス最大の映画サイトAllocineにて2018年のTOP1映画に選出。さらに、鬼才ジョン・ウォーターズ監督が2018年の映画ベスト10に選出するなど、世界中から賞賛を集めている。この冬の最注目作品がついに1月25日より日本公開を迎える。

離婚した元夫婦である暴力的な父親アントワーヌと彼から逃れたい母親ミリアムの間で葛藤する11歳の息子ジュリアンの苦悩をスリリングかつリアルに描く本作は、昨今日本でも世を騒がせているドメスティック・バイオレンスの問題や親権問題の深刻さを観客に訴えかける。そんな本作に感銘を受けたと錚々たる著名人たちがコメントを寄せた。
自身のインスタグラムで度々映画を紹介するなど映画好きで知られ2児の母である女優の長谷川京子は本作を甚く気に入り洋画作品へ初の正式コメントを寄せた。また、日本を代表する女性監督の西川美和監督や劇作家の長塚圭史、呉美保監督、白石和彌監督といった作り手たちは本作のメガホンをとったフランス映画界の新鋭グザヴィエ・ルグラン監督のこだわりぬいた演出に引き込まれたようだ。

◆下記推奨コメント(五十音順)
呉美保(映画監督)
終始、恐怖と困惑。鑑賞後、号泣と放心。
子を持つ母の立場では、受け入れ難い物語。
なのに、またすぐ観たくなった。
子、母、父、それぞれの痛みを、いまいちど感じ直したかった。
2度目の鑑賞後、救済すべきは父なのだと、強く思った。

治部れんげ(ジャーナリスト)
暴力が沁み込んだ日常生活から逃れようとする親子の姿には、日仏の法制度・社会規範の違いを超えた普遍性があります。「ジュリアンは私だ」と思う人も少なくないでしょう。

白石和彌(映画監督)
冒頭から支配する緊張感と、とんでもない瞬間を目撃してしまうラスト。
映画を見て呆然とするよりないが、これは遠い国の話ではなく、日夜私たちのすぐ隣でも起こっている。ジュアリアンの優しさと強い目線が頭から離れない。

長塚圭史(劇作家・演出家・俳優)
淡々とした描写にいつの間にか引き込まれ、痛むような恐怖を味わうことになってしまった。この恐怖の正体は、表層だけでは何もわからないということにある。本当の原因がどこにあるのかが巧妙に見えにくい為、つまり家族の責任の追求がいかに困難であるかというリアリズムの上に立脚しているがゆえに、私もあなたも、生々しい痛みを伴う恐怖を味わわされるのではないか。これが長編初というからまさに気鋭の新人である。

西川美和(映画監督)
両親の不和の狭間でじっと堪えるジュリアンのまなざしの暗さに、言葉を失った。
「わたしも……」とかつての悲しみがぶり返す人も多いだろう。
「うちの子も……」と我が子の顔を覗き込む人も多いだろう。
そしてジュリアンの未来を明るくするために、子供たちをもう一度ちゃんと抱きしめたくなるのではないか。

西牟田靖(ライター、作家)
フランスでは離婚後も原則、面会交流や共同親権が認められる。この映画はその制度の重みを逆説的な意味で考えさせられる。

長谷川京子(女優)
子供を守ることが親の務めである、と、そんなことは誰もが分かっている。それでも親だからと言って完璧な人間にはなれない。父親に怒鳴り問い詰められ、それでも母親を守ろうと口をへの字にして耐える。姉と母と新居を探す場面では、新しい生活に心を踊らせ頬を緩める。

11才と言う年頃の男の子はもちろん子供であり、そして誰よりも状況を敏感に読み取っていた。それを言葉少なく、ジュリアンは表現してくれました。無知が故に、無垢が故に、防御の仕方を知らず剥き出しになったジュリアンの心に傷がついていく様を見ることがとても辛かった。

深澤真紀(獨協大学特任教授・コラムニスト)
かつて「クレイマー・クレイマー」では、離婚による母親の自立と、育児する父親の奮闘が描かれた。40年後の「ジュリアン」では、離婚によって守られるべきなのは誰なのかを問いかけている。

2019年1月25日公開
映画『ジュリアン』

■ 最新情報
【ニュース】サスペンス映画『ジュリアン』特別試写会イベント報告 戦慄かなの、新谷里映が登壇

■ イントロダクション
フランス映画界の新しい才能、グザヴィエ・ルグラン監督、衝撃の長編デビュー!

長編初監督ながら卓越した演出力で俳優からリアルで自然な演技を引き出し、世界各国で注目と賞賛を浴びている、“もう一人の”グザヴィエ監督。
2013年にフランス映画祭で上映された同監督の短編『すべてを失う前に』(12)はアカデミー賞®短編部門にノミネートされるなど実力はかねてから評価されていた。

今作は同じテーマを同じキャストを使って長編化した渾身の一作。
離婚した夫婦とその子供の家族の関係を描きながら張り詰めた緊張感が終始途切れず最後まで続き、観る者を圧倒する。

車の音、エレベーターの音、暗闇など、身近な物音を効果的に使い、観客の想像力を最大限に引き出す手腕は見事!サスペンスを超える傑作ドラマが誕生した!

■ ストーリー
離婚した父と母の間で揺れ動く息子ジュリアンの苦悩を描く。
両親が離婚したため、母ミリアム、姉と暮らすことになった11歳の少年ジュリアン。

離婚調整の取り決めで親権は共同となり、彼は隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌと過ごさねばならなくなった。
母ミリアムはかたくなに父アントワーヌに会おうとせず、電話番号さえも教えない。

アントワーヌは共同親権を盾にジュリアンを通じて母の連絡先を突き止めようとする。
ジュリアンは母を守るために必死で父に嘘をつき続けるが、それゆえに父アントワーヌの不満は徐々に溜まっていくのであった。
家族の関係に緊張が走る中、想像を超える衝撃の展開が待っていた。

■ 予告動画

■ キャスト
レア・ドリュッケール
ドゥニ・メノーシェ
トーマス・ジオリア
マティルド・オネヴ

■ スタッフ
監督・脚本:グザヴィエ・ルグラン
製作:アレクサンドル・ガヴラス
撮影:ナタリー・デュラン

■ 公開情報
2019年1月25日(金)よりシネマカリテ・ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開

■ 公式サイト
https://julien-movie.com/

■ コピーライト
©2016 – KG Productions – France 3 Cinéma




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