
今日から楽しみにしていたゴールデンウィーク!だったのに・・・という方に、楽しくそして有意義にGWを過ごしていただくために、映画ログプラスでは掘り出し物の”おすすめ映画”を紹介していきます!
今回は映画発祥の地フランスの作品です。監督のオリヴィエ・アヤシュ=ヴィダル氏は、リアルな教育現場を描くために中学校に2年間通い、500名の生徒と40名の教師と共に学校生活を過ごし本作を完成させました。
荒んだクラスに優秀な先生
この作品のストーリーを搔い摘んで言ってしまえば「最も荒んだ(すさんだ)クラスに、最も優秀と言われる先生が来て、起きたことは?」ということになる。キーワードがあるとすれば”荒みへの向き合い方”と”優秀とは何か”ということだろうか。
実はフランスでは、移民の子供たちが直面する学力低下と教育の不平等が大きな社会問題となっている。この作品は、教育問題という難しいテーマを扱いながら、トラブルだらけの生徒たちと堅物なフランソワの交流と成長がリアルに描かれている。
日本における教育問題も含めて、一体どうすればいいのだろう?何が答えになるのだろう?親を含めて多くの関係者が頭を悩ませていると思う。さすがに『GTO(1998年放送の連続TVドラマ)』に登場する鬼塚先生にはなれないが(笑)、現実目線でその対応のヒントが本作には隠されているのではないかと思う。
先生同士の会話、フーコー先生と生徒とのありがちな”おふざけ”、そしてラストシーンのセドゥとフーコー先生との会話、どれをとっても頷いてしまうシーンもあれば、可愛らしいシーンもある。そして、生徒役の子供たちはみな演技初体験というのだが、微塵も感じないところが不思議だ。
オリヴィエ監督へのインタビューでは、「教育とは人を自由にさせる、自由に仕向けることじゃないでしょうか?」というメッセージを頂いた。この映画を通して教育というものを感じて、考えらえれて、とてもハッピーな気分になれるなんて!!
是非この機会に大切なことに目を向けて見ませんか!?
予告動画
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