女優・中谷美紀「フランス映画が日常を照らす光であり続けることを願う」フランス映画祭2019横浜オープニングセレモニー
- 2019/6/21
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女優・中谷美紀
「フランス映画が日常を照らす光であり続けることを願う」
フランス映画祭2019横浜オープニングセレモニー
6月20日(木)、横浜みなとみらいホールにてフランス映画祭2019 横浜のオープニングセレモニーが行われ、フランスからはオープニング作品『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』のジル・ルルーシュ監督、『ディリリとパリの時間旅行』のミッシェル・オスロ監督など、多数のゲストが登場。また、フェスティバル・ミューズとして、女優の中谷美紀さんも登壇した。
さらに、カンヌ国際映画祭で名誉パルムドールを受賞したアラン・ドロンさんからの特別メッセージ動画も流れ、会場は大いに盛り上がった。

セルジュ・トゥビアナ ユニフランス会長
セルジュ・トゥビアナ ユニフランス会長
今回のプログラムの中には様々なジャンルの作品が含まれています。コメディ、ホラー、美しいアニメ映画など。皆さんには現代のフランス映画を一望していただくことが出来るのです。今日はご来場いただき本当にありがとうございます。

林文子 横浜市長
林文子 横浜市長
ようこそフランス映画祭2019に。フランス映画祭はここ横浜ではじまり、昨年13年ぶりに横浜に戻ってきて、今回27回目を迎えます。今年はオープニング上映の『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』をはじめ16作品を上映します。
これからも横浜市は皆さんのご協力を得て、フランス映画祭を続けていきたいと思いますので、是非毎年ご来場ください。
それでは、フランス映画祭に華をそえてくれるフェスティバル・ミューズをご紹介します。中谷美紀さんです!

フェスティバル・ミューズ 中谷美紀さん
フェスティバル・ミューズ 中谷美紀さん
皆様、こんばんは。本当にこの日を待ち望んでいらしたのではないでしょうか。フランス映画が大好きな皆さんとご一緒に、ここでしか味わえない貴重な作品を私もご一緒させていただける事をとても嬉しく思っております。
私にとってフランス映画は青春の象徴でありました。迷い多き10代の頃、訳もない苛立ちですとか、あるいは溢れる探求心を満たしてくれたのがフランス映画でした。
私たちの日常は決して確かなものではなく、明日何が起こるかわかならい不確かなものです。世界中では貧困ですとか飢餓、紛争、疾病、災害などが人々を苦しめ続けています。皆様の日常が不確かであるように、とりわけ本日いらしている沢山の監督や役者の方々、そして私自身も明日をも知れぬ身でして、来年お仕事があるか分かりませんし、もしかしたら横浜の映画館で私がもぎり嬢になっていてもおかしくないなって思っています(笑)。そのような不確かな日常、不安定な日常の中に、フランス映画が望みとして、皆さんの日常を照らす光であり続けることを心よりお祈りしております。本日は本当にご来場ありがとうございました。

ローラン・ピック 駐日フランス大使
ローラン・ピック 駐日フランス大使
(日本語で)皆様こんばんは。フランス大使でございます。
昨年、フランス映画を愛している皆さんがいるこの街に戻り、大成功をおさめました。それは皆さんが、多数来場してくださったおかげです。感謝申し上げます。
これからフランス代表団が舞台に登場しますが、皆さんがお好きなフランス映画が持っている「質」、「多様性」、そして絶えず新しくなっていく「革新性」を代表しています。フランス映画祭は両国のパートナーシップの歴史でもあります。文化交流こそが日本とフランスの強い繋がりを保障するものです。映画のお祭りである映画祭をどうぞお楽しみください。

川口均 日産自動車副社長
川口均 日産自動車副社長
日産のホームグラウンドであるここ横浜で、日産がアライアンスを組むメインパートナーである大事なルノーの母国フランス。フランスと横浜の出会い、こうなると日産自動車としては林市長やローラン・ピック大使にお願いされると断れない関係でございます。
私の青春時代、アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』をはじめ、「男と女」『冒険者たち』…あの頃数限りないフランス映画の名作があり、そのフランス映画には必ず素晴らしい音楽が一緒になって、まさに印象派の絵画をみているような体験が私の心の中にあるフランス映画です。映画祭を通じて、横浜の街、そしてフランス映画が益々発展することを祈念しております。
☆ここで、来日されたフランス代表団の皆さんが登壇。
『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』ジル・ルルーシュ監督、ユーゴ・セリニャック(プロデューサー)、『アマンダと僕』ミカエル・アース監督、ヴァンサン・ラコスト(俳優)、ピエール・ギュイヤール(プロデューサー)、『カブールのツバメ』ザブー・ブライトマン監督、エレア・ゴベ・メヴェレック監督、『ディリリとパリの時間旅行』ミッシェル・オスロ監督
『社会の片隅で』ルイ=ジュリアン・プティ監督、『愛しのベイビー』リサ・アズエロス監督、タイス・アレサンドラン(俳優)、『ウルフズ・コール』アントナン・ボードリー監督、フランソワ・シヴィル(俳優)、『スクールズ・アウト』セバスチャン・マルニエ監督、キャロリーヌ・ボンマルシャン(プロデューサー)、『シノニムズ』ナダヴ・ラピド監督、『マイ・レボリューション』ジュディス・デイビス監督、『アイディアル・パレス シュヴァルの理想宮(仮)』ニルス・タヴェルニエ監督
※『男と女III 人生最良の日々(仮)』クロード・ルルーシュ監督(フランス代表団・団長)は後日来日予定。

アラン・ドロン氏からサプライズメッセージ!
さらに、カンヌ国際映画祭で名誉パルムドールを受賞したアラン・ドロン氏からサプライズメッセージ。このフランス映画祭の成功とフランスと日本の両国の末永い友好関係を願うメッセージが届いた。続いて、中谷美紀さんが開幕を宣言。
「フランス映画祭2019横浜、開幕です!」
フォトセッションの後、今年1月に亡くなった作曲家ミシェル・ルグラン氏の追悼イベントとしてミシェル・ルグラン氏の名曲3曲を慶応義塾大学の学生が見事に演奏し、オープニングイベントは閉幕した。
フランス映画祭2019横浜 は、6月23日(日)まで横浜みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらい他にて開催中。
フランス映画祭2019 横浜 予告編動画
主催:ユニフランス
共催:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、横浜市
公式サイト:http://unifrance.jp/festival/2019/
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