草彅剛の元気の源はステージに立つこと!須藤理彩が子育て真っ只中のお母さんにエール!『まく子』舞台挨拶

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

草彅剛の元気の源はステージに立つこと!
須藤理彩が子育て真っ只中のお母さんにエール!
『まく子』公開記念舞台挨拶完全レポート

3月16日(土)、東京都内のテアトル新宿にて映画『まく子』公開記念舞台挨拶が行われ、山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督が登壇しました。

本作は、子供と大人の境界線を生きる主人公・サトシ(山﨑光さん)が、謎の転入生・コズエ(新音さん)、サトシの母・明美(須藤理彩さん)、サトシの父・光一(草彅剛さん)をはじめ、個性豊かなキャラクターとの関りを通じて、大人への階段をじっくりと歩んでいく物語。誰もが経験したあの頃を丁寧に描くことで、今を生きる大人にもきっと気付きを与えてくれる作品となっています。

それでは舞台挨拶の模様をたっぷりとご紹介します。

―― 公開おめでとうございます。そして、主演の山﨑光さんは昨日中学校を卒業されたそうです。おめでとうございます!

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

山﨑光さん
この1年間はとても大事な1年でした。こうして主演を務め、これからの俳優人生の糧になったと思います。

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

草彅剛さん
立派だね。僕も山﨑君と演技が出来て、全然年上なんですけど、学ぶことが沢山あってね。新音ちゃんからも沢山学んで、今日は上映後でネタバレとか気にしなくていいので、沢山話しましょうね。

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

―― 続いて新音さんですが、なんとまだ14歳です。演技について監督とはどんなお話をされましたか?

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新音さん
コズエちゃんは宇宙人で不思議な子だから、目力を特に意識しました。
最初のシーンでも距離感が分からない感じを出したり、イントネーションがおかしかったり、あとはお辞儀をする時の格好が変とか、曲げ方の直角具合とか、細かい所を意識してコズエちゃんの不思議な雰囲気が出るように演じました

―― 監督、新音さんはいかがでしたか?

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鶴岡慧子監督
頑張ってグラデーションを作っていく必要があったので、綺麗に演じ分けてくれて。撮影のスケジュール的にはバラバラで、人間っぽくなったところからまた宇宙人っぽいところに戻ったりしなくちゃいけなかったんですが、非常にしっかり流れを作ってくれました!

(会場拍手)

―― 須藤さんはお母さんの役柄で、お母さま方にもたくさん観ていただきたいですよね。

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須藤理彩さん
そうですね、母ちゃんとしては完成した作品を観た時にサトシの顔を見て“キュン”としたところがありました。いつも元気な母ちゃんがふっと力が抜けた瞬間を心配そうに見ているサトシの顔っていうのが、日常生活だとそういうのってなかなか気づかないじゃないですか。だけど、映画の中での母ちゃんはもちろんそんな心配してくれているなんて知らなくて、“息子、こんなに母ちゃんのこと想ってくれていたんだ!”っていうことに“キュンキュン”、“キュンキュン”しちゃって。

子供からしてもこういう大人になりたくないって人たちがいる中でも、人に優しさをあげられたりとか、信じることだったりとか。親からしても日常で十分な愛情表現ができていなくても、子供に対して実もとても愛情を持っているんだということを感じ取っていただきたいので、是非親子でみていただいて、親子でこの映画のことを話して欲しいなって思いました。

―― 須藤さんもお子さんがいらっしゃるから感情移入されますよね。

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須藤理彩さん
そうなんですよ。でも男の子と女の子ってだいぶ違うんだなって感じました。男の子難しいなって(笑)、思春期の男の子。
息子と父親の二人の関係がずっと悪かったんですけど、(劇中の)最後にね、あんな素敵なじゃれ方がね

(会場笑い)

なんか羨ましかったですね。母親にも踏み込めない関係性が垣間見えて、ちょっとヤキモチもありました。

―― 草彅さん、皆さん観終わっているので、ラストシーンを思い出して思わず笑っていますが。

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草彅剛さん
原作に西加奈子さんが書いているシーンで、あれね、お互いに見せ合ってね。前貼りも僕は実はしていなくて。なんか後ろから見えちゃうとか(笑)。色んなテクニックを使って、男の事情があるわけですよ。

