蒼井優、姉役・竹内結子の<頼もしい>フォローに感激!『湯を沸かすほどの熱い愛』中野量太監督最新作『長いお別れ』舞台挨拶

映画『長いお別れ』蒼井優 竹内結子 北村有起哉 松原智恵子 中野量太監督

蒼井優、姉役・竹内結子の<頼もしい>フォローに感激!
『湯を沸かすほどの熱い愛』中野量太監督最新作『長いお別れ』舞台挨拶

5月15日(水)、東京都千代田区のよみうりホールにて5月31日(金)公開の映画『長いお別れ』のプレミア試写会が開催され、上映前の舞台挨拶に蒼井優さん、竹内結子さん、松原智恵子さん、北村有起哉さん、中野量太監督が登壇しました。

商業長編映画デビュー作『湯を沸かすほどの熱い愛』が、第40回日本アカデミー賞で6部門受賞した中野量太監督。直木賞作家:中島京子氏の同名小説を映画化した本作では、山﨑努さん演じる認知症の父・昇平と過ごす7年間の日々を時に泣き、笑い、悩みながら前に進んでいく家族を丁寧に描き、日本中に再び大きな感動を届けてくれようとしています。

それでは早速舞台挨拶の模様を振り返ります!

映画『長いお別れ』蒼井優 竹内結子 北村有起哉 松原智恵子 中野量太監督

左から北村有起哉さん、竹内結子さん、蒼井優さん、松原智恵子さん、中野量太監督

―― 沢山のお客様が集まって下さいました!まず、皆さんから一言ずつコメントをお願いします。

中野量太監督
映画自体は9月に撮影をしまして、やっと完成して皆さんにご覧いただけることになりました。映画は撮るだけじゃなくて、皆さんに観ていただくことで初めて映画になるといつも思っています。やっとこの作品も映画になってきていると感じます。映画って面白いもので、クランクアップした時もとても嬉しいんですけど、その後って一度バラバラになっちゃうんです。でも、公開する時にこうしてもう一度集まって、「さあ、観て下さい!」と言えるこの瞬間が僕の映画の好きな所の一つです。だから、今日は凄く嬉しい気持ちでいます。今日は楽しんで観て帰ってください。

松原智恵子さん
皆様こんばんは、松原智恵子です。本日はお越しくださいまして、ありがとうございます。今回の作品はあまりにも私の年代に近いことがテーマだったので、すごく胸が苦しくなるような、台本をいただいた時はそう感じました。でもそのことを監督に話しましたら「違うんです松原さん、もっと前向きに捉えていきましょう」っておっしゃられて。それから頑張ってこの可愛らしい娘たちと一緒に撮影してまいりました。皆さんが観ていただいて心に迫るものがあると思います。どうぞごゆっくり、じっくりご覧になってください。なんか感想を書くところがあるのかしら!?

竹内結子さん
感想を書くところ?(会場の)皆さんがそういうシートか何かを持たれているということですかね??

(司会者:持っていないと思います…)

中野量太監督
私が今から配りましょうか!?

(会場笑い)

松原智恵子さん
そうですか、すみません。ゆっくり、じっくりご覧になってください。本日はありがとうございました。

竹内結子さん
長女の麻里を演じました竹内結子です。この作品は謎解きとか犯人探しではないので、ネタバレ禁止とか気にしなくて安心してお話ができるのでホッとしております。何より山﨑さんがお父さん、松原さんがお母さん、蒼井優ちゃんがいて、北村さんの旦那さんがいて、この作品で皆さんと同じ場所に立てるという事が嬉しくて、出演出来たこと自体が幸せです。この作品を観ていただく皆さんに家族って温かいなってそういう時間を過ごしてもらえたらと思います。どうぞごゆっくりお楽しみください。

映画『長いお別れ』蒼井優 竹内結子 北村有起哉

映画『長いお別れ』蒼井優 竹内結子 北村有起哉

映画『長いお別れ』蒼井優 竹内結子 北村有起哉
北村有起哉さん
こんばんは。カリフォルニアの海洋生物学者で、麻里ちゃんの旦那を演じました。この映画は7年という月日を2時間ちょっとの映画に、こうちょっとつまんで、キュッとくっつけたような、なんかすごい乱暴な言い方ですけど(笑)。でもですね、テーマがテーマだけに非常に身近で、自分と隣り合せだったりするテーマなので、僕も(完成した作品を)最初は冷静に観ていたのですが、温かく静かに流れていく映画なのですが、いつの間にか辛い思いになったり、思わず笑ってしまったり、すっかりこの家族の一員のような気持ちに…。最後は本当に温かい気持ちになりました。

