村上虹郎&芋生悠の劇中にはない笑顔も…映画『ソワレ』メイキング写真8点

村上虹郎&芋生悠の劇中にはない笑顔も…映画『ソワレ』メイキング写真

村上虹郎&芋生悠の劇中にはない笑顔も…
映画『ソワレ』メイキング写真8点

豊原功補小泉今日子外山文治監督らで立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の第1回目のプロデュース作品『ソワレ』(2020年8月28日(金)全国公開)。

本作は、老老介護の厳しい現実を見つめた短編『此の岸のこと』(10)や長編デビュー作「燦燦―さんさん―」(13)で海外からの絶賛を受け、センシティブな感性で唯一無二の世界観を作り出す新鋭・外山文治がオリジナル脚本で挑む長編映画。

主人公・翔太を演じるのは類稀なる吸引力で日本映画の台風の目になりつつある実力派俳優・村上虹郎と、100人以上のオーディションから大抜擢された最注目の新星・芋生悠(いもうはるか)の2人をW主演に迎え、若い男女の切ない逃避行を映し出します。

真剣な表情や笑顔も!メイキング写真8点解禁

この程解禁されたのは、映画『ソワレ』のメイキング画像8点。

和歌山県でのオールロケを敢行し、昨年の7月に約3週間かけて撮影された本作。許されぬ罪を犯し、追われる身になった翔太(村上虹郎)とタカラ(芋生悠)の2人が真剣な様子で外山監督の演出を受ける姿や、劇中ではなかなか観ることができない笑顔を見せる2人、さらには、裏方として現場を支えていたというプロデューサーの豊原功補氏、アソシエイトプロデューサーの小泉今日子氏らの姿も切り取られている。

豊原功補プロデューサー「何か匂う映画に」

本作は、自ら立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の1作目ということで、並々ならぬ熱い想いを抱いていたという外山監督とプロデューサーの2人。もともと、豊原氏と小泉氏が外山監督の『此の岸のこと』を観て感銘を受けたことをきっかけに交流をスタートさせたのだが、舞台のプロデュースや演出を手掛けていた豊原氏は「いつか映画を」という気持ちがあったそうで、外山監督との出会いを機に、急遽、映画制作会社となる「新世界合同会社」を設立したのだとか。豊原氏は「何かが始まるときってこうだよなと。あれよあれよという間に、ここまで来ていました。」と当時を振り返っている。
本作の制作にあたり「どこまでアナログでできるか。その想いは(プロデューサーとして)ありました。」と明かす豊原氏。その想いに応えるように、外山監督は練りに練った脚本を10ヶ月かけて完成させた。外山監督は、「これまでより大きな作品を手がけるわけですから、どこか保守的なホン(脚本)を書いたり、保守的な人選をしようとしていた。そこを「いや、やっちゃえ!」と、おふたりが(背中を)押してくれたんです。」と語っており、完成した脚本はプロデューサー陣からのバックアップがあればこそだったのだとか。
こうして完成した脚本は、可能な限りのセリフを省き、不要な情報を削ぎ落とした映画らしさが漂うものに。豊原氏曰く、「『ソワレ』は、危険性が強いわけでも、バイオレンスやセックスがあるわけでもない。でも、何か匂う映画にはしたかった。」と本作に込める想いを明かしている。
「現時点での外山文治の集大成」と小泉氏が明かす通り、センシティブな感性で唯一無二の世界観を作り出す新鋭、外山文治監督のすべてが詰まった本作。そして、この若き才能とともに日本映画の未来を見つめ、手探りで映画初プロデュースに果敢に挑んだ豊原功補と小泉今日子氏の熱き想いが詰まった映画『ソワレ』を、ぜひ劇場で堪能してほしい。

映画『ソワレ』

あらすじ

俳優を目指して上京するも結果が出ず、今ではオレオレ詐欺に加担して食い扶持を稼いでいる翔太。ある夏の日、故郷・和歌山の海辺にある高齢者施設で演劇を教えることになった翔太は、そこで働くタカラと出会う。数日後、祭りに誘うためにタカラの家を訪れた翔太は、刑務所帰りの父親から激しい暴行を受けるタカラを目撃する。咄嗟に止めに入る翔太。それを庇うタカラの手が血に染まる。逃げ場のない現実に絶望し佇むタカラを見つめる翔太は、やがてその手を取って夏のざわめきの中に駆け出していく。こうして、二人の「かけおち」とも呼べる逃避行の旅が始まった──。

キャスト

村上虹郎 芋生 悠
岡部たかし 康 すおん 塚原大助 花王おさむ 田川可奈美
江口のりこ 石橋けい 山本浩司

監督・脚本

外山文治

スタッフ

プロデューサー:豊原功補 共同プロデューサー:前田和紀 アソシエイトプロデューサー:小泉今日子
アシスタントプロデューサー:水野優子 ラインプロデューサー:金森保 音楽:朝岡さやか 音楽監督:亀井登志夫 撮影:池田直矢
照明:舘野秀樹 音響:弥栄裕樹 美術監督:山下修侍 装飾:中山まこと 衣装:宮本茉莉 ヘアメイク:河本花葉 編集:加藤ひとみ
スチール:敷地沙織 助監督:石川浩之 制作担当:柴野淳

『ソワレ』作品情報

制作プロダクション:新世界合同会社 制作協力:キリシマ1945
製作:新世界、ベンチャーバンクエンターテインメント、東京テアトル、ハピネット、ステラワークス、カラーバード
後援:和歌山県、(公社)和歌山県観光連盟 協力:御坊日高映画プロジェクト、和歌山市
配給・宣伝:東京テアトル
2020年/日本/111分/5.1ch/シネスコ/カラー/デジタル/PG12+
(C) 2020ソワレフィルムパートナーズ
soiree-movie.jp

8月28日(金)より全国公開

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