須藤理彩さん
なんか二人ですごいミーティングしていましたね。「山﨑君、どうやってる??」とか言いながら。

草彅剛さん

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

山﨑君はかろうじてちょっとだけ前貼りをしていたんですけど、僕はしないパターンで。結構大変で、してみたら僕は形が合わなくてとか、色々とあるんですよ。個人差があって…

(会場クスクス笑いが止まらず…)

須藤理彩さん
でも最初から躊躇なく、潔くいきましたよね。「いいですか、これで!?」みたいな調子で。

草彅剛さん
思いっきりは良い方なので。でも、まあそこはお互い勝負だったんで。大きさの勝負とかそういうのじゃないですよ。

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

(草彅さんまとめようとするも…会場の笑いを誘い続け…)

須藤理彩さん
記事にできませんからね…。

草彅剛さん
心の大きさってことでね。
本当にあのシーンはね、山﨑君と闘いというか、だからそういう闘いじゃなくて精神的な子と父の。そこからサトシが変わるっていう、僕も緊張感を持って良いシーンが撮れたなって思います。

―― 監督、役者魂でしょうかね。

鶴岡慧子監督
そうですね、まあ、ね。

草彅剛さん
監督もモニターでお尻から見えていないかって(ずっとチェックをされて)。

鶴岡慧子監督

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

「上映後だからこの話してもういいよ」って言われていますけど。
お二人を後ろから撮るショットが撮影の一番最後で、あのカットが終われば全撮影が終わりになるというシーンでした。私も気合を入れていて、お芝居に集中して見たいたらお芝居がすごく良かったので、カットがかかった瞬間に大きな声で「OK!!」って言ってしまって、周りも「よし、終わった!」って雰囲気になるかなって思ったら助監督さんが「待って待って」と。「ちょっとバレてました…」って。

(会場笑い)

それでお二人の下の方に注目をしてチェックをしたら、確かにちょっとバレちゃっていまして…。

草彅剛さん

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

後は僕のテクニックでどうにか、役者魂で!

鶴岡慧子監督
は、はい。“どうしようかな、CGで消そうかな”って思ったんです。そうしたら草彅さんが「もう一回やりましょう!」って仰ってくださって。

草彅剛さん
役者魂でね。
すいませんね新音ちゃん、こんな話ばかりで。新音ちゃんの登場シーンも素敵じゃないですか。今日みたいな白いドレスで、ねっ、ほわっとね、素敵ですよ。

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

新音さん
ありがとうございます。

―― この物語って大人がみても“再生”とかが描かれていて、楽しめる作品ですよね。

草彅剛さん
本当にこの作品を撮って思ったんですけど、人って老いて死に近づいているわけですよね。ただ朽ち果てていくのではなくて、どこか再生しながら生きていきたいなって。多分この作品が持っているコンセプトだと思いますけど、それを(サトシとコズエの)二人のフィルターを通して気付くだけでも、自分自身生まれ変わって再生しているのかなって思えて、いい映画ですよ。

(会場拍手)

一カ月前でしたっけ。完成披露の時に会ったらすごく大きくなっていて、成長しているな!って。それだけ僕らも歳をとっているわけですけど…。
やったね!卒業もあって、映画の公開もあって、人生輝いているね二人とも。ねえ、須藤さん?

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

須藤理彩さん
トークのふり幅凄いですね。すごくいい話から、下ネタから、さすが!

草彅剛さん
吸収率が高いから僕も緊張しながら演じていましたよ。ピュアな感情が伝わってくるから、それはスクリーンを通しても感じていただいているんじゃないですかね。

(会場拍手)




―― 『まく子』にひっかけまして、皆さんはこれからどんなことを“まいて”いきたいですか?

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

鶴岡慧子監督
昨日この作品が公開になったということで今の私が形成されていて、もういっぱいいっぱいなので、とにかくこの作品が一人でも多くの観客の方に届くことを願っているので、この作品をまきたいです。

須藤理彩さん
プライベートでいえば春から上の娘が中学生になるので、働くお母さんとして、子育てする世代、真っ只中の闘っているお母さま方に“頑張ろう!!”みたいなものが伝えたいですし、そういうものをまいていけたらなって思います。

草彅剛さん
僕も元気とか、笑いとかをまいていきたいですね。笑いって大事じゃないでか。明るい空気。そのためには沢山の作品に参加して残していきたいですよね。作品をまいていきたいです。

―― ちなみに草彅さんの元気の秘訣は?