蒼井優さん
何もかもうまくいかない芙美を演じました(笑)蒼井優です。そうですね、この作品うーんなんかこう演じてみて、体現したこと以上のものに編集のお力もあって、グンと上にあがった状態で皆様にお届けできることに、映画作りって本当に沢山の方が携わって出来るんだなということを改めて感じました。この作品をご覧になった皆様、ここにいらっしゃる数だけ家族観があるんだと思います。そういうお話をするきっかけにこの作品がなったらいいなと思いますし、出来れば家族に関して皆さんがポジティブな感情を受け取って下さったら嬉しいです。

―― まずは蒼井さんにお伺いします。芙美は将来や恋愛など色んな事に悩んでいました。演じるにあたって意識したことや撮影中のエピソードをお聞かせください。

蒼井優さん
意識したことは家族のお話で、家族の間に流れる空気を皆さんに観ていただくことになるだろうなと思ったので、疑似家族ですけど、なるべく本当にこの間に起きることを大切に出来たらいいなと思っていたんです。特に私は男兄弟しかいないので、お姉ちゃんと自分という感覚が自分の中にはないので、正直、“竹内結子さんと姉妹…、え…”って想像が付かないけど、なんか絶対大丈夫って思っていたら、すごく逞しい!?頼もしい!!
ガッツリ共演ということではなくても、以前お食事させていただいたりして、凄く男前な先輩という印象があったので、“竹内さんに任せれば…”って思って、実際ご一緒して竹内さんは女性のご姉妹がいらっしゃるから姉妹感を自然に作ってくださったので、ありがとうございます!

竹内結子さん
どういたしまして!

映画『長いお別れ』蒼井優 竹内結子

映画『長いお別れ』蒼井優 竹内結子

―― 逞しい、頼もしいお姉さんの竹内さんも夫や息子との関係に思い悩むという役でしたが、いかがでしたか?

竹内結子さん
ドラマでも映画でも家族という作品に入る時、息子がいるとか、娘がいるとか、旦那さんがいるとかいないとか、姉妹がどんな感じとかって考えますけど、(撮影に)入る時には考えないようにして、そこの場所に入ってみて“あっ、私はお姉ちゃんなんだ”っていうことを体感することを楽しみにしているスタンスなんです。今回一番大きいのは父親の誕生日祝いをすると。あの日に食事をしながら7年前と現在という家族の誕生日会を体験した、その時にお互いに母はこういう感じなんだとか、妹が何かあった時にぐっと袖を引っ張ってくれるとか。

松原智恵子さん
でも泣いてしまったんでしょ!?リハーサルの時。

竹内結子さん
悲しくて泣いたとかじゃなくて、父が変化していくっていうのを初めて目の当たりにしたので、ショックを受けてしまったんですよね。そこでありのままに感情を出していくと、監督がそこで泣くのは妹の方かなとか、そうやって気持ちも含めて役柄を作っていけました。あとは意識しなくても気負わず過ごすことが出来ました。

―― 続いて松原さんは母・曜子役を演じるにあたり意識したことやエピソードがあれば教えてください。

松原智恵子さん

映画『長いお別れ』中野量太監督 松原智恵子

映画『長いお別れ』中野量太監督 松原智恵子
エピソードはいっぱいありますよ。あのね、まず初日に階段をお掃除するシーンがあったんです。モップを持たされまして、階段をお掃除するのね。シュッ、シュッ、シュッとやっていましたら監督が「松原さん、階段というのは隅から隅までこうやって…」と教えていただきました。ありがとうございました。

中野量太監督
普通はこう拭いていくわけですが、松原さんはこすっていらっしゃって。違いますよって。

松原智恵子さん
はい、お掃除の仕方を学びました。
それから娘たちには父親がこういう状態だって先生から説明を受けるシーンがありまして、リハーサルからその言葉を聞くだけで涙が出てきてしまったら、監督からは「泣くな!!」と。娘たちは背中をさすってくれたりして、慰めてくれたんです。本当に優しい娘たちで、厳しい監督でした。嘘です、優しい監督でした(笑)

映画『長いお別れ』中野量太監督 松原智恵子

―― 北村さんは今回竹内さんと夫婦役を演じましたが、撮影中の思い出を教えてください。

北村有起哉さん
竹内結子さんの旦那としてどこまで出来るか。台本を読ませていただきましたけど、随分とすれ違っているんです二人は。それがあまり説明的に描かれていないし、説明的なセリフもないし、悪気も特になさそうだし。割とよくある夫婦というか、所詮他人同士ですし、一つ屋根の下でずっと生活していくわけですからズレっていうのは当然あって。そういう部分に気を付けていきながら、開き直るわけでもないし、妻のことを全部受け入れるわけでもないし、そこら辺の微妙なところを現場では和気あいあいと過ごさせてもらったので、非常にお芝居もやり易かったです。本当に不思議な夫婦だったね?

