
『蒲田前奏曲』公開日決定!
伊藤沙莉&瀧内公美主演!
松林うらら出演・プロデュース
松林うらら出演・プロデュースを務める連作長編映画『蒲田前奏曲』(英題 : Kamata Prélude)は中川龍太郎監督、穐山茉由監督、安川有果監督、渡辺紘文監督による連作スタイルの長編映画です。今年3月に行われた第15回大阪アジアン映画祭ではクロージング作品として上映されました。
各短編には伊藤沙莉(『タイトル、拒絶』)、瀧内公美(『火口のふたり』)と2名の注目の若手実力派女優陣がそれぞれに主演を務めます。2020年9月25日よりヒューマントラストシネマ渋谷、キネカ大森 他全国順次公開予定です。
また、本日より『蒲田前奏曲』宣伝費支援のためのクラウドファンディングが開始されます。本日、7月15日から9月23日の期間で行います。オンライン試写会や、イベントなど、魅力的な特典もご用意しております。
『蒲田前奏曲』【クラウドファンディングページ】
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【公式HP】kamataprelude.com
【公式Twitter】@kamataprelude
【公式Facebook】@kamataprelude
作品解説
売れない女優マチ子の眼差しを通して、“女”であること、“女優”であることで、女性が人格をうまく使い分けることが求められる社会への皮肉を、周囲の人々との交わりを介在しながら描いていく。
これを4人の監督が各自の手法でコミカルに描き、1つの連作長編として仕上げていった新しいタイプの作品。監督には日本映画界の若手実力派監督が集結。最新作『静かな雨』が釜山国際映画祭上映、東京フィルメックス観客賞受賞など、国内外の注目を集める中川龍太郎、長編デビュー作『月極オトコトモダチ』がMOOSIC LAB グランプリ受賞、東京国際映画祭上映の穐山茉由、『Dressing Up』(第8回CO2助成作品、OAFF2012)で日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞受賞の安川有果、最新作『叫び』が東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門監督賞に輝き、第22回ウディネ・ファーイースト映画祭では大田原愚豚舎作品、渡辺紘文監督特集が組まれるなどの渡辺紘文(大田原愚豚舎)が務める。
『飢えたライオン』で主演を務め、舞台、TVドラマなどでも活躍する松林うららが自身の地元である蒲田を舞台にプロデュースし、自らも出演。また、伊藤沙莉(『タイトル、拒絶』)、瀧内公美(『火口のふたり』)など、旬の俳優が名を連ねる。
松林うららコメント
女優として今後どう活動してゆくか、自分の中で悩んでいたことが多くあり、これらの思い悩んでいることを表現できないか考えたところ、女優というものを通して、変えたい現実と変えられない現実がありました。
女性の置かれている立場や生きづらい部分を女性目線と男性目線を交え、1人の女性が環境によって顔が違って見えるというテーマを元に、何か新しい表現ができないか。最初はそのようなきっかけで、自分の置かれている現状を表現したかったのですが、4人の監督のシナリオが出来上がったとき、それだけではない女性に対する普遍的な問題提起になるのではないかと感じました。
窮屈な日本で、現実と立ち向かう女性がこの作品には描かれているので、観てくださった方がフィクションの垣根をこえて、身の回りのことを再度考えるきっかけになれば幸いです。4人の描くそれぞれのテーマと作品をお楽しみください。
伊藤沙莉コメント
私は呑川ラプソディに参加させて頂きました。ハンナという女性にどう寄り添えば良いか、またこの女性の強気の裏にある不器用さ、寂しさをどう表現しようかとても迷い、悩みましたが自分なりの「蒲田前奏曲〜ハンナ編〜」を頭に描きつつ、また一方で女友達の前での自分はこの中だったら誰だろう、、と自分を誰に投影するかを楽しみつつの撮影でした。
そして、マチ子という女性には私自身も経験として共通、共感する部分が多々ありました。空回りするほどの熱さはどんどんと冷めていくし冷静にいろんな方向から自分を見つめ直すとどんどんとわからなくなるし深く低く唸るほどわかる、わかるよと思う部分はたくさんあったので見て頂いた方々の多種多様の唸り声を聴くのがとても楽しみです。
瀧内公美コメント
初めて松林うららさんとお会いしたとき、いま自分がどうしても言いたいことを映画にしたい、と仰っていました。
わたしの作品は#metoo、セクハラに関することが題材で、わたし自身はそれに対してぼんやりとした認識しかなかったので、難しいかもと感じました。ですが、うららさんとお話ししていくうちに、この題材についてもっと深く考えたいと思い、撮影に参加しました。
出来上がった作品がコロナの影響もある中、劇場で上映していただけることが本当に嬉しいです。うららさんの想いと4名の監督作品がひとりでも多くのお客様に届きますように。
あらすじ
第1番「蒲田哀歌」
監督・脚本:中川龍太郎
オーディションと食堂でのアルバイトの往復で疲れ果てている売れない女優、マチ子。ある日、彼氏と間違われるほど仲の良い弟から彼女を紹介されショックを受ける。だが、その彼女の存在が、女として、姉として、女優としての在り方を振り返るきっかけとなる。
第2番「呑川ラプソディ」
監督・脚本:穐山茉由
アルバイトをしながら女優をしているマチ子。大学時代の友人5人と久々に女子会をするが、独身チームと既婚チームに分かれ、気まずい雰囲気に。そこでマチ子は蒲田温泉へ行くことを提案する。5人は仕事、男性のことなどを話し合い、次第に隠していたものが丸裸になっていく。
第3番「行き止まりの人々」
監督・脚本:安川有果
映画のオーディションを受けたマチ子。セクハラや#metooの実体験やエピソードがあれば話すという内容だったが、皆、思い出すことに抵抗があり、上手く演じられない。そんな中、マチ子の隣にいた黒川だけは迫真の演技を見せる。マチ子は共に最終選考に残ったが・・・。
第4番「シーカランスどこへ行く」
監督・脚本:渡辺紘文(大田原愚豚舎)
マチ子の実家は大田原にある。大田原に住む親戚の小学5年生のリコは、大田原で映画の撮影現場にいる。そこへとある映画監督が撮影現場の待合所にやってきて・・・。
渡辺紘文監督ならではの視点で東京中心主義、映画業界、日本の社会問題批判を皮肉に表現し描く
キャスト
伊藤沙莉
瀧内公美
監督・脚本
中川龍太郎 穐山茉由 安川有果 渡辺紘文
スタッフ
プロデューサー・出演 :松林うらら
エグゼクティブプロデューサー: 市橋浩治 小野光輔 大高健志 小泉裕幸
コエグゼクティブプロデューサー: 伊藤清
コプロデューサー : 汐田海平 麻生英輔
アソシエイトプロデューサー : 橋本鉄平 富澤豊
作品情報
企画 : うらら企画
製作 : 「蒲田前奏曲」フィルムパートナーズ
(和エンタテインメント ENBUゼミナール MOTION GALLRY STUDIO TBSグロウディア)
特別協賛: ブロードマインド株式会社 日本工学院
配給: 和エンタテインメント、MOTION GALLRY STUDIO
『蒲田前奏曲』© 2020 Kamata Prelude Film Partners
2020年 / 日本 / 日本語 / 117分 / カラー&モノクロ / Stereo
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