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マイルドなインド映画『遺灰との旅』【感想】第33回東京国際映画祭
- 2020/11/2
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今年は叔父さん増員!
『遺灰との旅』感想
六本木で開催中の第33回東京国際映画祭からTOKYOプレミア2020選出インド映画『遺灰との旅』。
昨年の第32回東京国際映画祭コンペティション部門で東京グランプリ/東京都知事賞を受賞した『わたしの叔父さん』に続き、叔父さん系。しかも、今年は叔父さんが複数登場、増えた。
映画ログスタッフのどこよりも早い感想レポートです!(日時・場所・チケットは映画祭公式HPでご確認下さい)
映画『遺灰との旅』感想
※この感想には一部ネタバレが含まれます。鑑賞前の方はご注意ください。
カルカニス一族の大黒柱の父が急死。息子オーム(役:アメーイ・ワーグ)、そしてオームの叔父さん叔母さんは父の遺言に従って、遺灰を撒く旅に出る。彼らの動機はずばり金。遺灰を撒いたのちに遺書の封を切ってよしと言い残されたから。
旅で運転手を務めるオームは定職にもつかず、兄弟の中で落ちこぼれ扱い。生前父親からは叱責され、道中も叔父さんから馬鹿にされ続ける。そんな、旅人たちもそれぞれ訳アリで、一筋縄には進まない。
一方、留守番をしている母は銀行へ預金を引き出しに行くと旦那には衝撃の真実が…。ということで、『アフター・ラヴ』と同様に急死した夫には別の家族が居ました系、再び。このネタが流行なのだろうか…。
参加者は癖があり、それぞれに事情を抱えていて、死んだ親父も問題だらけ。インド映画名物のソング&ダンスはないものの、時折叔父が繰り出すイイ音楽と、インドの風景を楽しみながら、訳アリ一族の絶妙な間を感じてみてはいかが?イチオシは何かを目撃した叔母さんが車に戻ってきた時。
予告動画
キャスト
アメーイ・ワーグ
モーハン・アーガーシェー
ギーターンジャリー・クルカルニー
作品情報
監督:マンゲーシュ・ジョーシー
ワールド・プレミア
公式HP:ashesonaroadtrip.com
109分/カラー/マラーティー語/日本語・英語字幕/2020年/インド
©Nine Archers Picture Company, 2020
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