竹内結子さん
そうですね。旦那様は何事も合理的なんですよ。感情の振れ幅を作ること自体が無駄みたいな性格をしているので、“時には黙って聞いて!”みたいなすれ違いが多い。

北村有起哉さん
そうですね。割と客観的には“(妻に対して)ここで黙っていればいいのに”って思うところもあり…。

竹内結子さん
えっ、今の??

北村有起哉さん
いやいや。まあ、でもこの二人がこの先も付き合っていけるかなっていうのが残り香として出せればいいなと感じていました。

竹内結子さん
でも、すれ違うシーンのカットがかかる度に北村さんは、「ごめんね、こんなんで」って。だからいい人だなって(笑)。

映画『長いお別れ』蒼井優 竹内結子 北村有起哉

―― そして中野監督は今回どんな思いをこめこの作品を映画化されたのでしょうか。

中野量太監督
お父さんの70歳の誕生日にみんなが集まり、認知症にびっくりするところからこの物語が走りだすのですが、じゃあ、お父さんが認知症になる前の楽しかった誕生日会を知らないとその芝居はリアリティがないんじゃないかなと思って。いつも撮影前には家族になる行事を用意するんですけど、今回は67歳の時のまだ楽しかった誕生日会を開こうという形でハウススタジオを借り、料理を用意して、誕生日ケーキも作って、家族になるという行事をしました。それくらいして何とか家族と言うものを映画の中で見えるようにしようと心がけて作りました。
勿論皆さんプロですから、初日に集まっていただいたら出来るんです。でも、そこを超えた何かが映ればいいなと。

―― 本作の東家では誕生日会にみんなでバースデイハットを被ってお祝いをするというルールがあります。そこで、皆さんの家族ならではのルールがあれば教えてください。

蒼井優さん
色々あるんですけど、うちの家族はやたらとハグをします。それが当たり前になっているので、久しぶりに会うとハグになりますね。

竹内結子さん
小さい頃限定ではなく、今も?

蒼井優さん
はい、つい先日父親と会った時にもハグをして、バイバイの時もハグをして別れましたけど。あれっ…。なんか変な空気??
父と母は手を繋いで歩いたりしますし…。触れ合いを大事にしている家族かなと。

(少し会場が静かになり…)

あれっ…。こんな空気になるとは、無しにしましょうか??

竹内結子さん
素敵じゃないですか、いつまでも仲の良いお父さんとお母さんがいて、家族で夫婦だけど、恋人同士というか、元恋人なんだなって感じられて…

蒼井優さん
頼もしい!!!

映画『長いお別れ』蒼井優 竹内結子

―― 竹内さんはいかがですか?

竹内結子さん
うちはどんな食事でもお味噌汁が付いていました。カレーの時もシチューの時も。今振り返ると汁物と汁物かなと思うんですけど。色々お話を聞くと、どうやらそういう御宅は少ないようなので…

北村有起哉さん
パンにも?

竹内結子さん
パンにも…です。ふーん、という会場のこの感じは…。

(会場笑い)

映画『長いお別れ』蒼井優 竹内結子 北村有起哉 松原智恵子 中野量太監督

―― 松原さんはいかがでしょうか。

松原智恵子さん
お誕生日ってなるとケーキを誰かが買ってきて、みんなでハッピーバースデーを唄って、写真を撮って、ごく普通です。みんなでお祝いをする形をとりますが、その時にお味噌汁が付いているかどうかは分かりません。お料理次第ですね。ローストビーフであればスープですかね。

竹内結子さん
ローストビーフにスープであれば何も違和感はないかと…。

北村有起哉さん
結子ちゃんは今も実施しているんですか?

竹内結子さん
していません!!嫌だったわけではないですが(笑)

―― 最後に代表して中野監督よりご挨拶をお願いします。

映画『長いお別れ』中野量太監督 松原智恵子

中野量太監督
映画は5月31日に公開されます。皆さんもご存知の通り、映画がどうやって広がっていくかといえばSNSとか、口コミが広がらないとヒットすることは難しくなっています。なので、観ていただいて良いなと思っていただけたら広げていただけたら嬉しいです。寝る前にエゴサーチで調べるのが趣味なので今晩も調べたいと思います(笑)。感想をみつけたら“いいね!”って押しますので、どうぞよろしくお願いいたします!!

本作の主題歌「めぐる」(優河)が流れ、大きな拍手が送られる中、舞台挨拶は終了となりました。

映画『長いお別れ』
5月31日(金)より全国ロードショー!

※なお、この日登壇を予定されていた父・昇平役の山﨑努さんは体調不良のため欠席されました。

■ 『長いお別れ』予告編


監督:中野量太
出演:蒼井優 竹内結子 松原智恵子 山﨑努
脚本:中野量太 大野敏哉
原作:中島京子『長いお別れ』(文春文庫刊)
企画:アスミック・エース Hara Office
配給・制作:アスミック・エース
(C)2019『長いお別れ』製作委員会
公式サイト:http://nagaiowakare.asmik-ace.co.jp/


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