草彅剛さん
やっぱりこういう場に立つことじゃないですかね。刺激になりますし。舞台の上に立つ、ステージの上に立つ、それが1番元気の源です。

新音さん
幸せをまきたいなって。
この作品をみてお祖母ちゃんが「泣いたよ」って言ってくれて。役者って人に感情を与えられることが凄いことだと思っていて、作品を通じて感情とか幸せとかをまいていけたらいいなと思います。

須藤理彩さん
一番変化が大きな年ごろだと思うので、色んなことが楽しめると思うので頑張ってね!

山﨑光さん
草彅さんと同じで笑顔をまいていきたいです。春からは新生活が始まるので、その中でも笑顔をまいてみんなと仲良くできたらいいなと思います。

草彅剛さん
立派ですよ。笑顔が素敵だし、ライバルだからね。頑張ろうね。

どっちの笑顔が素敵ですか?

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

須藤理彩さん
迷うなあ、お二人とも素敵です!

―― では最後に一言ずつメッセージをお願いします。

鶴岡慧子監督
今日は本当にありがとうございました。気に入っていただけたら周りの方に薦めてください。そして何度でも劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。

須藤理彩さん
皆さんの声でこの作品をさらに成長していくことができると思うので、是非沢山の方にまく子を薦めていただけたらと思います。

草彅剛さん
心が温まりますし、人生っていいなって。誰もが感じる時間、老い、出発、再生とか色んなメッセージが込められていて、何か心に引っ掛かるものがあると思いますので、この作品を応援してください。

新音さん

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

まく子を観て、一人でも多くの人が嬉しかったり、温かさを感じたりしてくれるとそれだけで私はすごく嬉しくて。まく子が色んな人に広まって、色んな人が温かい気持ちになってくれると嬉しいと思っています。

山﨑光さん

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

鶴岡監督はじめ全員で心を込めて作り上げた作品です。幸せをまいていったコズエがどれだけ皆さんに伝わったか、是非ご家族や友人にお話していただけると嬉しいです。

今日はありがとうございました!

映画『まく子』山﨑光さん、新音(にのん)さん、須藤理彩さん、草彅剛さん、鶴岡慧子監督

映画『まく子』は
3月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー!




予告動画

■コピーライト
(C)2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)

出演:山﨑 光、新音、須藤理彩/草彅 剛
原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)
監督・脚本:鶴岡慧子
主題歌:高橋 優「若気の至り」(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)
公式HP:http://makuko-movie.jp/

映画ログ会員の評価・感想・ネタバレ

平均評価 4.7点 (2019年3月16日更新)

・西加奈子さんの原作を読んでからの鑑賞です。映画での舞台となる四万温泉の空気感 それが原作から受けた印象そのままで 冒頭からすんなりと まく子の世界に引き込まれました。主演の山崎光くんと新音さんの瑞々しい演技も素晴らしかったです。
・思春期の心と体のジレンマをSFと少しのファンタジーを織り交ぜつつ、表現した西加奈子さん原作『まく子』の映像化。
不思議だけどあの頃の心の揺らぎや戸惑いをサトシ役の山﨑光くんが表現していたと思う。コズエ役の新音さんもあの頃にあるちょっと大人びた女子の感じがよくて、ふたりの城址の石垣での会話がとても良かった。そして、周りの大人たちの姿が大人になることへの恐れや戸惑いにいいエッセンスを加えていた。特に母役の須藤理彩さんの思春期の息子を持つお母さんの感じや女好きで浮気をしてるダメ親父で息子からこんな大人になりたくないと思われている父親光一役草彅剛さんのゆるっとしてダメだけど妙に色気があって、ダメ親父なりに家族愛がある微妙な感じの演技がとても印象的で、主演ヒロインの若いふたりの芝居に1つの芯を与えて、締まって素敵な映画になっていると思った。
また、この不思議で懐かしい世界を観に行きたくなった。

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